2018.03.20

大人の趣味の為のライフスタイルマガジン「IN THE LIFE(イン・ザ・ライフ)」

「八ヶ岳、東京、ふたつの家」二拠点生活のススメ

八ヶ岳の別荘に止まっていたエアストリームに目をつけ、譲って欲しいと交渉。時価1000万円の代物をなんと100万円で手に入れることができたという。

自然に恵まれた八ヶ岳と、元々暮らしていた東京。二つの拠点を自由に行き来していた友枝康二郎さん。 あこがれの田舎暮らしと便利な都会。二拠点生活を実戦してきた達人に聞く。

田舎暮らしと東京生活は両立できる

フリーランスになったと同時に八ヶ岳は原村に土地を購入。その3カ月後にはログハウスを建てられた。行動力こそ、夢の実現への第一歩という事を、ご自身で証明してしまったのである。
 
平日は東京で今まで通りの生活。週末は八ヶ岳を訪れるという日々が始まった。その別荘ライフも、40歳を超える頃には、八ヶ岳を拠点にする事に。すっかり八ヶ岳が気に入ってしまったお子さんと、自分のお店を持つのが夢だったガーデナーの奥さんは完全移住し、友枝さんは週末だけ八ヶ岳に通う生活を送るようになった。
 
暮らし始めて気がついたのは、東京&八ヶ岳のデュアルライフを送っている人が結構いるという事実。今までの生活環境はそのままに、田舎暮らしを満喫するのは、特殊な事例でも、前途多難な難事でもないのだった。
 
要するに、やるかやらないかだけ。青写真を眺めているだけではなく、実行してみる。わずかな勇気があれば、あこがれが夢のまま終わらないという事なのだろう。

ごついブーツと使い込まれたスケートボード。山と都会の二重生活を物語る道具たち。

少年時代のあこがれはトム・ソーヤ。息子さんたちと作った ツリーハウスは、庭のカラマツが利用されている。

やわらかな日差しがさんさんと降り注ぐ手作りのサンルー ム。真冬でも、暖かくて快適な空間になるのだ。

バイクが趣味の友枝さんにとって、八ヶ岳は格好の遊び場。ヤマハTY125で林道ツーリングに出かけることも。

美しい森を眼下に眺める豊かな暮らし

眼下にひろがる針葉樹林の森。「見渡す限り」とはまさにこのことで、圧倒的なスケールで自然の素晴らしさや美しさを語りかけてくれる。友枝さんは、この景色が見下ろせる場所を舞台にした、新しい計画を進めているところ。

とうとう友枝さんご自身も拠点を八ヶ岳へ。ライフスタイルデザイナーとしてのお仕事を確立し、東京へは用があれば出かける程度になった。そして、成長した息子さんたちが東京の家で暮らし、休みを利用して八ヶ岳にやってくるようになったのだという。
 
はたして、夢の実現には、幾らの予算が必要なのだろうか?案内人は、田舎暮らしプロデューサー・友枝康二郎氏。東京・八ヶ岳間の二拠点生活を10年以上経験し、完全移住してしまった達人が現在取り組んでいるお仕事は、移住希望者のお手伝いである。

母屋はスウェーデン製のログハウス。冬場ともなればストーブで薪がパチパチとはぜ、のんびりとした時間が流れる。まさに、八ヶ岳生活を満喫するにふさわしい、うらやましくも贅沢な生活空間である。

八ヶ岳と東京の二拠点生活を楽しむ友枝さんが、自身の体験談などを元に新しい田舎暮らしの提案を書き記した「週末移住からはじめよう」(草思社刊 ¥1500+税)が発売中。

二拠点生活は始めた者勝ち

最初の一歩は土地の購入から。気がついたら、すべての夢を実現した八ヶ岳の家に住むことになっていた。愛車はランドローバーの初代フリーランダー。

「250坪の土地を100万円で買って、6畳のキャビンを300万円で建てる。素敵な隠れ家の完成です」。
 
土地の値段に驚くが、それでも東京へ十分に通える距離。そこに小屋を建てて、気が向いた時に訪れる。そんな生活が、ちょっとした高級車を購入するくらいの投資で手に入る!
「もっと気楽なのは、景色の良いところにある駐車場を借りる事。2区画借りて、一つにはトレーラーハウスを。そして、もう1区画に自分のクルマを駐車するんです」。
 
中古のトレーラーハウスを設置すれば、週末生活に不可欠な環境が完結する。それなら、あまり大かがりにもならず、予算も抑えられそうだ。それで、自然を満喫できる週末が堪能できるとすれば……。
 
確かに、完全移住となると、色々と悩みは多い。仕事は?家族の生活は??だが、二拠点生活ならば、現在の毎日に週末の田舎暮らしがプラスされるだけ。ずっと気楽にトライすることができてリスクも少ない。あとは決断するだけだと思うのだが、いかがだろうか?

HUNT vol.11

高級キャンピングトレーラーのエアストリーム。日本では持て余し気味になるはずの31フィートボディも、問題無く鎮座している。

かなりの広さを持つエアストリームの車内。音楽を流しながら新たな設計のアイディアを考えたり、移住を希望するお客さんと話をしたり。

ランチに、釜揚げのパスタをご馳走していただいた。新鮮で青々と輝く野菜たちも八ヶ岳では驚くほど安い。

田舎暮らしは果たして不便か?確かに、便利なコンビニまでは歩いて行けないが、クルマを使えばどうと言うこともないし渋滞もない。薪を割るのも楽しいと感じられるのなら、それは不便とは言わないのでは?

山暮らしをしていると必要な道具が変わってくる。足代わりの軽トラやチェーンソー、そして良く切れる斧。

母屋の書斎。書籍やモデルカー、レアなプラモデルキットが所狭しと。プロのモデラーとして専門誌を飾っていた事もあり、作例のできばえはお見事!

Lifestyle Designer MORISH 
http://blog.goo.ne.jp/tomodesmo

photo&text:Yoshiro Yamada

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