2018.01.22

大人の趣味の為のライフスタイルマガジン「IN THE LIFE(イン・ザ・ライフ)」

糸島に根差したモノと人が集う「Woodwork furniture akodeo...

毎週水曜日限定オープンのカフェ。注文を聞いてから豆を挽き、ネルドリップで丁寧に淹れるコーヒーは格別。ケーキは奥さまの手作りで甘さ控えめ。

糸島を拠点にモノづくりに携わる神武豊さんが手掛けた「カンスツール」は、ペール缶をリサイクルした収納兼椅子。 カラーバリエーションも豊富で実用的なので、ここ最近はアウトドア好きの間でも注目を集めている。

古いモノ新しいモノがバランスよく混在

祖父、父と代々、地元の木を用いたモノづくりに携わる神武豊さんが手掛ける「カンスツール」は、ペール缶をリサイクルした収納兼椅子。室内での使用はもちろん、アウトドアで汚れを気にせずガンガン使える優れものだ。座面にもなる蓋は地元・九州北部の杉材。表面は座り心地を確保するため緩やかに削り、側面には溝を設けたり、裏面に反りを防ぐ板を取り付けるなど、木材の特性である収縮を補う工夫が施されている。また、最近では、糸島の木工作家とコラボした矢羽継ぎ仕様の蓋も登場するなど、バリエーション豊富な色とともに選択肢の幅は広がっている。

「カンスツール」の他にも、身近な素材で何でも作っていた祖父の時代を意識し、神武さんは地元で入手可能な素材を用いた新しいプロダクトの開発にも積極的だ。その一方で、父の代から始まった住宅や店舗の内部工事、注文家具のデザインや制作にも携わり、さらには、週一日、建具職人だった祖父の作業場を改装したギャラリー&カフェもオープンしている。糸島を拠点に活躍する作り手たちも訪れ、神武さんは「当たり前に住んでいた地元の魅力を再認識できたり、さまざまな場所で経験を積んだ方たちから刺激をいただく、貴重な機会」になっているそうだ。

HUNT vol.11

屋根からにょっきり突き出す柿の木。これは祖父の代から増改築を繰り返してきたために起きた珍現象。

神武さん自ら探し出してきたデットストック品が並ぶギャラリー内。これらもすべて商品として販売中。

神武さんが幼少期に住んだ家を改装した、工房兼ギャラリー&カフェは、どこか懐かしい雰囲気が漂う。

木の収縮に対応するため、蓋のサイドには小さな切込みを。木を知り尽くした神武さんだからこその配慮。

キャンプ用品を入れてクルマに積んでおけば、いつでもどこでもアウトドアが楽しめる。ガンガン使えるのが「カンスツール」の魅力のひとつだ。

白や水色などの定番カラーから、黒板塗装や研磨仕上げ、夏の季節限定の黄色など、カラーバリエーション豊富な「カンスツール」。価格は8640円〜。

神武さんはフィルムカメラ好きでもあり、オリンパス・ペンFTやローライコード2など複数所有されている。お店にはメンテナンス中のカメラを展示。

「喫茶アコーデオン」 
address:福岡県糸島市三雲530 営業日:毎週水曜日 営業時間:13:00-19:00
http://akodeon.jimdo.com/

photo:Yoichi Sakagami / text:Natsue Ishikura

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