アメリカのホームセンターでは定番のガレージ床塗料「EPOXY Shield」
以前、アメリカ出張に行ったときにアメリカ版ホームセンター"THE HOME DEPOT (ホームデポ)"で発見した、ガレージ床用塗料の「GARAGE FLOOR COATING EPOXY Shield」。
いわゆるガレージフロアのコーティングキットで、アメリカでよく見るガレージの床を施工するための塗料である。今回は、実際にどのような施工方法なのか、どのような耐久性があるのか実験を試みたので、その模様をお伝えしたい。結果としては、予想以上に施工が簡単で仕上がりがよかったので、ぜひみなさんにもオススメしたい。
さて、気温13度というぼちぼちな天候の12月上旬、ガレージライフ編集部員3人と、VW仲間2人でVWショップ「ストローラーズ」のモルタルの床面のペイントを試みた。塗料が乾くまでの1週間は、ガレージ内部にものを置くことがでかないので、あらかじめガレージ内をかたづけておくというのが、まず第一歩。
弊社ホビダス・マーケットで購入していただければ、翻訳が付いているので安心。施工手順はさほど難しくはないが、施工前の床の状態によって仕上がりに差が出てくるとのことだ。
説明書によれば、モルタルに発生したクラックはあらかじめ補修をし、油分は洗浄してきれいにしておくのがベター。今回は、ペイント前にオイル染みを脱脂し、凹凸を削るなどしてキレイに掃除をしておいた。
当日はガレージの壁面の幅木にあたる部分をマスキングし終えてから、ベース剤と硬化剤を攪拌する。塗料を混ぜる時間は、その日の気温によって大きく異なるが3分以上と説明書には明記されている。筆を使い、ローラーでは塗ることができないスペースをあらかじめ塗り、ローラーで仕上げると同時に、もう1人の友人が付属したチップを均等にまいていく作業工程。最低でも2人のスタッフが必要になる。
われわれの疑問は、
「乾燥しても本当にこのチップは剥がれることはないのであろうか?」
「オイルが漏れても化学反応など起こしてペイントは剥離しないのであろうか?」
という耐久面であった。しかし、塗料は薄めることもなく、きれいに塗ることができるので素人4人でもきれいに仕上げることができた。40㎡の施工はおよそ2時間で終了した。ペイントがチップと乾燥するまではおよそ96時間を要する。
後日、クルマを入れてみてもタイヤ痕の付着は見受けられない。チップも硬化したペイントにしっかり付着しており、クルマを前後に動かしただけでは問題はない。若干、ホウキではくと溶着しなかったチップが剥がれるが、どうやら最初だけのようだ。強引にヘラなどで剥ぎ取ればもちろん塗料は剥がれてしまうだろうが。
本当に仕上がりは箱の図柄のようになった。ただしチップの蒔き方によって、濃いところと薄いところができてしまったのは反省。ついついチップを楽しくて蒔きたくなってしまうが、ガレージ全体のバランスを考えて蒔くことをおススメしたい。







