2018.03.28

大人の趣味の為のライフスタイルマガジン「IN THE LIFE(イン・ザ・ライフ)」

1988年3月にプレイバック!! レイルマガジン53号と北斗星

2015年3月14日到着の便をもって定期運行を終了した寝台特急〈北斗星〉。写真は定期運行最終日のカットで、終点・上野駅まであとわずか。定期運行終了後は、臨時列車扱いで運転が行われた。撮影:レイル・マガジン編集部

1988年3月の主な出来事

 今から30年前の1988(昭和63)年3月13日に開業した青函トンネル。長い間、北海道と本州を隔てていた津軽海峡を潜り、列車での往来を可能にしたトンネルの開通はまさに夢の実現であった。
 青函トンネル開業と同時に運行を開始した寝台特急といえば、〈北斗星〉である。レイル・ファンはもちろんのこと、そうではない人でも一度は耳にしたことがあるだろう。
〈北斗星〉は、上野~札幌間の約16時間の旅をより快適で優雅なものにできるよう配慮され、そのコンセプトさから「走るホテル」とも呼ばれた。そんな〈北斗星〉も2015(平成27)年8月22日の臨時便を最後に多くのファンに惜しまれながら運行を終了している。

 青函トンネル開通から4日後の1988年3月17日、日本初の全天候型球場で、現在も読売巨人軍の本拠地として知られる東京ドームがお披露目された。
こけら落としイベントでは、イギリスのロックバンド、「ローリング・ストーンズ」のボーカルとして世界的に有名なミック・ジャガーの初来日公演が行なわれた。73年に一度来日が決定していたもののドラッグ問題で入国ができなかった一件から15年の時を経て、初来日を果たしたのだからファンにとってはほかのどんなことよりも印象深い出来事であろう。
 音楽の話題と言えば、「今宵の月のように」などの楽曲で知られるエレファントカシマシがデビューしたのが1988年3月21日のことである。

運転開始初日に上野駅で実施された寝台特急〈北斗星〉の出発式。牽引機は、現在も田端運転所に配置されているEF81 95が担当した。撮影:レイル・マガジン編集部

 そして“エレカシ”のデビューから一夜明けた1988年3月22日に発売されたのが『レイル・マガジン 53号』である。特集では「春を彩る新車たち」と題して、JR九州のキハ183系1000番代“オランダ村特急”や〈北斗星〉客車などを主要諸元表や形式図を交えて紹介。1988年4月1日に発足1周年をひかえたJR各社が、意欲的な新車を続々と発表しているタイミングであった。
 “オランダ村特急”は「ハウステンボス」のルーツとなった「長崎オランダ村」へのラグジュアリーなアクセス車輌として登場し、小倉~長崎間を結ぶ季節特急として運転を開始した。当時人気の高かったディーゼルカーのジョイフルトレインであったが、改造車ではない新車での登場はジョイフルトレインでは初であったため、大きな注目を集めた。

 そんな社会的にも鉄道業界的にも大きな話題に事欠かなかった1988年3月であるが、その1ヵ月後の1988年4月にも瀬戸大橋開通や美空ひばりさんの「不死鳥コンサート」など、大きな話題が続く。次月はそれらの話題に触れていきたい。

1988年3月20日より運行を開始したキハ183系1000番代“オランダ村特急”。485系特急型電車とEC・DC力行協調運転が行われた。撮影:レイル・マガジン編集部

NEWS of IN THE LIFE

ARCHIVES

RANKING

POPULAR TAG

NEWS

SEARCH