2018.03.05

大人の趣味の為のライフスタイルマガジン「IN THE LIFE(イン・ザ・ライフ)」

BBQに欠かせない、炭の種類、用途で美味しさにも差が!!

千葉県の鉄鋼団地内にある業界最大手、炭の「ヒロビン」さんへおじゃましてお話を伺った。

チャコールバーベキューに欠かせないアイテム、それは炭(チャコール)だ。炭といっても様々な種類があり、また用途も違う。 そこでココではBBQの炭について考えてみよう。

 一口に木炭といっても様々な種類があ る。まず大きく分けるとすると、天然木 炭と成型木炭の2 つに分類される。全国 燃料協会が定めるところによると、天然 木炭には黒炭、白炭、備長炭の三種類が あり、また成型木炭にはオガ炭(黒)、オ ガ炭(白)の2種類がある。ちなみに炭団 (たどん)はデンプンなどの接着剤を使用しており、練炭や豆炭は石灰を原料とし ているので木炭ではない。また、白炭の 中でも原料や品質基準が高いものを「備 長炭」と定義している。

 一般的にはBBQに使用する炭は黒炭、 オガ炭(黒)となり、稀ではあるがオガ炭 (白)も用いられることもある。天然木の 白炭、備長炭は高価で着火性が悪いが故 に一般にはあまり流通していない。その ため入手も困難でBBQ には向いていな いといえるだろう。  黒炭は、大きく分けると輸入品と国産 品に分けられる。輸入品はマレーシアや インドネシアのマングローブが多く、こ ちらは1kg あたり100 円ちょっとと非常 に安価。しかし煙が多く匂いも強いため、燻したりなどの作業には向かないので注意が必要だ。国産品では殆どのシェアを占めているのが、ナラやシズナラを 材料とした岩手の切炭。こちらは1kg あ たり400 円程度と高価だが、匂いが少な いので蓋付きのグリルで行うBBQ には適している。

 オガ炭(黒)は入手しやすく着火性に も優れ、火持ちも少し良くなるのでオス スメ。価格が1kg200 円弱とそれほど高 くないのもいい。入手できるなら火持ちの良いオガ炭(白)と黒炭、或いはオガ炭 (白)とオガ炭(黒)と言った具合に、用途によって使い分けたり、組み合わせたりするのが賢い使い方だ。

 最後に、炭は天然も成型も安定供給が 難しいというのを覚えておこう。他に代 わりがない上に雨が続けば生産量がガク っと落ちるので、問屋クラスでは過剰と も思える在庫を確保しておかなければならない。今回取材した廣備さんは、国内 在庫1000t を誇る業界最大手といっていい規模だが、それでも昨年の台風被害では種類によっては在庫が無くなったとい うから、どれだけ在庫確保が難しいか分かるというものだ。また、バイオマス、 畜産といった新技術領域で成型炭の材料 であるオガ粉が必要となっており、世界 レベルで供給不足となっている点も在庫確保の難しさにつながっている。炭も現 在では貴重な資源となっているのだ。コレを読まれている皆さんも、炭を使うときは過剰に使いすぎないように注意して頂きたい。

黒炭

国産品ではコナラ、シズナラを原料とした岩手産の切炭がシェアの殆どを占める。極僅かだがナラを原料とした熊本産もあ る。海外産だとマレーシアやイ ンドネシアのマングローブを原 料としたものが多い。

オガ炭(黒)

高級品ともなれば比較的安価であるにも関わらず、火力、火持ち、焼き 上がりなども天然炭に見劣りしない スグレモノ。太さが均一だが火力調 整は難しい。爆跳がないので安心し て使えるなどの利点がある。

オガ炭(白)

オガ炭黒に比べて火持ちがよく調整も効き火力が高いが、その分着火がかなり難しく、価格もやや上がる。 また一般になかなか流通し ておらず、簡単に手に入ら ないなど一般で使うにはや やハードルが高い。

備長炭

とにかく着火に手間取るのでBBQ にはオススメできない。だが燃焼時間が長く火力調整が効き、灰も少なく匂いも少ないなど、店舗など着火に関する設備が整っているなら非常に使いやすい炭といえるだろう。

代表的な炭の特徴と価格は?

黒炭の代表的な「岩手切炭」。だいたい1kgあたり300 ~ 400円ぐらい。BBQで使うならデイキャンプなど時間が短い時に適する。泊まりなどで長い時は、着火に用いて他のオガ炭へ火を移すのがいいだろう

宮崎県産のひむかのオガ炭。10kg2000円程度と買いやすい価格帯だ。

わかば備長炭の二級品。二級品 ともいえども、性能はなかなか。価格が1kgあたり300 ~ 400円とリーズナブルなのが嬉しい

こちらはオガ炭の中でも高級品の部類。1kgあたり600 ~ 700円。

NEWS of BBQマガジン

ARCHIVES

RANKING

POPULAR TAG

NEWS

SEARCH