2018.04.09

大人の趣味の為のライフスタイルマガジン「IN THE LIFE(イン・ザ・ライフ)」

Mr.Kを偲びながら創るダットサン620、1975 DATSUN PICK UP

◆Builder:鵜飼 誠 ◆Base:mpc1/25

日産じゃなくてDATSUN DUTSUN FOREVER

「せっかく根付いていたDATSUNブランドをNISSANにしてしまうなんて、とんでもないことだと私は怒ったんだ」。かつてMr.Kこと、片山豊氏(元北米日産社長)にインタビューした時に、当時のことを氏がそう語っていたのを忘れない。
 
 そうDATSUNブランドは廃止が決まる1981年の時点でしっかりアメリカ大陸に根をおろしていたのである。そのきっかけを作ったのは他でもない、片山氏が熱望して市販化が実現したフェアレディZと、510である。「510を積んだ船が港に入ってきた時、“ああ、これでアメリカでやっと売れるクルマが手に入った”って、嬉しくてね」。そう語った氏も2015年2月に105歳でこの世を去られた。「人生は50歳からだよ」、50歳で北米日産の社長となり、その後わずか20年あまりでアメリカ大陸にDATSUNの名を浸透させた偉大なるMr.Kの言葉は今なお心に焼き付いている。

mpcのダットサン620ビックアップ

 アメリカのプラモデルメーカー、mpcが1975年に初の日本車キットとして世に送り出したのがこのダットサン620ピックアップだ。内容はアメリカのプラモデルのスタンダードであるフルディテールで、別体のラダーフレーム、エンジンも正確にスケールダウンされている。作例は前面に出過ぎたフロントグリルの外周枠を追加して、奥目がちな顔に作り直した以外は素組。基本プロポーションの良さに驚かされる。再販を熱望したくなるキットのひとつだ。

1970年代でこの再現力! これがアメプラの凄さだ。

実車の人気は今なお 衰えず、されどキットは絶版

Mr.Kの話を引き合いに出すまでもなく、アメリカでも高い人気を誇ったダットサンブランド。620はmpcの他、レベルから1/25、モノグラムから1/32のキットが発売されている。また日本のバンダイも1/20でアメリカナイズされた雰囲気のカスタム仕様をリリースしていた。

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