2018.04.20

大人の趣味の為のライフスタイルマガジン「IN THE LIFE(イン・ザ・ライフ)」

不思議ワールド炸裂!『サカモトキョーコの世界』

カラフルに絵付けされた人や動物、地球外生命体……。粘土人形作家・サカモトキョーコさんが作るのは、想像や空想の中で作られた独自の世界観から生み出される個性豊かなキャラクターたち。見れば見るほど人形の世界に惹き込まれる不思議ワールド“サカモトキョーコの世界”へようこそ!

今にもしゃべり出しそうな表情を浮かべる女の子やサボテンの妖怪を思わせる刺々しい佇まい。目が合ったら最後、強烈な個性から放たれる不思議ワールドへと引きずり込まれる!
 そんなキケンな人形たちを手掛けるのは粘土人形作家のサカモトキョーコさん。〝野望〟や〝挑戦〟とは無縁のほのぼのとしたオーラの持ち主だ。その控えめなキャラクターは時に周りから心配されるくらいの〝のんびり屋〟なのだとか。
 「テーマは毎回決めてないんです。作りたいキャラクターをその日の気分で気の向くままに作っています。本当はテーマとか決めて作った方がいいんでしょうけど(笑)。とにかく人形づくりが好きだから好きなキャラクターをずっと作り続けています」
 大学では建築学を学び、卒業後は建築関係の仕事に就くんだろうなぁと漠然と思っていたサカモトさん。その頃から趣味で粘土人形を作ってはブログにアップしていたそうだが、ある人からのオファーで転機が訪れる。
 「京都にあるカフェ「エフィッシュ(efish)」のオーナーで、当時Appleのインダストリアルデザイナーだった西堀晋さんから『ボクの店で個展をやらないか』と連絡をもらって。卒業してから西堀さんのお店で定期的に個展をやるようになってから、縁あって目黒や銀座、茅ヶ崎でも個展を開くようになり、気がつけば作家の道へと進んでいました」

異なるキャラクターを共存させることで不思議な調和を生むサカモトさんの人形たち。自由な組み合わせで無限の楽しみが広がる。

 主に石粉粘土を使い、造形から絵付けまで一体一体、手作業で仕上げていくサカモトさんの人形は、その美しい出来栄えにまず驚かされる。人形の命ともいえるヤスリ掛けには30分以上をかけ、滑らかな下地を作り上げていく。スプレーガンなどは一切使わないという絵付けは、筆の
みというこだわりだ。
 「作り終えるとナンバリングするんですが、昨年の個展で1500体を超えました。数的に小学校1校分くらいかな(笑)。ちびまる子ちゃんじゃないけどクラスに一人はいるヤツみたいな、だいたいのキャラクターはいるんじゃないかな。よく飽きずに作っているなぁと自分でも思います(笑)」
 2004年に京都で個展をスタートさせ、気づけば14年目を迎えていたとうサカモトさん。個性際立つ人形たちとは裏腹に、純粋で素朴でどこまでもマイペースなその人柄は、やっぱり〝クラスに一人はいるヤツ〟であり、そのほのぼのとしたキャラクターは人形そのもの。そう、人形は、作り手に似るのだ。

なんとなく鳥っぽいヤツとか、犬っぽいヤツとか、クラスに一人はいる変なヤツとか。そんなクラスメイトを俯瞰で見る冷静女子とか。

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