2018.04.26

大人の趣味の為のライフスタイルマガジン「IN THE LIFE(イン・ザ・ライフ)」

あこがれの絶景登山に挑戦しよう! その1

装備を調え、本格山へ踏み出そう!  癒やされる森と渓谷、胸のすく大展望、雄大な眺望。 ここに紹介しているフィールドは、登山してこそ見られるすばらしい絶景が目的地です。その登山道は、石くずが散らばっていたり、滑りやすい岩や根が露出していたりと歩きにくい箇所が現れるため、トレッキングシューズは必須。 足もとをしっかり固めて、本格登山をはじめましょう!

立山

日本有数の名峰を目指し、3000m世界の頂に立つ

 立山は、北アルプスを代表する山で、大汝山、雄山、富士ノ折立の三峰からなる山塊の総称です。中でも山頂に神社が祀られる雄山は、古くから山岳信仰が盛んで、富士山、白山と並ぶ日本三大霊山として広く知られ、多くの人びとが登拝しました。
 いまでは、立山黒部アルペンルートの利用で手軽にアクセスできることから、子どもから年配者まで、幅広い層が登山を楽しんでいますが、その登りは急で、足もとは石くずだらけ、決して楽ではありません。
 一般的に立山に登ると言えば、雄山神社が建つ雄山への登山。その山行は、登山拠点となる室堂平にアクセスすることからはじまります。短い夏のシーズン、室堂平は観光客と登山者でたいへんなにぎわいです。立山の美しい姿に魅せられながら、一ノ越へ石畳の道を進みましょう。

ご祈祷料500円を納め、鳥居をくぐって山頂社殿へ。標高3003 m で受けるご祈祷は、意外にもユニークでわかりやすく、貴重な体験。

西沢渓谷

リフレッシュ効果バツグン!麗しの渓谷トレッキング

 西沢渓谷は、山梨県北部の埼玉県との県境近く、秩父多摩甲斐国立公園にあります。紅葉の名所として広く知られ、渓谷を縁取る森は、15種を数えるさまざまなカエデ、ブナやトチ、ミズナラなど、豊かな落葉広葉樹からなっています。
 新緑と紅葉の季節には、しぶきを上げる渓流の白、滝壺の神秘的なエメラルドグリーンが相まって、天然色の華麗な競演が見事です。渓谷はまた、フィトンチッド(木々が発するシャープな香り)に滝のミストが混じり、とても清々しく、うるおいたっぷりの空気に満ちています。
 トレッキングルートはいたってシンプル。大小8つの滝を愛でながら渓流沿いをアップダウンして進みます。全体に整備された登山道ですが、見上げる階段や急な登り下りもあり、また、滑りやすい露岩もたび

美しくも妖しい水の色に見とれ、なまめかしい水の動きにくぎづけになってしまう『母胎渕(甌穴)』。

那須岳

地球のエネルギーを感じる、激しく荒々しい火山を体験

 那須岳は、栃木県の北に位置する茶臼岳、朝日岳、三本槍岳などの峰々からなる山塊の総称です。ここでは那須岳の主峰、茶臼岳と、その隣で赤く荒々しい山肌を見せてそびえる朝日岳に登ります。
 茶臼岳山腹の山麓駅からロープウェイに乗り込むと山頂駅へ一気に駆け上がり、降り立つのは標高1690mの九合目。目の前に広がっているのは草木のない荒涼とした世界です。すぐに砂れきの斜面を登りはじめると、砂に滑って足を取られるのを踏ん張るように進みます。
 やがて頂上直下はガレガレの岩場。岩につけられたペイントマークを頼りによじ登ると、岩が重なる茶臼岳山頂に登頂します。山上は大きな爆裂火口跡。そのふちをひと回りしたらいったん下り、山腹を牛ヶ首に向かいましょう。

斜面を横切ってつけられた狭い登山道は高度感たっぷりで緊張の場面。山側にからだを沿わせるようにして慎重に足を運ぼう。

木曽駒ヶ岳

あこがれの雲上世界へ!アルプスデビューしよう

 木曽駒ヶ岳は標高3000m級の中央アルプスの最高峰です。南側の稜線上に、ピラミダルな中岳、ゴツゴツした岩山の宝剣岳などの峰々を従え、特徴的な山上の景色を形づくっています。稜線は宝剣岳から崖のように切れ落ち、その斜面はお花畑や錦繍の紅葉で有名な千畳敷カール。木曽駒ヶ岳登山は、この千畳敷カールが核心部と言えるでしょう。
 ふもとからロープウェイに乗ると、千畳敷カールの底に着きます。少し下って左の写真の剣ヶ池に立つと、圧倒的な存在感で迫るカール。まるで巨大な屏風です。このカールを登りきる山上の乗
越浄土まで、ジグザグにつけられた登山道を登ります。急登は見た目以上にきつく、息が上がります。ジグザグの角によけ

北側からの眺めは高度感たっぷり

北横岳・三岳

登山ビギナーの高峰体験におすすめの、爽快な練習山

 北横岳は、八ヶ岳の北端に位置して南峰と北峰の二峰からなる双耳峰です。標高2480mの高峰でありながら、2230mの高みまでロープウェイで上がれるために高低差が少なく、山頂往復の歩行時間は2時間20分と、高山のデビューにおあつらえ向き。
 とはいえ、決してお気楽登山ではありません。短い区間で高度を稼ぐ急登、石がごろつく登山道、歩きにくいザレた坂も待ち受けます。
 登頂を果たしたら、来た道を戻る途中の分岐を進み、三ッ岳にも登りましょう。三ッ岳は、ゴツゴツとした岩肌を持って灌木帯に姿を現わす
岩峰。岩に手をかけ、安全な足場に足を乗せ、全身で頂を目指す、まるで天然のジャングルジムです。
 北横岳と三ッ岳の連登で、高峰体験と岩場のスキルアップが図れます。

三頭山(都民の森)

みずみずしい緑を見上げて、森の香りを胸いっぱいに!

 三頭山は、奥多摩湖の南、東京都と山梨県にまたがる県境の山です。標高1000~1500mの南側一帯は、山岳公園『都民の森』として整備され、総延長23㎞にわたって登山道と遊歩道が張りめぐらされています。
 もっともポピュラーな登頂ルートは、ビジターセンターの森林館を起点に、鞘口峠を経由して山頂を目指すもの。三頭山の最大の魅力と言えるブナの森を登って行きます。
 鞘口峠をあとにすると、壁のような登りにはじまり、急登続きでたじろぎますが、焦らずゆっくり。息を上げないよう、空を埋める緑を見上げて森林浴を楽しんで行きましょう。
 やがて、三つある山頂に次々立つと、下山はムシカリ峠に下り、沢沿いの『ブナの路』の下り。ブナやシオジ、カツラの大木も見られます。

日向山

奇抜な景色とワイドな展望、インパクト大の感激山へ!

 日向山は、甲斐駒ヶ岳から北側に伸びた尾根に位置し、南アルプスの前座的な山です。
 三角点がある山頂は木々に覆われて展望はありません。が、山頂の西側、砕けた花こう岩の白砂が広がる雁ヶ原に立てば、背後に甲斐駒ヶ岳が迫り、正面には雄大な八ヶ岳を望むワイドな展望が広がっています。そして目に飛び込んでくる、おびただしく立つ白いにょきにょきの岩塔!
 単調な樹林帯の一気登りから解き放たれて出会う景色は、あ然とするばかりです。ショッキングなほどに大胆に一変する風景と、豪華な展望、そして驚きの奇岩の光景は、ほかの山にはない、インパクトのある山行を約束してくれます。
 ぜひとも、眺望が約束される晴れの日狙いで登山口に立ちましょう。

切込湖・刈込湖

野鳥の声にこころを弾ませ、空の色を映して静かな湖へ。

 切込湖・刈込湖は、奥日光湯元温泉の北、三岳の北麓にある湖です。
 このトレッキングでは、静かな湖をめぐって三岳のすそを回り、森を抜けて光徳牧場へ。奥日光の自然を満喫するルートを歩きます。
 湯元温泉から歩き出して登山道に入ると、明るく穏やかな森を緩急を重ねて登り、やがて階段を下って刈込湖に出ます。荷物を下ろしてひと休み。次に向かうのは涸沼。ここでは広大な草原にカラマツが点在する、絵のような風景が見られます。
 涸沼から胸突き八丁の急坂を登ると山王峠。峠からは一変して下りです。ダケカンバ、カラマツ、そしてミズナラと群落する樹種が変わる森を楽しみます。下りの勾配も徐々にゆるみ、再び整備段の急な坂を下ると光徳牧場は間近。ゴールには、お楽しみの牧場アイスが待っています。

飯盛山

ぽかぽか陽気の日に登って山ごはんしよう!

 飯盛山は、八ヶ岳の東側を通るJR小海線でアクセスできる山。ここでは、野辺山駅から歩き出して清里駅に下りますが、登山口の平沢峠には駐車場があり、マイカー派はここをスタートし、山頂を往復します。
 野辺山駅からウォーミングアップで登山口に着くと、登山口からすぐに少しきつい登りです。まずは手前の平沢山に立つと、向かう飯盛山の景色は抜群。ただし平沢山の南斜面はザレて急! 慎重に下りましょう。
 飯盛山の山頂は、八ヶ岳はもちろん、南アルプスや富士山を望む大展望。山頂は狭いため、いったん下って展望台に移り、眺めを楽しむのがおすすめです。下山の道は、遊歩道のように歩きやすく整備されており、やがてカラマツなどの森を抜け、集落を通って、清里駅に向かいます。

陣馬山

大きな空の下、のびのびごきげん山ごはんしよう

 陣馬山は、東京都八王子市と神奈川県相模原市の境界に位置する山です。山頂に通じる登山道は東西南北多岐にわたり、多様なルートで楽しめます。はじめての陣馬山なら、藤野駅が最寄り、マイカーも鉄道&バスもアクセスがよく、人気の陣馬登山口から登るのがよいでしょう。
 陣馬登山口には3本の登山道があり、登りのおすすめは比較的勾配がゆるめの一ノ尾尾根。まずは集落を抜けて車道の坂を登ります。本格的な山道に入ると、よく歩かれて歩きやすい土の道。急なつづら折りでは息が上がります。何度も緩急を重ね、やがて長い階段を登りきると、白馬が待つ山頂です。
 下りは、陣馬登山口へ最短で戻る栃谷尾根。登りと違う樹林帯の景色を行きましょう。ただし一ノ尾尾根よりも勾配はややきつくなります。

ARCHIVES

RANKING

POPULAR TAG

NEWS

  • IN THE LIFE
  • あこがれの絶景登山に挑戦しよう! その1
SEARCH