2018.04.29

大人の趣味の為のライフスタイルマガジン「IN THE LIFE(イン・ザ・ライフ)」

LIFE with FILSON in テキサス・ダラス#2

アメリカを代表するアウトドア・クロージングブランド『FILSON』。これまでHUNTでは、幾度に渡り同社の御膝元であるシアトルに訪れ、ショップやフィルソン・ガイの取材を行ってきた。今回は目の肥えた読者諸兄のために舞台をテキサスに移し、フィルソンと生活を共にするアウトドアマンや、注目のショップを紹介しよう。カウボーイだけじゃない、ワイルドでイカしたアメリカ南部をご覧あれ。

ダラスから全米に発信するネイバーフッドマガジン。

コミュニティ、ヘリテージ、ディスカバリーといった視点からアメリカのカルチャーを掘り下げる雑誌。近頃は一人のアーティスト、被写体に焦点を当てた「REFUELED one series」を展開。

 2人目のフィルソン・ガイは、REFUELED(リフューエルド)という自費出版の雑誌を作っているエディター。幼いころから旧いものやアウトドアが好きで、フィルソンも大好物。ここでは、そんな彼が発行している雑誌について伺った。

 クリス・ブラウンさんは年2冊のペースで発行している自費出版の雑誌『リフューエルド』の編集長。同誌は彼が発信したい事を

〝雑誌〞で伝えるというシンプルなコンセプトのもと、個人的に注目するアーティストやモノの紹介し、カルチャーに迫る記事を掲載している。彼のモットーはラブ&シェア。リフューエルドは雑誌というよりも、パーソナルジャーナルとして発信しているのだという。創刊したのは10年ほど前。それまでミュージシャンやグラフィックデザイナーとして活動をしてきたクリスさんは、仕事でWEBに携わる機会が多くなるにつれて、今の時代だからこそ雑誌で自分の思いを爆発させたくなったのだという。

 「私の雑誌作りの原点は私が8歳の時。本当に他愛もないのですが、誰が引っ越してきたとかいう地元の情報やマンガを載せた冊子を、友人に見せるために作っていました。リフューエルドもその延長で、自分の周りのコミュニティや、新しい事、面白いことをシェアするのが目的なんです」

 クリスさんは文化が花開いた60年代の雑誌のように、熱量高く〝生の情報〞を伝えている。

クリス・ブラウンさん。1958年生まれ、バーモント州出身。様々なカルチャーが渦巻いた60年代を体験し、音楽、芸術、メディアに強い影響を受ける。現在はダラス近郊を拠点に『REFUELED』の出版を行っている。http://www.refueledmagazine.com/

ヴィンテージウェアにも造詣の深いクリスさんは、最近『REFUELED HERITAGE Co.』というブランド名でアパレルの販売も開始。60~70年代のモノからアイデアを得たカバーオールは250ドル也。

Airbnbで牧場に泊まる。

一家が持つ7.5エーカー(約9000坪強)の土地の多くは牧草地。乗馬させてもらう体験は行っていなかったようだが、わりとゲストには放任で、馬に近寄っても問題なかった。

 せっかく異国を旅するなら、宿泊先もチャレンジして選びたい。最近の旅はホテルやモーテル、キャンピングの他に民泊という選択肢も確立され、人気を集めている。世界展開しているAirbnbなら日本語サイトもあって使いやすいうえ、登録されている件数も多いので面白そうな宿もたくさん見つかる。複数人で泊まったり、連泊すればその分割安になるし、何より、ホストと触れ合うという民泊ならではの楽しみもある。また、その場所で過ごすことで現地民になった感覚を味わうのは貴重な体験だ。今回はたまたま編集部が泊まった場所が面白かったので、せっかくだから紹介させていただく。

 ダラス市街から西に30分程度クルマを走らせたあたり、パーカー郡は都市部の喧騒とはかけ離れた牧草地帯が広がるエリアだ。今回のホストは、20年ほど前に彼の地に移り住んできたというシャーリーさん一家。辺りには中・小規模の牧場が点在する長閑なところで、シャーリー家の敷地にも、馬、犬、ネコ、ニワトリがのびのびと暮らしていた。貸し出しているのはガレージの2階に位置する30坪ほどのゲストハウスで、バルコニーに出れば青々とした牧場を見下ろせる気持ちのいい場所である。

 チェックインした後は、夕日を浴びながら人懐っこい動物たちと戯れて、穏やかに過ごすことが出来た。

 「中庭のプールにも入って良いし、その隣の東屋もご自由に。バーベキューグリルも出しておくので使いたければどうぞ」。と、気さくな奥様のお言葉に甘えて、大いに寛がせていただく。シャーリー一家は気さくな方々で、ハンティングが趣味のご主人、クルマ好きな息子さんも話し相手になってくれた。

 HUNT編集部としてテンションが上がったのは、「俺が獲ったシカのトロフィーを見せてあげるよ」。と、閉じられていたガレージをご主人が開けた瞬間。トロフィーそっちのけで、ゴリゴリにカスタムされたJEEPの姿が目に飛び込んできた。日本では車検の関係でここまでカスタムされた個体はそうそうお目にかかれない。これはご主人が1981年に新車で買って以来、壊れては直して……を繰り返し乗り続けているのだという。聞けばこれでハンティングに出かけるし、ロッククローリングのレース出場、ジープジャンボリーへの参加もしているとのこと。

 こんな思いがけない出会いの可能性があるというのも、民泊の面白さなのだろう。その後、日本とアメリカのクルマ遊びについてご主人と熱く語り合った。我々は事前にリサーチしてしまうのが悪い癖だが、本来旅は予定調和にない事を楽しむ行為でもある。我々は民泊を通して、そんな根本的な事に気付いたのだった。

ネコ、ウマ、イヌ、ニワトリ。牧場の中には、撮ってくれと言わんばかりにポーズを決めてくれる動物たちがたくさん。

朝日に包まれた中庭。牧場を眺めながらのモーニングコーヒーは格別だ。

ゲストハウス内は広いワンフロア。重厚なキッチンカウンターとダイニング、リビングが設けられており我々3人では持て余してしまうほど。クイーンベッドが2つと2段ベッド、簡易ベッドがあるので5人は余裕で泊まれるだろう。バスルームはアメリカンサイズで、ジャグジーもついていた。

直径44インチ、幅20インチという化け物タイヤを履いたジープ。ちなみに運転している息子さんは現行のラングラーをカスタム中。

【※シャーリー家に泊まりたくなったら?】
サンセットヒル・リゾートと銘打つだけあり、美しい夕暮れを迎えることが出来るシャーリー家。宿泊希望の方はAirbnbのWEBからご予約を。
https://www.airbnb.jp/rooms/20692784

ラグジュアリーウエスタンウェアの老舗 PINTO RANCH

西部開拓時代から続くカウボーイの伝統的ファッションを支える名店。同店では本物のウェスタンアイテムを伝承し、再提案しているのだ。

テキサスの洋服屋でカウボーイハットやブーツが売られていることは珍しくないし、街で身に着けている人も意外と多い。彼の地では、ウェスタンアイテムは皮膚の一部だという人もいるのだ。『ピントランチ』は、ラグジュアリー・ウェスタンウェアをコンセプトに掲げたショップで、ヒューストン、ダラス、ラスベガスに4店舗展開。ベストクオリティーを求め、ブーツやシルバーといったアクセサリー関係は基本的にはハンドメイドのモノだけをセレクト。ブーツでいえばカウボーイが仕事で履くミドルレンジのモノでなく、格が高く、正装として着用されるようなハイエンドなモノを中心にラインナップしている。同店はテキサスで一番多くのブーツを取り扱っているそうで、その知識は豊富。ここに行けばお好みの一足が見つかることだろう。

ピントランチのダラス店は高級ブティックが並ぶ商業施設内に店を構えているが、建物内なのにロッジのような建造物が建ってしまうくらい広い。カウボーイスタイルが板についたトムさんも、懇切丁寧に接客してくれる。

質実剛健を愛するカウボーイからも支持されているフィルソンのバッグは、ラギッドツイルのアイテムを中心に展開。

上質なブーツは500ドルからラインナップ。オーストリッチのモデルは1075ドルだが、モノを見れば納得できてしまう。ハットやシルバーもテキサスで作られたものだ。

PINTO RANCH
8687 North Central Expressway,Suite 2184,Northpark Center,Dallas, TX
c10:00~21:00(月~土)、11:00~19:00(日)
https://www.pintoranch.com/

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