2018.05.24

大人の趣味の為のライフスタイルマガジン「IN THE LIFE(イン・ザ・ライフ)」

楽しくてラクならそれでいい?「究極のBBQとは」

 今回のお題は「究極のバーベキュー」。ちなみに私はあのグルメ漫画『美味しんぼ』のファンである。
 山岡の究極の料理とその父である海原雄山の至高の料理。“究極と至高”の対決を毎回楽しみに読み、食の奥深さや食材や料理方法の知識を深め青春時代を過ごしてきたと言っても過言ではない(大げさ)(笑)。
 私の夢はこの『美味しんぼ』の登場人物である山岡士郎に「この人があの究極のバーベキューマスターである下城さんだ」と漫画の中で紹介されることである(ほんと)。

 さて今回のお題である究極のバーベキューの話に戻そう。
 そもそもその"究極"とはなにかというところから考えなければならない。何事も極めたところからリアル(本物)が見えるという考え方は、先般の『美味しんぼ』と同じ考えである。究極を求めるとなると少し面倒なことだけれど、色々と深く考えなければならない。そのヒントとなるものがあるのでご紹介しよう。

 実は昨年、私が会長を務める日本バーベキュー協会では"究極のバーベキューカー(ultimate smart barbecue car)"なるものを日産自動車とコラボレーションして一緒に作ったことがある。ご興味ある方は下のURLで動画を見てほしい。きっとその内容や装備に驚愕するはずである。
 この究極のバーベキューカーである「ウルティメイト・スマートバーベキューカー」のコンセプトは、"いかに快適で楽しくバーベキューができるか"というところに力点が置かれている。車は電気自動車で、バーベキューグリルも電気で、地球のヒートアップの原因となる二酸化炭素を含む排気ガスは出さない。バーベキューで発生するゴミもコンポストに入れて肥料化するという、ゼロエミッションカーなのです。

 そして野外ならではの悩みである蚊の問題や夏の暑さ対策、そしてバーベキューだけではなくAVやカラオケなどのエンターテイメントも重要なのです。高級な食材を使うのが究極のバーベキューなのか? というと実はそうではなく、快適な環境や皆で楽しむことのほうが重要という考え方から作られたクルマなのです。

 この究極のバーベキューカーが示すように、バーベキューを"究極に美味しく"するには、美味しい食材や正しい焼き方という方法論より、実はバーベキューの参加者の快適さや楽しさを優先する方法論が正しいのではないか、と考えています。
 それを実現するために、私が提唱するこれからの日本のバーベキューの進む道を示した「スマートバーベキュー」を、ここでご紹介させてもらおう。これには以下の4つの定義があります。

 1.自分に優しく
 2.相手に優しく
 3.環境に優しく
 4.社会貢献できる

 "優しく"という言葉を"楽する"と変換してもらうとよりわかり易いかもしれません。このスマートバーベキューという考えは、今までの日本のバーベキューで「楽をしてはいけない」というイメージに囚われた日本の野外焼肉バーベキューとは全く別の方向性を持っています。

 どうすれば"楽で楽しい"バーベキューになるかということを考えることこそ、究極のバーベキューに近づくのです。勿論そこに美味しい食材と正しい焼き方、そして楽しい雰囲気が加われば、それこそ本物の「究極のバーベキュー」となるはずです。
 食材や料理法だけではなく、みんなが快適に楽しくできるバーベキューを目指してください。
 もし機会があれば、次回はその具体的な方法をご紹介したいと思います。

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