2018.05.13

大人の趣味の為のライフスタイルマガジン「IN THE LIFE(イン・ザ・ライフ)」

イギリスの名門バイクブランドを訪れる『Nortonはお城が会社だった!』

イギリスの名門モーターサイクルブランド「ノートン」。本社と工場はドニントンサーキットに隣接するお城の中にあった。古くて新しいノートンを紹介しよう。

ノートン本社にある立派なお城。お城は一部のみ使われている。

 ロンドンから北へクルマで2時間半、プレミアム・スポーツバイクメーカーの「ノートン」本社は、ドニントン・パーク・サーキットのすぐ近くにあった。1898年に設立されたノートンは、100年以上に及ぶ歴史のあるブランドだ。しかし、ノートンもまた、ここまで順風満帆に来たのではなく、他のイギリス系自動車メーカー同様、幾多もの紆余曲折を経て現在に至っている。今回は本社そして敷地内にある工場を見学させてもらった。
 現在ノートンがラインナップするのは「ドミネーター」「コマンド961カフェレーサー・マークⅡ」「コマンド961スポーツ・マークⅡ」の3モデル。エンジンは全車共に961㏄の空冷2気筒OHVを搭載する。最新のテクノロジーと、オーセンティックなデザインを組み合わせたスポーツバイクだ。そして、工場内にはそれらとは雰囲気が全く異なる最新モデル「V4¦RR」が展示されていた。モトGPマシンのような、今風のスポーツモデルだ。1200㏄のV4エンジンは、200PSオーバーと超弩級のスペックを有する。間もなくリリースされるそう。
 ノートン本社の敷地は広大だった。何より凄いのは由緒正しきお城のある場所に会社があることだろう。ノートンの年間生産台数は500台程度というが、同じ生産台数規模のケータハムとは雲泥の差があった。敷地内には大きなオフィスと工場が同居し、エンジンブロックなどの鋳造部品、ブレーキやサスペンションといったパーツ以外は、ほぼ全てがここで作られている。最新の金属切削加工マシンがある一方で、フレームやタンク、マフラーといったパーツは、一つ一つハンドメイドされている。例えばガソリンタンクは、とても綺麗な造形を描いているが、実は4分割されたパーツを組み合わせている。これを綺麗に作るのは、まさに職人技だ。
 ノートンはメイド・イン・イングランドにこだわり、ドミネーターの約83%はイギリス製のパーツを使用しているそうだ。その歴史あるブランドを大切にしながらも、新しいものに対しても積極的にチャレンジしている。
 ノートンの今後の展開が楽しみだ。

全てがハンドメイドというこだわり

最新モデルの「V4-RR」。V4エンジンも自社で設計製作するというこだわり。背後に見えるのはマン島TT に参戦したマシン。

マフラーなどはバフ掛けによってピカピカに磨かれる。

ガソリンタンクの裏側は複雑な形状をしている。これらは全て手作業で組み合わせて、表面は継ぎ目が分からないまで綺麗に加工される。

アッセンブリー工場は、一人が一台を全て組み上げていく。

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