2018.01.12

大人の趣味の為のライフスタイルマガジン「IN THE LIFE(イン・ザ・ライフ)」

鎌倉のねこ 英国風ティールーム「ガレージ ブルーベル」のねこ

春の陽気に誘われて足を運んだ英国風ティールーム。そこにはやすらぎを求めてやって来たねこたちの、穏やかな暮らしがありました。

自由奔放なねこたちが、安住の地として選んだやすらぎの場所

春の柔らかな日差しが差し込む庭先を、悠々と闊歩するメスの白ミケ、きみたん。 正統派の美人ねこと散ったばかりのサザンカの花が相俟った美しい光景は、我々もしばし見入ってしまいました。

 JR鎌倉駅から線路沿いを北に向かって歩くこと約5分。青々と生い茂る小さな森の中に、今回お邪魔した『ガレージ ブルーベル』はあります。外観こそ鎌倉に多く見られる風情ある古民家ですが、店内に一歩足を踏み入れると、そこはまるで大正ロマンを思わせるクラシカルな空間が出迎えてくれます。
元々はオーナー宮崎さんのおばあさまが住んでいたという古民家を、改装してオープンさせた『ガレージ ブルーベル』は、スコーンや紅茶をはじめとする英国風のティータイムを提供するお店。なんでも、宮崎さんは中学・高校時代をイギリスで過ごしていたそうで、当時過ごしたイギリスでのお茶の時間が忘れられず、お店を開くなら英国風にしたかったのだそう。
「お店の名前にある“ブルーベル” は、すずらんに似た青い花で、日本の桜のようにイギリスでは春になると、このブルーベルが一斉に花を咲かせるんです。前の庭にもブルーベルが植えてあるんですよ」と教えてくれたのは、宮崎さんのパートナー、駒澤さん。看板メニューのスコーンやにんじんケーキなど、お店で提供されるお菓子はすべて駒澤さんのお手製です。

お店で提供する紅茶は全てイギリスの陶磁器『ウェッジウッド』のカップを使用。紅茶と一緒に頼んだ人参ケーキは甘さ控えめで、甘いものが苦手な男性でも美味しくいただけます。

入り口には目印でもあるユニオンジャックの旗が。立木には「TEA /CYCLES」の看板も。

イギリスのヴィンテージ家具でシックにまとめられた店内も然ることながら、ガラスの向こうに広がる緑溢れる庭も『ガレージ ブルーベル』の見どころの一つ。次から次へと鳥がやってくる庭を眺めていると、どこからともなく茶色のねこがやってきて、縁側の踏み石で毛繕い。まもなく、かつらをかぶったような白ねこや、一回り小さな三毛ねこもやって来て、春を告げる草花の中をぴょんぴょんと跳ねるように遊び始めました。
「この茶色いねこは“ぶちょくん”、白いのは“しろやん”。2匹ともオスで、最初は仲が悪かったんですが、気が付いたらいつも一緒にいて…今では男夫婦みたいな関係です(笑)。こっちの三毛ねこは“きみたん”。気づいたら庭先にいたので、一体キミは誰なんだい? のキミから付けました(笑)」と楽しそうに話してくれた駒澤さんは、もちろん、大のねこ好きです。
3匹とも最初はノラネコだったそうですが、ごはんをあげると毎日通って来るようになり、気づいたら隣の部屋のソファに寝泊まりし始め、今では一緒に暮らす家族となったそうです。
人懐っこいきみたんとぶちょくん、そしてちょっぴり三枚目のしろやんは、それぞれの個性でお店の人気者。宮崎さんと駒澤さんにたっぷり愛情を注いでもらい、今日も元気に庭を飛び回る3匹です。

仏頂面だけど人懐っこいぶちょくんは、お店の人気者。

ちょっぴり警戒心の強いしろやんは、なかなか近くに来てくれませんが、庭を縦横無尽に飛び回り、名前を呼ぶとちょっとだけ振り向いてくるイイ奴です。

レトロな趣きが味わい深い店内に配された調度品は、宮崎さんがセレクトしたイギリスのアンティーク家具。

ねこ #90(2014年04月12日発売) より
※現在は改装中のため閉店しております。詳しくは『ガレージ ブルーベル』さんのホームページをごご確認ください。

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