2018.07.11

大人の趣味の為のライフスタイルマガジン「IN THE LIFE(イン・ザ・ライフ)」

60余年の時を隔てても、D.N.A.は不変「BENTLEY 伝統の踏襲」

1952年に登場したRタイプ・コンチネンタルと、2018年デビューの3代目コンチネンタルGT。それぞれの時代における「世界最速・最高級グランドツアラー」として君臨する。

受け継がれる「コンチネンタル」の世界観

 2017年秋のフランクフルト・ショーにてワールドプレミアに供され、2018年から日本でも正式発売されることになったベントレー新型コンチネンタルGT。

 新しいプラットフォームやベントレー初となる8速DCT、48Vアンチロールバー、最新世代のコネクティビティにアート的なインテリアなど新機軸がふんだんに盛り込まれたニューカマーだが、そのボディデザインには過去のベントレーが製作した偉大なモデル「Rタイプ・コンチネンタル」の血脈が受け継がれている。

 1952年に登場したベントレーRタイプ・コンチネンタルは、その名のとおり欧州大陸旅行を強く意識したグランドツアラー。当時の世界で最も贅沢なGTカーだったと言えよう。中でも名門コーチビルダー「H.J.マリナー」社が架装したプレーンバック・クーペは、空力特性をも意識した軽量アルミボディの効果で、当時としては超高性能スポーツカーの領域とされていた時速120マイル(約192㎞/h)の最高速度を実現。加えて、端正かつ流麗なボディスタイルで、今なお世界中のベントレー愛好家を魅了し続けている。

 かくのごとくベントレーにとっては歴史的アイコンであるRタイプ・コンチネンタルのデザインモチーフは、初代および二代目コンチネンタルGTでも投影されてきたことは周知の事実だが、三代目となる新型では、これまで以上に色濃く投影されているようだ。

R-TYPE CONTINENTAL/H.J.マリナーがボディを架装したRタイプ・コンチネンタルは、生産台数わずか193台(全ボディ総計では208台)ながら、歴代コンチネンタルGTがオマージュを捧げる歴史的名作。

ウォールナット・ベニアのダッシュパネルに第二次大戦前以来のベントレーの伝統、円形のスイッチボードが組み合わされた計器盤は、20世紀末ごろまで継承された。

 従来型のプラットフォームはFFベースの4WDだったのに対して、新たに導入されたMSBプラットフォームはFRベースの4WD。それゆえフロントアクスルを前方に135㎜移動した結果、Rタイプ・コンチネンタルを思わせるロングノーズのプロポーションが完成するに至ったのだ。

 そしてその長大なエンジンフード下に収まる、こちらも最新世代のW12ツインターボエンジンは635psをマーク。0~100㎞/h加速3.7秒/最高速度333㎞/hという、まさにスーパーカー並みの高性能をもたらした。しかも、ベントレー・コンチネンタルの良き伝統に従って、4人の乗員が快適に長距離移動を可能とする、文字どおりの「グランドツアラー」。

 つまり新型コンチネンタルGTは、単にスタイリングを継承しただけでなく、「世界最速・最高級のグランドツアラー」というRタイプ・コンチネンタルが1950年代に確立した方程式をも完璧に体現することになったのである。

CONTINENTAL GT/今世紀のベントレー大躍進の原動力となったコンチネンタルGTの第三世代。初めて抜本的な刷新が図られ、メカニズムからインフォテイメント系に至るまで当代最新のものとなった。

GTの名に相応しい快適かつ豪華なキャビン。流麗なスタイリングゆえに後席は決して広くはないものの、なんとか4人が快適に移動できるスペースは確保されている。

本革レザーと天然木による職人技が駆使される点については、Rタイプを含む古来のベントレーから不変ながら、新型コンチネンタルGTでは現代的な美的センスとテクノロジーが巧みに融合した、アーティスティックなインテリア空間が実現している。

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