2018.06.20

大人の趣味の為のライフスタイルマガジン「IN THE LIFE(イン・ザ・ライフ)」

世界で一番品のいいプロトン ~TWEED RUN SNAPS~

ツイード製品をはじめとるする英国風なレトロファッションとヴィンテージな自転車がテーマのマスライド「TWEED RUN(ツイードラン)」。今年も開かれた本家ロンドン版の模様をたっぷりの写真でレポートします。

ロンドンのツイードランではもう常連、ケンブリッジにお住まいの女性。イタリアのエロイカにも遠征している。極上コンディションのヘッチンスで今回は参加。

こもまたミントコンディションのヘッチンス……と思いきや、製造は2000年代に入ってからのモダンなヘッチンスとのこと。コンポはアルテグラで乗りやすそうだ。

「ピクニックを楽しむ夏のイングリッシュ・ジェントルマン、というのが今日の僕のコーディネートのテーマです」という、ボウタイ専門店店主。麻のストライプスーツがお見事。

さりげない三つ揃いにボウタイ、ポケットチーフ。普段乗りにしているというフランスはアランのアルミ製フレームにフラットバー&モダンコンポ。このゆるめの組み合わせもいい。

こちらもツイードランの顔とも言える、毎年ベストドレッサー賞という勢いの常連さん。写真ではご覧に入れられないけれど、前かごに乗っているワンちゃんもツイードを着用。

休憩で飲むのは当然ティー&ミルク

ライドの途中、芝生のある公園ではトラディショナルな英国風ティーがふるまわれていた。この女性が着ている威風堂々としたジャケットと帽子は、お父さんの海軍時代のユニフォームだとか。

英国風紳士淑女の登場に観光客は大喜び

口ひげなのかあごひげなのか、もはやわからないふたりは、おもしろファッション賞を狙っていると自信満々。この付け髭は、髪の毛のエクステンション材を仕入れて固めたものだそう。

 ついに警察からもロンドン名物と認定されたツイードランが今年もやってきた。今回はなんと700人が参加。「ちょっとお洒落な都会的サイクルライド」を気どる自転車集団がロンドン都心を占拠して走る。
 
 けれどもそれは世の中で最も品のいいプロトン(ロードレースでメイン集団のこと)だ。行く手を塞がれてごきげん斜めのドライバーにも、突然あらわれた英国風紳士淑女に大喜びの観光客にも、「しばしのご容赦を」「こりゃごきげんよう」といちいち帽子をとって挨拶する。
 
 枠が広がって以前よりもエントリーがしやすくなっている元祖ツイードラン、貸し自転車も登場しているので、我こそはという向きは来年はぜひ参加されてみては。

今回いちばん人気だったエントラントは、お母さんが1947年製パシュリー三輪車に下のふたりを乗せ、お父さんとお兄ちゃんはタンデム車、ファッションもツイードで完璧、という一家。

チャーリー・チャップリンの映画を彷彿させるオーディナリーも、ツイードランの常連。今年も数台が参加していたが、中には1872年製というとても貴重な英国車で参加した人も。

ステムにボトルホルダーをつけ、アンティーク風のアルミボトルをつけるのも人気。ツイードに革靴など思い思いの服装で、ロンドンを駆け抜ける。

英国の自転車イベントとなるとよく登場するトールバイク。乗り降りが難しいが、「遠くまで見渡せてむしろ安全だよ! とくにマーシャルには便利だね」とのこと。

エレガントに会釈、それがツイードラン

道路を占拠してゆっくり走り(英国では合法)、大喜びの観光客や驚くクルマのドライバーたちには、帽子をとってエレガントに会釈。それがツイードラン。

ツイードランは自転車の年式やコンポーネントなどについてとくに規定はないので、参加のハードルは低い。ブロンプトンで参加する人も多い。

カメラマン:Matt Shaw, Yoko Aoki

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