2018.07.20

大人の趣味の為のライフスタイルマガジン「IN THE LIFE(イン・ザ・ライフ)」

クローム輝くクラシックカーの楽園「CLASSIC CHROME」

 テムズ川にもほど近い西ロンドンの閑静な住宅街にある「CLASSIC CHROME(クラシック・クローム)」は、MG、トライアンフ、ジャガー、オースティンなど英国ヴィンテージ車を中心にフェラーリ、ポルシェ、メルセデスはもちろん各国のヴィンテージカーを扱っている。

 店頭には常時30台ほどが並ぶが、サイトには個人からの委託販売のものも含め300台以上が掲載されているので、とりあえず相場や流通しているタマ数の感触を確かめたいときなどにも便利だ。

「当社はメジャーな人気車種を比較的手頃な価格で扱うようにしています」

というのは、ギャリー・ショットさん。MGやトライアンフ、ローバー、ランドローバーなどのブランドを傘下に持っていたBLMC(ブリティッシュ・レイランド・モーター・コーポレーション)でエンジニア、マーケティングなどの職をつとめた後、現在の場所に夢だったクラシックカーショップを1989年に開いた。

 店内にMGカークラブなどのステッカーが多いのはBLMC時代の人脈もあるのだろう。今ではテレビ番組や大手新聞のクラシックカー記事で消費者向けのアドバイスを求められる人気店だ。

1970 Mercedes-Benz 280 SL 'Pagoda' Sports/
ブラックのボディにタバコブラウンとコニャックのインテリアがシックな280SL。現車には付いていないが、中央がやや凹んだハードトップをパゴタと呼ぶ。2オーナー、オリジナルの領収書から登録書類、整備記録、オリジナルのキーなどがすべて揃っている美車。最初の登録はアメリカ西海岸。

フィアット、MG、トライアンフなどタマ数が多く、入門者にも手を出しやすい車種が多いのも魅力になっている。

ポリシーはデイリーユース

どことなく70年代のロックミュージシャンに雰囲気が似ているギャリー・ショットさん。BLMCでのエンジニア、マーケティングなどの職を経て、この店を開業した。

 店頭の一台一台につけられている説明や、サイトのページにつけられている解説は、とにかく丁寧。ヴィンテージカーやクラシックカーに入門したいビギナーにも敷居が高くない印象だ。

「少し古いクルマでも頻繁に乗りこみ、まめに面倒を見てあげれば充分日常の足に使える」

というのがポリシーで、購入後の車検などのアフターケアに重きをおいているという。

「興味深いのは、高額なクルマや高級車になるほど値段が着々と上昇していること」

とはギャリーさん。200~300万円あたりの手頃な価格帯のクルマほど伸びていないそうだ。高額なものは中東や中国などからの投資対象として値が上がっている面もあるらしい。

 一方、インターネットの時代になったことで、世界のファンからの注文が増えているのも興味深いと言う。とくにアメリカが数では多いが、香港、オーストラリア、バンコクなどからも最近注文が増えてきているということだ。

ギャリーさんのデスク。ミニカーや往年のクルマのヴィンテージカレンダーなどのコレクタブルが並ぶ。

1976 Triumph Stag MK2 Convertible/
オリジナルのピメント・レッドという朱色味を帯びた鮮やかな赤にリペイントをされたスタッグ。ブラックのインテリアはオリジナルだが程度はいい。5万キロちょっととう走行距離が修正されたものでないかはっきりしないが、スタッフが運転した限りでは非常によく走る印象のいい乗り味とのこと。

Austin Healey 3000 MKIII replica by HMC/
2001年までHMCによって作られていたビッグヒーレーのレプリカは1999年製。通称「HMCヒーレー」。レプリカだが、ドナルド・ヒーレーの息子ジョフリー・ヒーレーも薦めるスポーツカーとされる。このメタリック・ブリティッシュ・グリーンの1台は2オーナーで走行も4万キロ、新車当時の領収書や整備手帳などすべて揃っている。

1979 MG Midget/
ラバーバンパーで左ハンドルの北米モデルを、マーク1のクロームバンパーに似せてドレスアップしたもの。よってエンジンは1500cc。ボディパネル、クロームバンパー、ワイヤーホイールなどパーツ代だけで5,000ポンドかけて行われたレストアはエンジンオーバーホールなども含む。OH以降の走行距離は少なく、コンディションは最高。

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