2018.06.11

大人の趣味の為のライフスタイルマガジン「IN THE LIFE(イン・ザ・ライフ)」

英国仕込みのビスポークテイラー「Peckham Rye」

ロンドン式の伊達男をキメるなら

いつもダンディだったというマーティさんの祖父フランキー・ブライティさん(右端)は、「いつも身分より少しだけいい格好をしろ、そうすると認められるぞ」が口癖だったという。

 18世紀に東インド会社に見習いとして勤務を始めた創業者から数えて6代目の当主マーティン・ブライティさんは、ロンドンのコックニー訛りでチアフルに話す人だ。家業として受け継いた英国海軍仕込みのテーラリングに加え、サヴィル・ロウで修行を積んだ。そして一時期はモッズに惚れ込んだこともあり、ペッカム・ライはロンドンの匂いがプンプンとただよう唯一無二のビスポークテイラーになっている。有名なセレブも何人も顧客だという。
 生地は英国製のものを中心に幅広いコレクションから選べるほか、大学などに所属した経歴を証明できれば、正しい柄のレジメントタイやボーティング・ブレザーなどもオーダーできる。ロンドン式の伊達男をキメるなら、絶対に間違いのない店だ。

2代目のチャーリー・マカーシーが、おそらく海軍でのテーラリングの業績を認められヴィクトリア女王から授与されたのではないかという王冠付きのネクタイピン。

カーナビ―ストリートにも近い狭いショップには、ネクタイやスカーフなどのアクセサリーがギッシリ。6世代のファミリーの思い出の写真なども所狭しと飾られている。

6世代、ロンドンの歴史とともに

現在の当主、マーティン・ブライティさん。各大学のカレッジごとのレジメンタルの見本を手に。そのカレッジを本当に卒業したことを示さなければ、そのタイは売れないとのこと。

オートバイにまたがる長身の美女は、マーティンさんの祖母ヘレン。ドイツ軍によるロンドン空爆で亡くなってしまった。まさにロンドンの歴史とともにあるブライティ一家だ。

マーティンさんとペッカム・ライを切り盛りしているデイビッド・ウォーカーさん。身につけているのはもちろん自社のスーツ。よりフォーマルなテイストでさすがの着こなし。

text:Yoko AOKI
媒体:BRITISH VINTAGE LIFE

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