2018.08.31

大人の趣味の為のライフスタイルマガジン「IN THE LIFE(イン・ザ・ライフ)」

ジャックロードで選ぶ「英国的、機械式時計の魅力」

チュードルとロレックス。稀少なヴインテージの機械式腕時計を揃えるジャックロードに、英国的をキーワードにセレクトしてもらったのが、この2ブランドのモデル。なぜこの2つが英国的? もちろん、それには正当な理由が。

チュードル人気、急上昇中

 英国式的、でチュードル? 少なからず違和感を抱く方もいらっしゃると思うが、ロレックスのディフュージョン(セカンド)ラインとなるチュードルは、英国での販売拡大のために登場したブランド。そのためにブランド名も、英国王家のテューダー家にちなんで名付けられたという。そもそもロレックスも、その基となった会社を設立したのは英国のロンドンであった。

 チュードルはその成り立ちから、ロレックスには手が届かいないが……という層に向けたブランドではあったが、昨今のヴィンテージウォッチの価格高騰により、値が上がり続けている。中でも人気のオイスターデイト・クロノグラフをピックアップしてみることにしよう。

左上:TUDOR CHRONOGRAPH/
ステンレスベゼルにシルバーダイヤルの大人なデザインを持つRef.7159。第2世代と呼ばれるCal.234を搭載。ダイヤルはバーインデックス。リューズ、ブレス、裏蓋はROLEXと同じ。

右上:TUDOR CHRONOTIME/
プラスチックの黒ベゼルに黒文字盤、デザインに’70年代らしさが残る、第3世代クロノタイム。’76年から発売されたモデルでムーブメントはCal.7750。機械自体に厚さがあるので、カマボコケース。海外ではビッグブロックと呼ばれて人気が高い。顔つきも、それまでの2カウンターから3カウンターに変化している。ブレスはチュードルの刻印が入る。

左下:TUDOR CHRONOGRAPH/
チュードルにしか設定のない、プラスチックの青ベゼルを持つクロノグラフ、Ref.7149。第2世代と呼ばれるCal.234を搭載。ダイヤルはバーインデックス。リューズ、ブレス、裏蓋はROLEXと同じ。

右下:TUDOR CHRONOGRAPH/
ロレックスでいうところの、デイトナのポールニューマンというべき稀少モデルがこちら。’70〜71年製造のRef.7031。ムーブメントはCal.7734。インデックスの形からホームベースダイヤルと呼ばれる。リューズ、ブレス、裏蓋はROLEXと同じ。

各世代のクロノが揃い踏み

 オイスターデイト・クロノグラフは、ロレックスのコスモグラフ・デイトナのセカンドライン的な存在として1970年に登場し、オイスターケースなどエクステリアパーツの多くにロレックス製のものを使用。

 この第一世代(前ページ)は、5角形のインデックス形状からホームベースとも呼ばれる文字盤デザインが特徴で、生産も僅か1年と希少価値の高いモデル。1971年に登場した通称モンテカルロと呼ばれる第二世代では、インデックスがバーデザインになり、ダイヤルなどのデザイン変更も行われている。

 1976年登場の第三世代はオイスターデイト・オートマチック・クロノグラフという名称になり、自動巻きを採用。ケースも厚くなり、通称ビックブロックとも呼ばれている。文字盤も一新されたが、モンテカルロデザイン採用モデルもラインナップされた。1989年には第四世代が登場し、2000年代初頭にはその名称がラインナップから消えるが、2010年には初期モデル仕様などがヘリテージシリーズとして登場している。

左:TUDOR CHRONOTIME/
プラスチックの黒ベゼルに黒文字盤を持つ、第4世代クロノタイム、Ref.79160。ムーブメントは第三世代と同じCal.7750。’89〜製造されたマットダイヤルの前期モデルは最近人気が高い。ブレスはチュードルの刻印が入る。

右:TUDOR CHRONOTIME/
ステンレスベゼルに白文字盤を持つ、第4世代クロノタイム、Ref.79180。ムーブメントは第三世代と同じCal.7750。後期のツヤありダイヤルで、’93年以降のモデル。ブレスはチュードルの刻印が入る。

下:TUDOR CHRONOTIME/
ステンレスベゼルに黒文字盤を持つ、第4世代クロノタイム、Ref.79180。ムーブメントは第三世代と同じCal.7750。マットなダイヤルに経年変化でアイボリーとなった3カウンターが魅力。ブレスはチュードルの刻印が入る。

007の'50sサブマリーナ

 チュードル、英国的ときたら、やはりロレックスにも触れない訳にはいかないだろう。前述した通り、その基となった会社を設立したがロンドンであると共に、あの映画とあのモデルによって英国とロレックスを結びつける方も少なくない。

 あの映画とは、ショーン・コネリーが主演した007の初期の作品であり、あの時計とはもちろんサブマリーナのことだ。ただし詳細なモデルとしては所説あり、ここで紹介しているのはその一つの説である、1950年代製造のRef.6536。

 防水性の高さなど堅牢なロレックスのスポーツモデルを代表するサブマリーナの初期のモデルとなっており、007を抜きにしてもその人気と価値の高さはご存知の通り。この時計を手に、陸海空で活躍する英国紳士を気取る。ストーリーのあるヴィンテージウォッチならではの楽しみだ。

ROLEX SUBMARINER/
007モデルのひとつとされる、1950 年代に製造されたRef.6536 。リューズガードがない初期のサブマリーナは希少価値が高い。この個体はミラーダイヤルのコンディションもよい。

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