2018.06.15

大人の趣味の為のライフスタイルマガジン「IN THE LIFE(イン・ザ・ライフ)」

ベル・エポックとヒストリックカー「Bonhams AU GRAND PALAIS...

 サラブレッドの品評会にも似て、出生や来歴、ヒストリーなどなど、由緒正しい「血統」があるとされるクルマは、然るべき場でオークションにかけられる。そんなプレステージなオークションは世界中で定期的に開催されているが、年明けのパリで開催されるのがボナズムのオークションだ。会場はベル・エポック期の万博カルチャーを象徴する歴史的建造物で、シャンゼリゼ通りとアンヴァリッドの間にあるグラン・パレ。落札価格は大体、100万から数億円といったところ。インターネットでも近頃は入札が可能だが、歴史的なパヴィリオンの中にクラシック・カーが居並ぶこの雰囲気は、ぜひ一度味わってほしい。

1953 Porsche 356 ‘pre-A’Coupe/フロントウインドーが一体型になったプリAの後期型。イタリアで2004年にレストアされており、その後1万kmを走行。ナンバーマッチングも確認済みで、ミッレ・ミリアに出場することも可能な1台。インテリアはグレーのレザー張りとなる。14万9,500ユーロで落札。

1958 Porsche 356A 1600S Coupe/ロールオーバーバー、カレラタイプのスポーツシート、クロスレシオのギアボックス、軽量ピストンと大容量キャブレターなどのチューニングが施された356A。2011年にレストアが施され、それから6,000kmを走行している。10万5,800ユーロで落札された。

1954 Mercedes-Benz 300 S Cabriolet A/1951年のフランクフルトモーターショーで発表された、当時300SLより高価だった最高級カブリオレ。こちらはメルセデス・ベンツ・クラシックでレストアを受けた車両。落札価格は29万9,000ユーロ。

1978 FERRARI 400GT AUTOMATIC COUPE 2+2/4シーターセダンのようなデザインという理由からなのか、10〜20年ほど前は人気が低かった400GT系(365や412も含む)も、今はコレクターズアイテムとして地位を築いた。フェラーリ初のオートマ採用モデルであり、GM製3速オートマは、キャディラック、ロールス、ジャグワーなど多くの大排気量車で採用された。

1972 MASERATI BORA 4.7 LITRES COUPE/ジョルジェット・ジウジアーロがイタルデザインを設立した頃に手掛けた一台であるボーラ。310馬力を発生するV8エンジンを、当時のイタリアンスーパーカーらしくミドシップ搭載する。最高速は時速258キロに到達する。なお出品車はシルバーからイエローに塗り替えられている。9万850ユーロで落札。

数々のコンクールで優勝した銘車たち

1929 BUGATTI TYPE 35B GRAND PRIX DEUX PLACES/ブガッティレーシングカーの傑作と言えばタイプ35。通算戦歴は1,000勝以上とされており、その強さでブガッティの名を世に知れ渡らせた。この車両もレースで活躍したのち、ペブルビーチやモントレーなど数々のコンクールに出展、賞を総なめしてきた。

1962 ASTON MARTIN DB4 GT(SERIE IV) COUPE/このアストンは1962年に最初のオーナーが購入してから、アメリカに住むオーナーの元に渡り、1992年から所有者となった3番目のオーナーの手により約43,000マイル時にレストアが施された。レストアはスイスのルース・エンジニアリングで行なわれている。

地元開催ということもあり、シトロエンDS/IDが多数登場。ただしそれほど値上がりしているという印象はなく、例えばこの日出品された1971年シトロエンID19は、6,325ユーロで落札された。

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