2018.01.26

大人の趣味の為のライフスタイルマガジン「IN THE LIFE(イン・ザ・ライフ)」

設計士さん自らの家は、ロードスターの住むガレージハウス

玄関まわりにはウエスタンレッドシダー 15mmを張り、 表情を出している新沼邸。家の前にもクルマが数台停められるようにスペースが確保された。

設計を担当する『永大』新沼さんが、素材、間取りを実践して設計に活かしている。自ら建てたガレージハウスがベースとなり、ガレージハウスでは様々な素材が導入されモデルハウスとなっている。

オーダーで建てたガレージハウスは、セキュリティが確保されたプライベート空間。

ガレージにはレール式のスポットライトを採用、換気扇を1機導入した。また吹き抜け上には趣味の部屋が用意され、階段でもアクセスできるように設計された。 床にはSwisstrax製リブトラックスを採用。

ガレージシャッターはLIXIL製アルミ電動シャッター・クワトロを採用。コンパクトな設計で、スマートな収納に定評があり住宅とのマッチングもいい。

中庭のグリーンが気持ちいい新沼邸。ガレージは両開きドアとし、つねに家のなかでコミュニケーションが取れるようになっている。

リビングに掲げられた油絵は、奥様と子供たちが描いたもの。さりげなく仕上げた絵画が、さわやかなリビングにピタリと似合う。

ビーチスタイルを意識したスペースは奥様のセンスによるもの。家が竣工して4年経過しても、家族でディスプレイを楽しんでいる。

埼玉県緑区に4年前に建築された新沼邸のガレージは、施主の新沼さんご自身が設計したガレージハウスだ。なぜなら、新沼さんは埼玉県を中心に販売から施工まで一貫して行う住宅メーカー『永大』 に勤務。設計士としてオーダーメイドの住宅を手掛けてきたが、自身自らガレージハウスを建てて、ノウハウを設計に役立てている。昔からオートバイレースに出場するフリークとして、2軒目のマイホームはガレージハウスということになった。

約5年前に実家のそばの旗竿地に売りが出たことがきっかけでガレージハウスの計画が進んだという。閑静な住宅街に、旗竿の土地約100坪を購入したという新沼さん。なぜなら、静かなうえ、プライバシーが保たれるのでクルマの出し入れさえ気を遣えば、周りから閉ざされた空間を確保できるのが最大のメリットであることに加え、土地の値段が売りにでたときよりも交渉することが可能だったという。木目の美しいファサードに LIXIL製アルミ電動シャッターを開けると、車高を低くしたマツダ・ロードスターと、レースに出場するホンダ・CBRがガレージに収納されている。天井が高い吹き抜けのあるガレージは、整理整頓されきれいな状態になっていた。床面にはアメリカのカーディーラーやイベントなどで採用され、評判のいいリブ・トラックスのシルバーとブックが敷き詰められていた。

このリブ・トラックスはポリプロピレン素材でできたアメリカ発の床材で、最近日本でもクルマに合わせたカラーリングでオーダー、ガレージに敷き詰める事例が増えてきている。なぜならこの床材は、耐荷重性があるほか耐油性も備えておりエンジンオイルにも強いほか、水に濡れても滑らないなどガレージに採用しても強い特徴がある。実際にガレージでクルマとオートバイの整備をする新沼さんに話を伺うと、ジャッキをかけて、タイヤ交換しても問題ないほか、クルマに潜るときも寝板(クリーパー)を使用しなくても、床面の汚れを気にすることなく床面に寝
ることができるのが便利という。クルマから外したホイールやマフラーなどの傷も心配しなくなったそうだ。

天井にはウエスタンレッドシダー 8mmを採用。薄いので加工がしやすいほか、メンテナンスもフリー。上部には子どもたちのスペース、下部には収納とスペースを配分している。

新沼家の特徴の1つが開放的な間取り。アルミサッシを全オープンすることで広くなるように工夫。ウッドデッキもアウトドアリビングとして活用できる。

シンプルにまとめたキッチンはトクラス製アイランド型キッチンBerryを導入。白い空間に選んだ紅色が際立つ。

必要に応じて設置ができるデスクは収納できるのも最大のポイント。大きくガレージを変更したい場合やスペースを確保するのに役だつアイディア。

さて、中庭にはグリーンが敷き詰められ、開放的なリビングが登場する。娘さん2人と4人で暮らす新沼さんは子どもの動線なども考え、こ上がりのリビングには勉強するためのデスクを用意、床材には朝日ウッドテック製ハードメイプルを敷き詰めた。その素材は最近注目されていて、表面は無垢の2mmでありながら、合板10mmとの組み合わせにより狂いの少ない床材として人気だそうだ。日差しが注ぎ込むリビングにはブルーのソファと奥様と子どもたちで描いた油絵が飾られた。天井にも存在感のある板材が貼られるなど印象的なリビングとなった。キッチンは高品質で上質なトクラス製Berryを採用し、なるべくすっきり見せようとした。

LIXIL製のウィンドウを開放させるとそこはリビングの延長のスペース。近所からの目も届かないので、夏は子どもたちと水遊びをしたり、冬はカーテンを開けて陽を入れるなどオープンスペースとし、ガレージで作業するご主人は、リビングとの距離が近いことでいつでも家族で会話ができコミュニケーションが取れるようになっている。

ご主人の希望で階段は、ヨコモリ製作所にセミオーダー。ガレージ上の部屋はちょっとしたくつろぎのスペース。もちろんガレージの様子も確認できるなど設計担当ならではの生活動線が考慮された結果という。新沼さんは、みずからガレージハウスを実践し、使用しながらもお客様にフィードバックすることで『永大』にてプランニングしている。これから関東地方でガレージハウスを考えるときには、新沼さんの意見も参考にするとより現実的な良し悪しが参考になるに違いない。

全126枚を敷き詰めた約22㎡のガレージスペース。収納にかなりの工夫があり、工具類や水回りは扉を1枚設けることで目隠しができる異様に設計されている。

ガレージ上の隠れ家的なスペース。ガレージを見下ろすことができる。決して広くはないが、新沼さんにとっては居心地のいい居住スペース。

ヨコモリ製作所に依頼してセミオーダーをした階段。カラーリング、敷板などを選んで新居に合うようなものを選んでいる。

16歳からバイクに乗る新沼さんは撮影の次の日、筑波サーキットにてCBRレースにエントリーしているため、自宅ガレージでタイヤを履きかえる。すべて、オーナーの新沼さんの手によるもの。

構造:木造2階建て
外装仕上げ:サイディング
愛車:2007年型マツダ・ロードスター
   2013年型HONDA CBR250R

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