2018.08.03

大人の趣味の為のライフスタイルマガジン「IN THE LIFE(イン・ザ・ライフ)」

Coronado Speed Festival 〜ビンテージカーレースで見つけた...

鯉のぼりの目みたいな、おちゃめなヘッドライトカバーを装着した1968年Alfa Romeo ジュリアスプリント 。レースでこんな車両がぴったり背後に迫って来たら、バックミラーに写る目玉が気になってしまう。

これまた兄弟揃って1968年のBMW2002で参戦していたBrechtブラザーズ。 二人はサンディエゴにあるBMWのカーディラーを運営している 。平日はBMWを売り、週末はBMWでレース三昧。

ショーカー並みにグッドコンディションの1958年Alfa Romeo ジュリエッタ・ヴェローチェ。深みのあるブルーカラーに、年代を感じさせるヴィンテージなShellの黄色い貝殻マークがサイドに描かれレーシー感を増している。

赤エイをモチーフにした 斬新なスタイル「1963 CHEVROLET CORVETTE Z06」

 コルベットといえば、アメリカのスポーツカーの代名詞。その誕生は1953年と早半世紀以上前。人間なら"中老"などと言われ、「老い」というものを意識するような年頃だが、コルベットは57歳になった今も、現役バリバリというか世界屈指のスポーツカーの地位を守り続けている。

 しかし、誕生当初のコルベットはデートカーとでもいうべきもので、「名ばかりのスポーツカー」として揶揄されることも少なくなかった。そんなコルベットを本格的なスポーツカーの座に導いたのが1963年に登場した2代目である。何といっても、当時の人々を驚かせたのは、赤エイにインスパイアされたという、デザインスケッチから飛び出してきたようなそのスタイリング。さらにその後姿はボートを連想させることから「ボートテイル」と呼ばれた。

 写真のコルベットは、強化されたエンジンやサスペンション、ブレーキなどを装備し、1963年にわずか199台しか生産されなかったZ06という高性能モデル。2005年にコルベットのフラッグシップモデルとして、恭しくそのネーミングが復活したことからも、いかにZ06というモデルが特別なものであったかを慮ることができよう。

コブラの天敵は マングースならぬチーター!? 「1964 CHEETAH RIVERSIDE」

 1960年代中盤から全米中のサーキットで大活躍したシェルビー・コブラ。今で言うならさしずめマツダ・ロードスターにGT-Rのエンジンを積み込んだようなクルマだ。そんなコブラに一矢報いようと開発されたのが、チーターである。

 エンジンは約450馬力を発生する6.2リッターのシボレーV8。これを長さ3.6m弱、重さ約700kgのボディに収めたために速いことには速いが、「エンジンを車体の中央に積めばバランスがいい」といった程度の「行き当たりバッタリ」で設計されたこともあって、「トンでもなく操縦し難い」クルマだったと言われる。

 エンジンを車体の中央に置いたために、ドライバーはクルマの後輪にはさまれそうな場所に無理矢理座らされ、しかもエンジンが発生する熱ゆえに、チーターでのレース後、気絶したドライバーがいたとかいないとか。ちなみに、ボンネットの長さは全長の51%。ドライバーのことなどこれっぽっちも考えてない潔さがこの特異なカタチを生み出したのである。

 100台作る予定が、途中で工場が火事にあい、実際に生産されたのは11台(うち8台は現存するらしい)と、冗談とも本気ともつかないエピソード満載の珍車といえるだろう。

様々な国、様々な個性、様々な走り

昨年ニューフィアット500のアバルトが各国で発売されたが、こちらは1964年式のアバルト。アメリカでほとんど見かけないフィアット系。このレースでも唯一1台のみの参戦となった。

スカイラインが販売されていなかったアメリカ。70年代の代表的ダットサンといえば、Zに続いて人気の510。アメリカっぽいオレンジのペイントスキームが日本車と思えない雰囲気を醸し出す。

ポルシェの原点ともいうべき356。これはル・マンなどを走っていたという356BカレラGTLの1960年モデル、アバルト。たたき出しのアルミボディーが何とも言えないスタイル。

子供が絵を描きそうな、これぞ自動車! といったボディーデザイン。スーパーセブンとほぼ同じツインカムエンジンが載ったコルチナは、まさに羊の皮を被ったオオカミなのである。

走りも重要だが、魅せることも大事

モントレーや各地のクラシックレースでも常連なこの二台は、車両のフォルムやレーシーなカラーリングで注目の的であった。1962年式BMW2002。

70‘sを感じさせるブラウンメタリックペイントに、リベット打ちされた露骨なオーバーフェンダー。シンプルかつアグレッシブにまとめられた1976年カマロ。

ヴィンテージカーの使い方。

趣味のレースであるが、勝負事には熱いレーサー達。タイヤのチョイス、エンジンのセッティング等、意気込みはF1などのレーシングチームと変わらない程、真剣そのもの。

 日曜日の午後。平日であれば忙しいアメリカ軍の滑走路は数千大のヴィンテージカーで埋め尽くされている。軍港の街サンディエゴで行われるクラシックレースのためだ。大切な愛車を丁寧にトレーラーから下ろす。友人同士も多いけれど、奥さんやそして子供まで家族総動員でレースに力を入れる。「このクルマかっこいいだろ」とどんなオーナーでも珍しい自分の愛車を自慢するのは得意だ。

 もちろんレースの結果も重要だけど、好き者同士が集まってヴィンテージレースカーについて話し合うのが大好きなレーサー達。高級な車両をただ家に飾っておくだけじゃなく。クルマとして、そしてレーシングカーとして扱っているオーナーたちは、正しい大人の遊び方を心得ているのである。

当時は大量にアメリカに輸入されていた914だが、最近では町中で見かける事も少なくなった。特に、約3,000台程しか生産されなかった、914/6はマニアの間でも人気モデル。

900シリーズがリリースされる時にデモンストレーション用に使われたという1964年の初期生産ロット型。プジョーが真ん中に0の入った3桁数字を商標登録していたため、その後911となる前の901。

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