2018.07.24

大人の趣味の為のライフスタイルマガジン「IN THE LIFE(イン・ザ・ライフ)」

英国紳士の嗜み、シャツを誂えるならこの店で「TURNBULL & AS...

ジャーミン・ストリートでシャツを誂える

ターンブル&アッサーのシャツは流行に左右されない伝統的なスタイルで、生地のバリエーションも豊富。タグには英国王室御用達の証であるチャールズ皇太子のロイヤル・ワラントが輝く。

 イギリスの観光名所としていつも多くの人で賑わう、ピカデリーサーカスと並行する閑静な通り、ジャーミン・ストリート。ここは英国紳士御用達の、歴史ある店が軒を連ねる通りだ。

 イギリス人にとって、このジャーミンストリートで「bespoke(ビスポーク)」、いわゆるオーダーメイドの服や靴を誂えることは伝統的なステイタスとなっている。シャツを誂えたいならば、「TURNBULL & ASSER (ターンブル&アッサー)」へ。1885年に2人のシャツ職人、レジナルド・ターンブルとアーネスト・アッサーにより創業されたシャツブランドで、1903年よりここジャーミン・ストリートに店を構えている。顧客にはチャールズ皇太子を始めとする英国王室、各界のセレブリティたちが名を連ねている。

ジェントルマンへの最高のスタイル

店内にはチャーチル・ルームと呼ばれる一画が。元英国首相、チャーチルがオーダーしたという防空服や型紙を展示している。

 創業からの長い歴史を感じさせる木製の調度品に、シャツやスーツや小物など、スタイリッシュな紳士服がディスプレイされた店内。「扱うのはファッションではなく、ジェントルマンへの最高のスタイル」というが、華やかでありながらも、時代に流されることのない、本物のスタイルがある。

 ショップでは既製品を買うこともできるが、ここへやって来る人の一番のお目当てはやはりビスポーク。熟練のカッター職人が採寸をした、体型にピッタリのシャツをまとめて誂えるのがステイタスだ。

 アーカイブパターンと呼ばれる100種類以上の生地を収めたサンプル帳から、好みの色柄を選び、カフスや襟も気に入った仕様に仕立ててもらえる。すべての顧客の型紙は、永久に保管されるので、次回からは生地を選ぶだけでオーダーが可能。また、長く着続けることを前提に作られているので、襟やカフスがくたびれてきたら交換を依頼するのが習わしである。10年前のシャツの補修の依頼も、ここでは当たり前。良いものを長く使い続けるという英国のライフスタイルは、ファッションも同様だ。

 大量生産された流行のスタイルを消耗するという暮らしに慣れてしまっているせいか、ターンブル&アッサーのスタイルがとても新鮮に感じられてしまった。ビスポークは予約不要。機会があれば、ジャーミン・ストリートに出向いてみてはいかがだろう。

最も有名なシャツの顧客といえばジェームス・ボンド。1962年に登場した初代ボンドから6代目に至るまで、銀幕で着用している。写真は5代目ボンド、ピアース・ブロスナン。

伝統的なドレスシャツだけでなく、カジュアルなデザインも手掛ける。カラフルなチェックやストライプなど、柄物のシャツの起源もターンブル&アッサーにある。

年代物のクロコのトランクやアワードなどヴィンテージが溢れる店内。なお、ターンブル&アッサーの商品は、東京・青山の骨董通りにある「VULCANIZE LONDON」でも購入できる。

NEWS of VINTAGE LIFE

ARCHIVES

RANKING

POPULAR TAG

NEWS

SEARCH