2018.08.30

大人の趣味の為のライフスタイルマガジン「IN THE LIFE(イン・ザ・ライフ)」

ランボルギーニのEVコンセプト「テルツォ・ミレニオ」

ランボルギーニが発表したEVスーパースポーツ、「テルツォ・ミレニオ」。MITとの共同開発によって進められている、新たな蓄電システムも注目をあつめているコンセプトモデルだ。

4輪それぞれにモーターを搭載するEVスーパースポーツ。コンセプトカーとしての発表となっており、車名は「第三の千年紀」を意味する。来たるべき近未来でも、ランボルギーニらしさを失わないエキゾチックな存在となっている。

 ランボルギーニが描く、未来のスーパースポーツの形。それが、「テルツォ・ミレニオ」だ。それは、単なる電動のエキゾチックカーという枠を超えて、EVの進歩に大きく関わる存在となるかもしれない。

 注目されているのは「革新的なエネルギーストレージ」の開発について。それは、大きくて重いバッテリーを載せなくてはならないという、EVが抱えている根本的な宿命を打開する可能性を秘めている。最先端素材であるカーボンナノチューブによって形作られているテルツォ・ミレニオのボディを「スーパーキャパシタ」とすることで、ボディ自体で電力を蓄えるという方式である。

 もしも、スーパーキャパシタが実用化されれば、軽量化の他にも、省スペース化が可能となるだけに、EVの未来に大きな意味を持っているのである。

 実は、現時点でもスーパーキャパシタを搭載した市販モデルも存在するのだが、まだまだその容量は小さい。ガソリンエンジンのスターターを回したり、電装品の電源として活用されている程度であり、メインのモーターを駆動する電気エネルギーが供給できる程の容量が十分ではないという。

 その開発は、MIT(マサチューセッツ工科大学)にある二つの研究所が行っている。ランボルギーニが資金的な援助をするパートナーシップは、2016年からスタートしており、テルツォ・ミレニオの「蓄電システム」と「革新的な新素材」は、ランボルギーニのR&DとMITの共同開発となっている。

 テルツォ・ミレニオのパワートレインは、ガソリンエンジンを持たない完全なEVシステムで、4輪それぞれにモーターを搭載する「インホイールモーター」もまた、現在研究がすすめられている。根本的な高出力化の他にもバネ下重量の軽減などが課題だが、スーパースポーツの4WD化については、長年蓄積したノウハウを持っているランボルギーニだけに、次世代のEVスポーツの実現は、研究中の革新的技術の実用化にかかっているといえる。

 アウトモビリ・ランボルギーニのステファノ・ドメニカリCEOは、「MITとの共同開発によって新技術の研究は進んでいる。テルツォ・ミレニオは、来たるべき「第三の千年紀」におけるスーパースポーツカーの定義を書き換える存在となることを信じている」と述べている。

そのボディ自体で電力を蓄えることが可能な「スーパーキャパシタ」が実用化されれば、大きくて重いバッテリーの呪縛から、EVを解き放つことが可能となるかも知れない。

2018年のジュネーブモーターショーにてアンベイルされたテルツォ・ミレニオ。

ランボルギーニの開発チーフであるマウリシオ・レッジアーニは、「EVスーパースポーツのテルツォ・ミレニオは、間違いなくランボルギーニのDNAを継承するエキゾチックカーとなる」と言及。

4輪のそれぞれにハイパワーモーターを内蔵する「インホイールモーター」。実現すれば、ボディ本体にはエンジンがないエンジンレス・スポーツとなる。

ランボルギーニ・テルツォ・ミレニオ/
完全EVのスーパースポーツ・コンセプトカー。現時点での詳細なスペックは未発表となっている。

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