2018.07.09

大人の趣味の為のライフスタイルマガジン「IN THE LIFE(イン・ザ・ライフ)」

YASHICA&FAGGINでポートランドのヴィンテージを探す旅

自分と同い年のカメラでヴィンテージなアイテムの写真を撮るシリーズ。今回は、私よりも3つ上、1970年に登場したヤシカ エレクトロ35CCです。80年代のロードバイクと、オレゴンを走ってきました。

小さい頃、家にあった黒いカメラ

ポートランド市内のリビルディングセンターという、リサイクル建材センターの前にあったタコス屋。リサイクル、サスティナブルの文化が息づいている。

ポートランドのバイクショップCITY BIKESのアネックス。リサイクルパーツをごっそり扱う店で、外観はロジャーペット氏のミューラルが描かれる。

 小さい頃、家にあった黒いカメラ、なんだったっけ? 

 今思うと、ヤシカって書いてあったような……。『VINTAGE LIFE』創刊の頃、ネットでようやく見つけたのが、ヤシカ エレクトロ35CCだった。長野のカメラ店でケースつきの良上品を8,000円で購入したのだが、我が家の昭和70年代の写真はすべてこのカメラで撮影されたものだった。

 35mmの固定レンズはf1.8という明るさ。小さい頃に父親が「このカメラはよく写る」と話していたのを記憶しているが、今思うと、そんなレンズの性能のことを言っていたのかもしれない。

 撮影の仕方は簡単だ、撮影条件に応じて、レンズの目盛りを曇り、晴れ、室内などのイラストのところに合わせてシャッターを押すだけ。露出が不足していれば、ファインダー内に警告ランプが点灯する。

 今回はこのカメラと、オレゴンのツーリングイベントに参加した。

1910年に完成したホーソンブリッジ。アメリカ最古の登開橋で、ポートランド市を真ん中で分断するウィラメットリバーにかかっている。

7泊8日 800kmの旅

ツーリング中に見かけたトレーラーの前で、今回旅をした’80年代のイタリア製バイク、FAGGINと記念撮影。2×6のデュラエースにラクチンハンドル。

 オレゴンの絶景を楽しみながら、7泊8日をかけ、自転車で約800キロを走る。そんなツーリングイベントが「サイクルオレゴン」だ。アメリカのツーリングイベントの中でも絶大な人気を誇るこのイベント。参加者は年配の方が多く、とにかくスタッフによるサービスが行き届いている。

 宿泊はテントなのだが、毎日ボランティアが清掃し、次の目的地にはキレイになり、ふかふかの芝生の上に張られている。デカいシャワーブースを持つトレーラーが同行し、夜はその土地土地のバンドや歌姫が演奏するなかのディナータイムとなる。

サスティナブルな生活

CITY BIKESのスタッフがホイールを組んでいるところ。暗い室内だが、F1.8のレンズは意外となんでも写る。ライカのM5とこのサイズだと同じような。

 ホテル&クルマの贅沢な旅行に物足りなくなった方のために、ホスピタリティはそのままに、自転車旅行を楽しみたい! という欲求を見事に実現したツアーなのだ。

 このツアーに最初の2泊3日だけ参加し、あとは自転車天国、ポートランドのバイクショップを片っ端から取材しよう! というのが、今回の企画。その詳細は『PEDAL SPEED vol.12』に掲載している。

 ポートランド市が目指すのは、サスティナブル(継続可能)な暮らしということで、環境意識が非常に高いのが特長。食べ物は地場のものを使い、暮らしはリサイクルが当たり前。移動も自転車が普通。ゆるナチュな雰囲気がなんとも心地よいのである。

オレゴン・コーストの朝食

ポートランドは、古いクルマがかなりの割合で停車している。フォードピックアップのほか、いい時代のVWやボルボ、メルセデスも現役で走る。

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