2018.07.13

大人の趣味の為のライフスタイルマガジン「IN THE LIFE(イン・ザ・ライフ)」

北八ヶ岳の美しさが凝縮し、景色が鮮やかに展開する森歩き「双子山・双子池」

非日常空間へ! スニーカー登山で気持ちのよいフィールド歩きを楽しんだら、次のステージへいざ。トレッキングシューズで、ちょっとディープな自然の中に踏み込みましょう。この「双子山・双子池」は、登山の装備の基本を調え、脱ビギナーを目指すルートです。レッツ チャレンジ!!

わずか3時間足らずの歩きで出会える、珠玉の景色

双子山への登りで振り返ると、信越の名だたる山が並ぶ好展望。さらに登ると北アルプスが望める。

 双子山は、蓼科山の東側に位置する八ヶ岳北端の山です。双子池は、双子山の山腹にひっそりと水面を輝かせる二つの池。双子山と双子池を結ぶこのルートは、さらに苔むす原生林へと進み、秘境感漂う亀甲池を訪れ、草原地帯を歩き、周回します。

 歩く距離も時間もコンパクトではあるものの、登山口の標高は、日常からは想像できない2,090mという高地。そして登山道は、足もとを覆って隠すササや、原生林では倒木に行く手をさえぎられることもあり、気軽な散歩登山ではありません。

 登山レベルのステージが上がることを意識して、トレッキングシューズを履き、ウエアを吟味して登山口に立ちましょう。確かなギアを身につければ、どんな登山道が現れても躊躇せずに進めます。

 さぁ、こころ踊る絶景に出会いに、出発!

八ヶ岳の秀峰の間に中央アルプス全体がすっぽりはまり込む、ユニークな眺望を楽しめる。

上の画像の逆側では、浅間山が美しくすそ野を広げ、荒船山や妙義山が近い。谷川岳や至仏山も望める。

眺望の稜線から神秘の池へ、そして苔むす原生林へ

シラビソが立ち並ぶ林床を埋めるのはササ。

 登山口は大河原峠。ここへのアクセスは、路線バスの運行がないため、鉄道派はタクシーを利用します。マイカーは舗装の林道を進みます。これまで峠にポツンとあった売店が、おしゃれな峠のカフェに一新。登山のあとのシメのお茶も楽しみです。

 さて、歩き出しの標高2,060mの気温は、一体どのくらいのものでしょうか。標高が100m上がる毎に0.6℃下がるという公式に当てはめると、海抜0mが20℃だとすると、なんと8℃以下です。そのときに風があれば、風速1mにつき体感温度は1℃下がります。

 これらのことから、下界で20℃あったとしても、ウインドブレーカーのような上着が必要なことがわかるでしょう。歩きはじめるとからだはすぐに温まりますから、さっと脱いで、小さく畳んでしまえるウエアを重ね着してスタートです。

 はじめに目指すのは双子山。ササ原を出たり入ったりしながら登ると、あっという間に山頂です。山々の展望がよく、たちまちテンションアップ! 樹林帯に入るとササの根が張り、木の根の段もあるやや急な斜面を下って双子池に着きます。

 雄池のほとりにたたずみ、雌池を回り込んで進むと、そこはジュラシックパークを思わせる苔むす原生林。大きな岩と岩の間をすり抜け、根の段、岩の段、石くずの急下りをやり過ごして現れる亀甲池。

 ひと休みして池をあとにすると、蓼科山を正面に見据えた一本道。天祥寺原の分岐からは、広々とした草原を進み、登山口に戻ります。次々と変化する景色に大満足すること請け合い、一押しのルートです。

力強い生命力を感じる天然カラマツの古木。

ピンストライプの柄のようなカラマツの林。

雄池:風が止むと周囲の景色が水面に浮かぶ。くっきりと映し出されるその光景は息をのむほど美しい。

雌池:ほとりの林間にテント場がある。月のない夜、池に映る星を眺めて楽しむキャンプがおすすめ。

大きな岩や、倒れて朽ちた木を覆う苔、苔、苔。さまざまな苔を見られる苔の宝庫。

亀甲池:池が涸れると亀甲型模様の池底が現れることが名の由来。静かで落ち着く山ごはんポイント。

正面に現れる蓼科山に思わず歓声が上がり、うれしくなって歩く力がわいてくる!

広い草原に点在するトドマツが美しいアクセント。最後の最後まで景色の変化を満喫。

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