2018.07.17

大人の趣味の為のライフスタイルマガジン「IN THE LIFE(イン・ザ・ライフ)」

頂に立ち、奇跡と思えるほどの自然の造形美に対面する「日光白根山」

息を上げて登り、特別な景色をその目に!

閉ざされた樹林帯、険しい岩稜帯を踏破して感動の頂へ!

緩急を繰り返して閉ざされた樹林帯を登る。岩がなだれてくるような急登では、手をかけて登る箇所もある。

 日光白根山は、栃木県と群馬県の県境にまたがってそびえる活火山。古くは信仰の山、近代では日本百名山として親しまれている名峰です。山頂上部には、溶岩ドーム型の火山特有の円墳のようなもっこりとした隆起があり、この岩の隆起が足場の悪い急斜面をつくっています。

 山頂に通じる登山道はさまざまにあり、よく歩かれているのは、ロープウェイを利用する丸沼高原からのルートと、ここで紹介する菅沼登山口からのルートです。

 菅沼のルートには、緩急を繰り返す閉ざされた樹林帯と、足を取られる石くずの急登、大岩が折り重なる険しい場面もあります。が、精神的にも体力的にも、少々厳しい登山道を経験して山頂を目指すことにこそ、登山スキルを上げるチャンスあり! はりきって登って行きましょう。

弥陀ヶ池でバーンと視界が開けると目指す頂上部が現れる。池のほとりは束の間の平坦な道。

頂上直下の岩稜帯は、岩に手をかけて安全を確保しながら、足を大きく上げて全身を使って登る。

高度が上がると景色は抜群! 休み休み登って行こう

眼下に弥陀ヶ池、小さく2つに見えるのは狭まった部分でつながっている菅沼、たて長の丸沼を見晴らす。

 菅沼登山口からの歩行時間は約6時間。それは休憩を含まないため、さらに2時間ほど余分にみると、登山行動時間は8時間。安全な登山計画で下山時刻を15時と設定すると、理想的な歩き出しの時刻は朝7時になります。鉄道を利用してのアクセスでは、前泊が必要です。

 標高1,750mの登山口をスタートすると、まずは日光白根山の山腹、標高2,254mでひっそりと輝きを放つ弥陀ヶ池を目指します。その登りは、進むほどに勾配がきつくなり、木の根の段や岩の段、岩がなだれるような急坂が現れたかと思うと、歩きやすい踏み固められた土道になるなど、緩急を繰り返して根気よく高度を上げます。

 視界が開けて弥陀ヶ池に出ると、長かった樹林帯から解放されるよろこびとともに、目指す山頂が目に飛び込み、モチベーションアップ! 池のほとりを回り込んで進み、いよいよ山頂上部にかかります。わずか1㎞足らずの距離を1時間余りもかけて登るのですから、その厳しさがわかるというもの。たじろぐほどの岩くずの急登を越え、ザレと岩段の急斜面、さらに険しい岩稜帯を登りきると、誇らしい気分で登頂です。

 下山は五色沼を目指し、火山特有のふかふかの砂れきのジグザク、急で滑りやすい大小の石からなるザレガレ、砂が浮いて足を取られる急坂を緊張感いっぱいで下ります。樹林帯を経て、ホッとする平坦な道に出ると、ゆるい下り。やがて着くのは、広々として静かな五色沼のほとり。

 からだもこころもゆるゆると休み、弥陀ヶ池へ登り返したら、池からは登ってきた道を登山口に下ります。

山上には標識がある山頂のほか、岩場のピークがいくつかある。居心地のよい休憩場所を見つけよう。

人気の山頂は狭い岩場で記念撮影は順番待ち。山上は広いので写真を撮ったら、居心地の良さそうな場所を探して休もう。

足もとは急で滑りやすいが、男体山や中禅寺湖の絶景を間近に見ながら眺望満点!

道の方向が変わると、眼下に目指す五色沼が近づいてくる。

砂れきや大小の石のガレザレが歩きにくく、浮いた砂に足を滑らせてドキドキの急斜面。歩幅を小さくして慎重に。

山頂上部の勾配が嘘のように広々とした景色の五色沼。どこに座って休めばいいか迷うほど岸辺が広い。

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