2018.07.03

大人の趣味の為のライフスタイルマガジン「IN THE LIFE(イン・ザ・ライフ)」

水草レイアウトレッスン

CO2を必要としない丈夫な水草を数種類セレクトし、美しいレイアウトをつくってみよう。草丈の違いやちょっとした葉の角度によって、バランスを整えるのがポイントになる。

配置バランスを考えたレイアウトの基本手法

 幅40㎝の手ごろなサイズの水槽に、つくり込まれた水草レイアウト。二酸化炭素を添加しなくても育つ、比較的丈夫な種類を集めて植栽された作品だ。

 このアクアリウムを制作してくれたのは東京サンマリンの河野店長。河野さんといえば、海水一筋のキャリアだが、プライベートでは水草を育てていた時期もあったという。慣れていないはずの水草レイアウトでも、河野さんの手つきはすばやく、あっという間に素敵なアクアリウムに仕上がった。

「海水も淡水もレイアウトの基本は同じ。限られた水槽空間のなかで、いかに奥行きを感じられるように配置できるかがポイントです」

 流木の枝の先が斜め手前に向かうように配置したら、草丈の長い水草から順に植えていく。構図は中央付近に空間を空ける谷型のスタイル。後景は、ニューラージリーフハイグロやアンブリア、ウィステリアといった種類の草丈で、全体のアウトラインを整えながら、手前に向かってボリュームを増していく。

 葉の向きに注意しながら、正面から見て一番美しい角度に植えているのがよくわかる。中景に使われているワインレッドロベリアのあざやかな葉裏の色合いが水景に変化を与え、多様な水中の世界を印象づける。レイアウトの基本が凝縮された、手本のようなアクアリウムといえるだろう。

01.ジェックス製の水槽セット「サイレントフロー400」を使用。初心者でも扱いやすい手ごろなサイズ。

02.用意した水草と流木。水草はCO2や強い光がなくても育てられる、丈夫な種類をセレクトした。

03.ソイルは「ベストバイオサンド」(ジェックス)を使用。やや厚めに敷き詰め、表面をスクレーパーで平らにならす。

04.ソイルは水槽奥の背面がやや高くなるように傾斜をつけて置くとよい。フィルターは「サイレントフローパワーホワイト」をセット。

05.流木を配置。左奥から右手前に枝先が向かうように置いた。この時点で全体の構図は決められている。

06.霧吹きを使ってソイルの表面をぬらす。その後、ビニールを敷いてゆっくりと飼育水を注ぎ入れる。

07.水草の植え付けは後景から。草丈を揃えてカットしたニューラージリーフハイグロをピンセットを使って植えていく。

08.フィルターの存在を隠すように、ハイグロフィラを1本ずつていねいに植えた。

09.ハイグロの手前には、葉裏のあざやかな色彩が引き立つワインレッドロベリアを植栽。

10.水槽の右奥と左手前にはウィステリアを配置した。株の向きや草丈にも注目。

11.ウィステリアの株元にもワインレッドロベリアを1株配置。真上ではなく、やや左手前に傾けて。

12.全景には石に巻きつけてあるウィローモスを。バランスよく3つ配置した。

13.さらに前景には、ミニテンプルプラントを植える。手前から葉がよく見えるような角度で。

14.泳がせる魚はレッドファントムテトラとゴールデンテトラ。しっかり水合わせをしてから導入する。

Finish.多彩な水草が繁茂する水槽内を、カラシンが群れをなすようにして泳ぐ、美しい光景。

媒体:AQUA style

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