2018.07.25

大人の趣味の為のライフスタイルマガジン「IN THE LIFE(イン・ザ・ライフ)」

満80歳のライカとヴァイスビア「ミュンヘンで買ったバルナックライカ」

ライカⅢは、ライカⅡにスローシャッターと視度調整装置、ストラップ装着金具が追加されたモデル。装着距離計の倍率が1.5倍になり測距精度が向上。日本名はライカDⅢ

ほしかったバルナックを、ついに手にいれた。80年も前に販売されたカメラだけに、果たしてホントに写るのか?? 帰って現像するのが楽しみ、楽しみ。

おじいさんが下取りで持ってきたライカⅢ

FOTO REITERの店主、ジョセフさん。「そっかそっか、日本から。ライカを探しに来たのか!」と、とても喜んでいろいろ教えてくれた。

 自分と同い年のライカM5を購入して、約4年。M3のファインダーを店頭で覗き、そのクリアさに驚いてほしいなぁと思ったものの、まあMはひとつ持ってるから次はバルナックを使ってみよう……と思ったのが2年前。ただ、どうせ買うのであれば、ドイツを訪れる機会があったら現地で買おう!……と考えていたところ、他誌の取材でミュンヘンへ行く機会が突然訪れた。

 フリーの最終日に「ライカ、ライカ」とi-Phone片手に中古カメラ屋を巡るものの、はっきりいってライカ自体があまりなく、あったとしても程度がよろしくない。ドイツだけに、中古のキレイなライカ屋さんなんて、いくらでもあるかと思ったが、日本のカメラ店のレベルがとてつもなく高いことを実感。

 ネットで検索した情報を頼りに訪ねても、すでに閉店しているところが何軒も続いた。「今回はダメかぁ」とあきらめかけていたところに、一軒の新品専門のカメラ店が現れた。

お店にあったのは、ブラックのライカⅢとファインダーのないタイプのIc。Icもキレイで迷ったものの、当初ほしかったブラックペイントに決めた。

やり方を教えていただくはずが、結局全部やってもらうことに。動作はどこまでもスムース。

 今回の旅に同行していただいた、ISPO日本事務局の加藤さんが

「ライカって書いてありますよ?」

と勧めてくれたのだが、どう見ても新品のショップ。いや、入るまでもないでしょ……と遠ざかると……。

「コレじゃないですか? 古そうなのあるじゃないですか!」

なんと、ショーウインドウの隅に、2つのバルナックが双眼鏡の横に飾られてあったのだ。しかも、窓が片流れになっている年代のブラックペイント! じつはドンピシャでほしかったモデルである。

 あわてて店に入ると、まあ人なつっこそうなおじさんが登場! もうひとつのバルナックも、大変キレイである。じつは、ミュンヘンでライカを買って写真を撮ろうと考えていたボクは、フィルムだけを持参していた。そこで、黒いライカを買う旨を伝え、フィルムの入れ方がわからないことも伝えると、店主のジョセフ氏は丁寧にやり方を説明してくれた。

 購入したのは1933年式のライカⅢ。あるおじいさんが、下取りでこの店に持ってきたのだそうだ。ライカを手に、向かった先はレストラン。ゲットしたバルナックを眺めながら、ほくほくの笑顔でヴァイスビールを飲んだのであった。

腹ごしらえをして、最初に向かったのはミュンヘンの駅。初撮影がこの写真。ただ、プリントの画像はもっとコントラストが低くて眠たい。

マリエン広場の新市庁舎は、1867年から1909年にかけて建築。残念ながら、その後に撮影した自転車かなんかが写っちゃってます。

上とは建物つながりで、東大寺大仏殿。家族旅行で奈良へ行ったときにバルナックで撮影した写真。1691年に再建された建物。

Text & Photo:Soichi KAGEYAMA

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