2018.10.25

大人の趣味の為のライフスタイルマガジン「IN THE LIFE(イン・ザ・ライフ)」

SYUPPIN GROUPで探す「世界の逸品」

ヴィンテージから新品まで、様々なカメラを幅広く取り揃える「マップカメラ」。その他、自転車、腕時計、筆記用具と、様々な趣味の逸品を取り扱う。文字通り、趣味のデパート。それがシュッピン・グループだ。

ヴィンテージ万年筆とインクを実際に試し書きできる「KINGDOM NOTE」

手書きの機会が減ったからこそ、心を込めてしたためたいもの。
万年筆が欲しいなら、ヴィンテージも試して買える「KINGDOM NOTE(キングダムノート)」がお勧め。

 パソコンやスマートフォン全盛の昨今。年に一度の年賀状ですら、手書きではないという人も多いことだろう。だがそんな時代だからこそ、ペンを紙に走らせて自分の思いをしたためることが、とても貴重で大切な行為になった。その滅多にない"チャンス"を、コンビニで売っている安物のボールペンで済ませてしまっていいのか。今こそ、インクを詰めて自分の筆圧で字の強弱をつけられる万年筆を使う意味があるのではないだろうか。

 08年にオープンした筆記用具専門店のキングダムノートは、ヴィンテージから新品まで、実に様々な万年筆を取り揃えている。お店に入るなり、ウッドがふんだんに使われた高級感溢れるしつらえに驚かされるが、同店最大の特徴はほかにある。

 それは販売されている万年筆とインクを、実際に試すことができるということ。数十万円のヴィンテージ品も新品も、ほぼ全て実際に手に取って、書いて確かめられるのだ。店長の三浦真弓さんにその理由を伺ってみた。

「万年筆には高級なものも数多くありますが、アクセサリーではなくて道具なので、使ってみないとわかりませんよね。例えばペン先で一番細いのは『エクストラファイン(EF)』と表現しますが、メーカーによってその細さは異なります。

 日本のメーカーは漢字を書くことを想定していますが、ヨーロッパのメーカーはアルファベットを書くことしか想定していないので、当然日本のメーカーの方が全体に細めです。また筆圧が強い方はペン先が開くので、字が太くなる傾向があります。だからこそ、実際に書いて試していただきたいのです」

 ボールペンに慣れた人、つまり万年筆初心者ほど、筆圧が強い傾向があるのだという。

「一般に『ヴィンテージのモンブランはいいよね』といわれますが、じゃあ実際にどこが違うのかというと、ペン先が違います。日常の筆記具として万年筆が主流だった頃のモデルは、ペン先の形状や厚みが最近のものとは異なり、ペン先自体のしなりによって独得の柔らかい感触が生まれます。

 それに比べると最近の万年筆は固めのペン先が多く、柔らかい感触に拘られる方はヴィンテージを好まれます。でも逆に万年筆に慣れていない方には、ヴィンテージのモンブランのペン先は柔らかすぎる場合もあります」

 一方キングダムノートでは、ヴィンテージや中古のペンを安心して購入できるサービスを用意している。

「買い取ったペンは入念にチェックし、整備した上で店頭に並べていますが、購入後不具合があった場合は、1週間以内であればご返品いただけますし、ほとんどのヴィンテージ万年筆は6ヶ月保証が付きます。修理も受け付ておりますので、お気軽にご相談下さい」

 デパートや大手メーカーではできない、きめ細かなアフターフォローこそが、キングダムノートの真骨頂だ。

300色を超えるインクを在庫。ひとことで『青』と言っても当然色味は異なるため、キングダムノートでは全ての商品を試し書きすることができる。容器の形もメーカーにより様々で、眺めているだけでも楽しい。

多種多様な万年筆が揃う。パーカーやペリカンといった王道のメーカーから、日本では知名度が低いメーカー、更には海外メーカーとキングダムノートのコラボ製品も。定番のモンブランだけでもこの数。

モンブラン・パトロンシリーズ・オクタヴィアン/
1993年に4,810本限定で作られた、ローマ帝国の皇帝、アウグストゥスへのオマージュを捧げた1本。ペン先は18K。22万2,800円(取材当時)。

モンブラン作家シリーズ・ヘミングウェイ/
92年に2万5,000本限定で作られた、作家シリーズ第1弾にして代表作。作家シリーズは一年に一度発売され続けている。24万4,800円(取材当時)。

オマス・アルテイタリアーナ・セルロイド・アルコ・ダーマ/
廃盤となったモデルをキングダムノート・オリジナルとして復刻。イタリアらしい凝った細部が魅力。8万9,250円(取材当時)。

本当に価値のある一台が手に入る「CROWN GEARS」

海外のブランド自転車を中心に、こだわりの逸品を取り揃える「CROWN GEARS(クラウンギアーズ)」。
ヴィンテージから最新モデルまで、趣味性の高い自転車が欲しいなら、まずは訪れてみるべき。

MULLER MT853d/
ミュラーはカーボン全盛の今、敢えてクロモリフレームで展開する日本のメーカー。フレームのデザインはおとなしめだが、ホイールやギア、ブレーキは最新のパーツを使用した、ネオクラシック・テイストが魅力。59万8,000円(取材当時)。

PEUGEOT CX10/
自動車よりも先に自転車を手掛けていたプジョーのクロモリロード。ブレーキやホイールはMAFAC、クランクはSTRONGLIGHTなど、フランスメーカーのヴィンテージ・パーツが組まれている。トップチューブ長は580mm。57万8,000円(取材当時)。

 2013年夏、マップスポーツから新しいコンセプトで生まれ変わったクラウンギアーズ。シュッピン・グループらしく、本当に価値のあるものをカスタマーに提供すべく、商品ラインナップや店舗内外装を一新。店舗は自転車レースが盛んなイタリアやフランスのカフェをイメージし、ウインドーには1909年から開催されている世界屈指のレース、ジーロ・デ・イタリアのコースマップが描かれている。

 商品のラインナップも、レースに由来している自転車ばかり。新しめの自転車が比較的多いが、ヴィンテージに関しても、当時レースで輝かしい記録を残した自転車を販売しており、デローザやコルナゴといった今でも新車を製造するメーカーだけでなく、今はなくなってしまったメーカーの自転車やパーツも取り扱っている。

 ヴィンテージの自転車を買い求めるユーザーは、「当時買えなかった自転車を、今なら買えるから」という理由で買う50代以上の方もいれば、「現代のカーボン製の自転車は気恥ずかしいけど、ヴィンテージならオシャレに乗れる」という30代の方もいるとのこと。新車かヴィンテージかとユーザーが迷えるのは、両方を扱うクラウンギアーズならではのメリットと言えよう。

レースチームのトラック内部をイメージしたホイール什器。ホイールを手に取ったり、自分の自転車にあわせて確かめることも可能。

目利きが出来ない初心者でも安心! オーバーホールにも強い銘店。「GMT」

エントリーモデルからハイエンドウォッチまで、幅広い品揃えを誇るGMT。
ヴィンテージに関しては、ロレックスやパテック・フィリップなどを中心に買取強化中。

50's PATEK PHILIPPE Ref.2526J "Tropical"/
強い日差しの下でも変色しにくい陶製文字盤を採用した、通称"トロピカル"。こちらはインデックスの付け根部分が窪んでいる"えくぼ"が特徴の初期型ダイヤル。パッテク・フィリップの自動巻きムーブメント第1号にして最高傑作と評価されるal.12-600を搭載。外装、内部ともに現在では製造困難ではと思えるほどの手の込んだ造り。

 2006年のオープン以来、腕時計愛好家から高い信頼を得ているGMT。オメガやタグ・ホイヤーなどのエントリーモデルから、パテック・フィリップやランゲ&ゾーネ等のハイエンドモデル、更には、人気のパネライやウブロ、リシャールミルなどの最先端腕時計まで幅広い品揃えを誇る。

 一方ヴィンテージウォッチに関しては、パテック・フィリップとロレックスをメインに取り扱っている。その理由は、両ブランドともにマーケットが確立しており、価値も安定しているから。初心者でもヴィンテージウォッチの世界に入りやすいよう、間口を絞っているという事だ。

 ヴィンテージというとコンディションなどが心配で手が出し難いという人は多いが、GMTでは、しっかりとオーバーホールなどのメンテナンスを施した上で販売するので、目利きが出来ないからヴィンテージは敷居が高いという人でも安心して購入できる。

「店頭にご来店頂いてのお取引はもちろんですが、インターネットでも安心安全にご購入、又はご売却していただけるよう心掛けています。1度ご利用いただいたお客様からはリピーターになっていただく事も多く、少しずつお客さまに認められてきたのかなと感じています」

90's ROLEX Cosmograph DAYTONA Ref.16518 Tiffany Wネーム/
1990年代の前半頃まで続いたロレックス&ティファニーのWネーム。中でも希少なイエローゴールド素材のデイトナ。ムーブメントは、名機の誉れ高いゼニス社製エルプリメロをベースにモデファイしたCal.4030を搭載。販売当時の付属品であるティファニー専用ボックス、国際保証書、冊子の揃った本物のティファニーWネーム。188万円(取材当時)。

60's ROLEX Explorer I Ref.1016/
Ref.1016でも初期型の特徴であるミラーダイヤルだが、こちらの個体は外周サークルの無いタイプのミラーダイヤルが装着されている。半世紀以上経過したとは思えないほど実用性の高いヴィンテージウォッチである。99万8,000円(取材当時)。

カメラ:Tsutomu SUZUKI
テキスト:Yoichi SAKAGAMI
媒体:VINTAGE LIFE 8

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