2018.07.10

大人の趣味の為のライフスタイルマガジン「IN THE LIFE(イン・ザ・ライフ)」

AQUA Style PHOTO ESSAY「Nature Around(トウキ...

 鑑賞魚などを飼育する生き物好きな人は、フィールドに出るのも楽しみのひとつなのではないだろうか。

 春になるのが待ち遠しかったり、暖かくなるとワクワクしてしまうことだろう。しかし、人間感覚の春を待たなくても、まだまだ寒い時期に観察できる生物も実は多いのだ。中でも両生類の動き出しは早く、雪が残っていても、カエルやサンショウウオの仲間は産卵行動に入っている種が多い。

 今回紹介するトウキョウサンショウウオは、関東で観察できる小型のサンショウウオで、やや標高のある雑木林の細流近辺に生息している。産卵の最盛期は2月から3月で、春には繁殖行動が終わってしまう。大抵は夜から明け方に産卵するので、フィールドに着くと小さな水たまりなどに卵を見ることができる。

 今回の写真は、まだ雪の残る2月の中旬に、小さな水路に水中カメラを沈めて撮影したものである。卵の成長、孵化、幼生の成長など、じっくりと観察を楽しめる水棲生物なのだ。

 来年は、少々寒い時期からフィールドに出てみてはいかがだろうか。ただし、地域によっては保護対象になっているので、むやみな採集は避け、観察を楽しみ大切に見守っていただきたい。

産卵直後はこのようにシワシワだが、徐々に水分を含んで膨張する。

媒体:AQUA Style 5

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