2018.07.27

大人の趣味の為のライフスタイルマガジン「IN THE LIFE(イン・ザ・ライフ)」

AQUA Style PHOTO ESSAY「Plant Matter(スイレン...

 水面に丸い葉を広げ、その間から顔を出し、色あざやかな花を咲かせるスイレン。水辺を彩る植物のなかではとてもメジャーな存在で、園芸植物の女王と呼ばれるバラに匹敵するほどの美しさと豊富な品種を誇っている。花色や形状などが多彩で、好みの品種を選ぶ楽しみがある。

 スイレンは園芸の分類上、温帯性と熱帯性に区別される。温帯性スイレンは水面近くで花を咲かせ、花弁は丸みを帯び、やわらかな印象を与えるものが多い。昼咲きの品種のみで、朝から昼過ぎまで開花が楽しめる。寒さに強いため、野外での冬越しが可能。寺の池などでもよく栽培されている。

 一方、熱帯性スイレンは水面より少し立ち上がった位置で花を咲かせるのが特徴だ。花弁は細くて先端が尖ったタイプが多く、花色はバリエーションが豊富。とくに、温帯性スイレンでは見られない青色系統の品種が高い人気を誇っている。花は昼咲きのほか、夜咲きの品種もある。耐寒性が低いため、戸外での冬越しは難しく、冬期は室内に取り込んで管理をするのが一般的だ。

 栽培のポイントは、とにかく日当たりのよい場所で管理すること。とくに水中の株元に日がよく当たるほど生育が進み、花つきもよくなる。葉が茂りすぎたら、古い葉から取り除くようにするとよい。

 この夏、睡蓮鉢でスイレンの栽培とメダカの飼育を同時に楽しんでみよう。小さな水辺のビオトープから、自然の豊かさをより身近に感じられるだろう。

花の特徴や栽培環境などが異なる温帯性スイレンと熱帯性スイレン。画像は熱帯性。

カメラ&テキスト:Takeshi Hirano
媒体:AQUA Style vol.5

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