2018.01.26

大人の趣味の為のライフスタイルマガジン「IN THE LIFE(イン・ザ・ライフ)」

ナローポルシェが眠る、リビングのようなガレージ

デザインにこだわる施主の加藤氏。なぜならインドストリアルデザイナーとしてガレージも設計。事務所にはデザインに関する書物と趣味の空間であふれている。わくわくするガレージを拝見させていただいた。

デザインが美しいものに囲まれたスペース。趣味のものを活かして仕事に励む。

三重県四日市市。閑静な住宅街に建てられたビルトインガレージは、施主の加藤幹さんの趣味が表現されたような理想の家。2015年に『BESS』のワンダーデバイスをカスタムして建てられた家には、1969年式ポルシェ911、通称ナロー・ポルシェが眠っている。現在はラインの引き直しなどしてエンジンに火が入ることを待ち望んでいるが、そのガレージは建てたときに細かな計算され、考え抜かれていることが取材をしていくうちに分かる。前述の加藤さん。インダストリアルデザイナーとしてモノづくりを中心にコンサルティングをする会社『ガレアデザイン』の代表である。デザインが美しいものに非常に興味深く、趣味はクルマをはじめ、アウトドア、自転車、釣り、音楽、最近では盆栽まで興味を持つ多彩な趣味人である。

ログハウスで有名な 『BESS』で建てた家も、彼のアイデアでカスタマイズが施されるなど、生活するためのスタイルを優先している。リビングにはオーストラリア製の薪ストーブが設置され、ピザやシチューなど男の料理を楽しむなど マンションで暮らしていた時には体験ができなかった スタイルを満喫する毎日を送る。

『三和シャッター』製スチールシャッターを開けると、まばゆいばかりのシルバーボディのポルシェ911 が現れる。スティーブ・マックイーンが登場した映画を見たときからポルシェに憧れていて、いろいろなクルマを乗り継いで今から約3年前に手に入れた念願のナローモデルであった。

加藤さんの車歴はVWタイプ2からスタート。学生時代に手に入れたクルマはサーフィンに行くためのクルマが欲しく、レイトバスだった。その後、数台乗り継いで現在のナロー・ポルシェのほか、ルノー・カングーやジープ・ラングラー、ジムニーなどそのすべてがカスタマイズされている。  

よってガレージもいろいろな書物からアイデアを取り入れ、加藤さんのアイデアによって施工時にカスタマイズ。床面はモルタル仕上げではあるが施工時に60cmごとに約10mm の溝を入れ、クラックを目立たなくさせることと、水を流した時に排出しやすいようにと傾斜をつけた。

排気ダクトは市販品が高額と感じDIYで造作。壁面にはクルマ好きには胸が高鳴るカーボン素材のボードや棚、ライトなどを取り入れ2年半の歳月とともにカスタマイズ。ガレージに 設置された水槽は、当初から置くことが決められ、水の入れ替えがしやすい入り口と決めていた。また隣接した事務所兼書斎には、仕事の関係で手に入れ た本を所狭しと収蔵。壁面をあらかじめ強化するなど、すべてが設計時にプランニングした結果完成した空間といえる。

庭には『ATS.Japan』が販売していたコンテナ式 ガレージを購入し、趣味でもある自転車を10台収納のほか、アウトドア用品が収納されている。また家庭菜園の農工具も、米軍の払い下げボックスに収納するなど徹底したこだわりがモノ1つ1つに詰まっている。どれも個性的でありながらも、ものすごく高価ではないが、アイデアがないと実現しないものばかり。その感性豊かなアイデアこそが産み出したガレージハウスといえるだろう。  

現在では休日になるとカヌーを運んで、息子と湖 畔で釣りを楽しむなど、理想の父親でもある加藤氏。時間があればガレージでクルマを整備。先日も フューエルラインをガレージで引き直したばかりで少しずつ作業を進めて、今年中にはエンジンに火が入る予定だ。ガレージは土足で行けるリビングといいきる加藤氏は、ガレージの片隅に設置されたプレイス テーションのシートでゲームや、映画鑑賞を楽しむときが好きと語る。最近の悩みは、8歳になる息子に ゲームの腕前を抜かれてしまったこと。でも、この専用シートに座ってクルマのテールのラインを眺めているのが至福の時間。工夫がもたらした空間こそ、理想のガレージライフといえるだろう。

自宅の横に隣接したのは『ガレアデザイン』の事務所。 膨大な本が造作された棚にきちんと収納されている。仕事を終えるとギターに興じる。

当初から120cm級の水槽を置く予定で設置されたスペース。 水槽のなかにはサラトガなど、淡水魚中心に飼育。じつは日陰などで藻もつきにくく、一石二鳥とか。

カーボンで武装した自転車や棚など、カーボンアイテムで壁面をスポーティに飾る。軽量かつ、スタイリッシュなのが最大の魅力。

コンセプトは土足で歩けるリビング。よってクルマの横にはゲーム機を兼ねたTVモニターが用意され、食事を終えるとこの場所で1日を締めくくることもある。

クルマの下には寝板があることが分かるように、ガレージのなかでジャッキアップをして自分でクルマを整備するなどガレージを満喫している。

大きなウッドデッキがある庭のスペース。植木の苗木を購入して、育てるのも加藤氏の楽しみの1つ

ワンダーデバイスをベースにカスタマイズ。 ライフスタイルに合わせた居住空間。

自転車が約10台収納されるコンテナ式ガレージ。住宅の庭に自転車専用スペースとして用意された立派なガレージである。

ヴィンテージ家具を入れるリビングには、オーストラリア製の薪ストーブも設置。火のある生活も楽しんでいる。

フタバモデルから発売されるカーボンのライトもガレージに 2灯導入。軽いので落下の心配は無用。

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