2018.01.25

大人の趣味の為のライフスタイルマガジン「IN THE LIFE(イン・ザ・ライフ)」

1948 INDIAN “BIG-BASE” SCOUT/TOKYO INDIA...

そもそもこの世に50機しか存在しないIndian“684”RacerをベースにTOKYO INDIANSとCheetah Custom Cyclesの共演で生み出された戦闘機。アスファルト・トラックで蘇るCharls Franklinの不屈の魂。

アイルランドの首都ダブリンでIndianのディーラーを営みながら、レーサーとして大活躍していたCharls Franklinは、1910年代中期にIndinaの本拠マサチューセッツ州スプリングフィールドに招集、チーフデザイナーとして抜擢され非凡な才能を発揮する。1919~1922年にはレース部門を率いて、全米のレーストラックで宿敵H-Dワークス“Wrecking Crew”を相手に激しい攻防を繰り広げた。1932年に癌でこの世を去るまで多くの偉業と名作を遺したゴッドファーザーの哲学は、厳しいレースの世界で培われたものだ。

おおよそ半世紀、二輪史にその名を刻んだIndian Motorcycleの歴史は、アメリカの二輪レース史と言えるほど密接にリンクする。戦前から戦後にかけての二輪マーケットは、レースにおける成績がセールスの動向を大きく左右するファクターだったのである。ここで紹介する1948年式の“648”=Big Base はIndianRacingの集大成とも言える戦闘機で、Charls Franklinが1920年に世に送り出したScoutの血統をひく誉れ高き工場レーサーだ。オーナーは本特集冒頭で登場したToyko Indiansのメンバー船水 猛。NEIGHBORHOODのデザイナー滝沢伸介が長年秘蔵していたものを譲り受けた後、Cheetahで細部が煮詰められ目下旧車レースAVCCに鋭意参戦中。H-D 45SVには絶対に負けられない因縁を背負って─。

撮影時に砂浜でカウンターを当てながらテールスライドを試みるオーナー船水 猛。この直後、勢い余って648と共に水路 にダイブしたのはここだけのハナシ。普段は1947年式のCustom Chiefに乗る生粋のIndian党だ。

モーターサイクルレースの最高峰“DAYTONA 200”に勝つため、1948年のみ製造されたスペシャル チューンの“684”エンジン。このレースのホモロゲーションルールに基づき50機のエンジンが製造、25 機がレーサーとして組み上げられたと言われている。参考までに、同年の“DAYTONA 200”では見事に勝 利を果たしている。アルミキャストのラージフィンヘッドが装着された狭角42度のフラットヘッドエンジ ンは、同排気量45ciのSport Scoutが22馬力だったのに対し、40~45馬力を叩き出したという。

AVCC参戦のため前後ブレーキやポジションがCheetah大沢によって見直されている。Flandersのショートライザーを介したハンドルバーやステップも見所。美しいペイントはLOVE EAR ARTの仕事。タイヤは前後共19インチのDunlop K180が選択される。

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