2018.04.04

大人の趣味の為のライフスタイルマガジン「IN THE LIFE(イン・ザ・ライフ)」

南仏スタイルのラグジュアリーモダンな住まい

周囲の風景が暗く落ち、プライベートな空間だけが浮かび上がる、夜のくつろぎの時間は格別。ワインを片手に星空を眺めると、時間が過ぎるのを忘れてしまいまそうだ。大切なオフの時間、これぞ豊かな暮らしと言えるだろう。

堅牢な石造りのファサードに隠された、リラックスして過ごせるプライベートガーデン。夜は風そよぐなかワイングラスを傾け、昼には太陽のもと自然のぬくもりに包まれてシェスタを。そんな南仏のゆったりした暮らしを実現するのが、『トップメゾン』の「プレステージ・メディテラネ」だ。

伝統と革新の麗しき調和

 「ファッションとインテリアのトレンドは、ここ数年でかなり近付いてきています。ファッションショーでインテリアのアイデアが得られることも。そして、ファッション同様、インテリアのトレンドの移り変わりも早くなっているのです。フランスでは、そういった時代の流れに合わせて、外装はそのままでも内装をリフォームにより新しく生まれ変わらせて永く住む、という考え方が浸透しているんですよ」と、『トップメゾン』のチーフプランナーである大矢裕美さんは語る。
 
 そのフランスにおけるリフォームの考え方を日本で実践すべく、名古屋にある『トップメゾン』の南仏スタイルのコンセプトハウス「プレステージ・メディテラネ」の内装が一新された。今回のインテリアのスタイルは、今フランスで注目されているというラグジュアリーモダンだ。
 
 石造りと塗り壁のコンビネーションにロートアイアンの門扉、S形瓦やジェノワーズといった南仏らしい外観……、そして玄関ドアを開けると、外観とはまるで印象の異なる空間が広がる。足を踏み入れて、まず目に飛び込むのは鮮烈なほどにコントラストが利いたダークブラウンとベージュの大理石敷きの玄関ホール。アーティスティックな設えに心をときめかせつつ両開きのドアを開けると、そこはリビングルームだ。
 
 現代の宮殿とでも表現しようか、クラシックとモダンが見事に融合した華麗な世界。何よりも目を惹くのは、ルネッサンス様式のマントルピースを彩るブラックタイル。既存のマントルピースの周りが現代的にリデザインされているのだ。艶やかな表面にダマスク柄やラインストーンがあしらわれ、その一つひとつが美術品のように麗しい。設えられた調度品はすべて、形状こそクラシックだが、質感やデザインがまるで新しい。重厚さのなかに、煌めきを秘めたインテリアがここに完成している。

 リビングから左手に進むと、家族のくつろぎの場であるファミリールーム、そしてパウダールームとバスルームへとつながる。バスルームは浴槽と洗面スペース、シャワーブースが一体となったホテルライクな間取りとなっており、浴槽は従来のものを使用し、スペイン製のタイルで壁を装飾することで、さらなるリュクスな空間として甦らせている。コーラー社のホーローの浴槽に身を沈ませれば、心身の疲れなど一気に蕩け出してしまいそうだ。

曲線と直線が融合した流麗な装飾のロートアイアンの門扉。扉を開け、真っすぐ進むと中庭、石造りの回廊を左手に進むとエントランスへ。いたる所に石材を多用した重厚なつくりだ。

薄暮の頃にも、その変化に富んだ 外観は際立って見える。特に、ファサードの石造りの外壁とS形瓦の組み合わせは、質感からデザインまで南仏の住居をそのまま再現。

玄関ホールもモノトーンで統一。ゼブラ柄のチェアやアバンギャルドなデザインのペンダントライトなどにより、アーティスティックな空間に仕上がっている。

黒と白に、ボルドーカラーが艶やかに彩りを添える、モダンラグジュアリーなリビング。マントルピースの周囲には、ダマスク模様やラインストーンがあしらわれたスペイン製のブラックタイルや、ミラーが施されている。

ダイニングルームの床にはキッチン同様、白い大理石を使用。マットな質感の真っ黒なダイニングチェアが映える。

ダークトーンに壁紙の模様が映える主寝室。

御影石とガラスモザイクで仕上げられ たリュクスなバスルーム。

キッチンの向こうはファミリールーム。家族が憩うプライベートなスペースだ。

ファミリールームからキッチン、その先はリビングの右手に当たるダイニングルームにつながっている。つまり、回廊タイプの間取りとし、家族が行き来しやすいよう動線が確保されているのだ。キッチンとダイニングはリビング同様、ラグジュアリーモダンスタイルを踏襲。白い大理石に黒いキッチンやダイニングセットが浮き立つように強調され、光と影を中和するようにミラーやクリスタルなどが各所に配されている。玄関ホール奥の階段を上がると、2階の廊下の突き当たりが主寝室。濃淡のダークカラーでコーディネートされた部屋には、やはりクラシックなダマスク柄の壁柄が配され、1階のスタイルと呼応している。

外観は塗り替えを行なうなどして補修をしつつ、内装を現代風につくり替えて住むという考え方。そのため、フランスでは200年も300年も住まわれ続ける家があることも珍しくない。『トップメゾン』の新たなコンセプトは、環境への配慮や、建物の長寿命化が求められる現代において、ひとつの回答を提示したと言えるだろう。

[DATA]
プレステージ・メディテラネ コンセプトハウス
■ 竣工:2000年10月 ■ 敷地面積:309.65㎡ ■ 延床面積:196.20㎡
トップメゾン株式会社
東 京 ■ プレステージ・イルド(オープンハウス) 東京都世田谷区深沢4丁目8番3号 PHONE:03-5760-1150
大 阪 ■ 大阪府大阪市西淀川区佃2丁目3-5 リバーサイド ラ・メゾンビル 2F PHONE:06-4808-8884
名古屋 ■ 愛知県名古屋市千種区四谷通2丁目10番地 ルーツストーン ラ・メゾンビル 2F PHONE:052-781-5070
http://www.topmaison.com/ フリーダイヤル 0120-152-102
■ 対応価格帯(坪):50万円~ ■ 営業時間:9:00 ~ 18:00 ■ 施工エリア:関東・関西・東海エリア ■ 保証:10年保証

Photo/Kousuke-FUJIMATSU(藤松光介) Text / Kei-YOSHIDA(吉田 桂)

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