2018.08.27

大人の趣味の為のライフスタイルマガジン「IN THE LIFE(イン・ザ・ライフ)」

AQUA Style PHOTO ESSAY「Plant Matter(リトープ...

 何とも奇妙な形をしたリトープスを寄せ植えに。多肉植物の玉型メセンに分類されるリトープスは「生きた宝石」とも呼ばれるほど美しくて、種類も豊富。一対の葉と茎が合体した不思議な姿が一番の特徴だ。

 南アフリカの乾燥地帯が原産で、強い日ざしや動物の食害から身を守るために進化し、石に擬態しているといわれている。頂部には模様の入った窓があり、ここから光を吸収している。レッドやグリーン、イエローなどさまざまな色合いと模様があり、多くの品種が出回る多肉植物で古くからのコレクターも多い。写真の寄せ植えは、自生するアフリカの大地をイメージし、用土の表面には軽石を敷き詰めてアレンジしている。

 リトープスは秋から春にかけて生長する冬型タイプ。夏場は生育をとめて休眠する。とにかく日光を好むので、日当たりと風通しのよい、雨の当たらない場所で管理するのがポイントだ。夏期は遮光した半日陰で涼しくし、断水して育てる。表面のハリがなくなってくるが、秋まで水をやらずに見守ろう。

 春または秋になると、新葉を形成して「脱皮」を行うという不思議な生態も魅力。時には脱皮時に株が増えることもある。冬の生長期でも、水を与えすぎると腐ってしまうので、なるべく乾かしぎみに育てるとよいだろう。

 玉型メセン類には、リトープスのほかに、コノフィツムやプレイオスピロス、オフタルモフィルムなどの属があり、いずれも地面に埋まって石のような形をしているのが特徴だ。

中央「日輪玉」Lithops aucampiae、上から時計回りに「巴里玉」Lithops hallii、「柘榴玉」Lithops bromfieldii、「福来玉」Lithops julii ssp. fulleri、「麗春玉」Lithops peersii、「麗虹玉」Lithops dorotheae。

カメラ&テキスト:平野 威 Takeshi Hirano
媒体:AQUA Style 5

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