2017.03.15

大人の趣味の為のライフスタイルマガジン「IN THE LIFE(イン・ザ・ライフ)」

玄関に吊り橋のある幻想的な輸入住宅

独自の路線で人気のある『グリーンアンドハウス』。 今回の作品もオリジナリティに溢れ、 施主と建てる側の思いが見事に一致した作品が仕上がった。 家の中に吊り橋のあるY邸は、訪れたゲストを ファンタジーの世界へと誘う魅力に満ちている。

エイジングが施されたリビングの壁に、吹き抜けの窓から差し込む光が降り注ぐ。同じくエイジングされた木製ドアが空間のアクセントに。

ファンタジーの世界へと誘うデザインハウス

2011年5月に竣工したY邸。施主の希望にきめ細かく応え自然素材のこだわりと、職人集団による手作業を行う『グリーンアンドハウス』である。
 
広い土地を譲り受けたことがきっかけで、家づくりをスタートすることとなった施主のYさん。奥さまは、埼玉県の住宅見学会に参加した際に『グリーンアンドハウス』と出合い、職人たちのプロフェッショナルかつ繊細な仕事ぶりに感動したのだとか。同社がこれまで手掛けてきた邸宅はいずれも、玄関を開け放つとその先にあたかも別世界のように幻想的な光景が広がるものばかり。美的感覚を突きつめた造形美や、職人魂の結晶とさえいえる細部への徹底したこだわりが、感動と驚きを与えてくれる。見学会参加後、埼玉県秩父市内のモデルハウスを訪れたYさんは、新井代表との会話の中で、自分たちが本当に住みたい家のイメージを深く掘り下げ、再認識し、ぜひ家づくりを依頼したいと心に決めたのであった。
 
しかしながら、『グリーンアンドハウス』は1邸1邸を丁寧につくるスタンスで人気も高いため、すぐに着工とはならない。なんと着工まで、約2年の予約待ちも当たり前だという。それでも、同社の家づくりに共感して依頼する人は後を絶たない。Yさんも着工までの約2年間、見学会に参加するなど情報収集の時間と考えたそうだ。

シンプルなスタイルのキッチン。奥には2畳分のパントリーがある。

玄関から一歩足を踏み入れれば、上部に吊り橋が現われる。この大胆な発想も『グリーンアンドハウス』ならでは。

そうして待ち望んだ我が家。一歩足を踏み入れれば、目に飛び込んでくるのは玄関の上の吊り橋。
これは新井代表自ら図面に描いたものだ。そして、使いやすさを最優先にしたキッチンは、目地を極力減らすために大判のタイルを採用。キッチン奥の本棚を押せば、2畳分のパントリーへと繋がる。奥さまにとってこの収納スペースはなくてはならないもので、とても重宝しているそうだ。
「世の中には、造形美ばかりを優先して機能が伴っていない家も少なくありません。『グリーンアンドハウス』では、デザインと機能をバランスよく設計することが重要と考えています」と新井代表。この家はYさん夫妻の期待を裏切ることなく、それどころか、予想をはるかに超えて快適な住まいとなったのである。

赤と黒を取り入れたモダンな和室。祖父母の家から持ち帰った時計は形見。

鮮やかなブルーが映える寝室。

秩父モデルハウスをベースとしているが、和室は独自にリクエストされた項目の一つ。テーマは“斬新な和室”。天井に赤と黒のスダレを、畳には和紙畳を採用。和紙畳はダニやカビが発生しにくく、小さな子どものいるY邸には安心できる要素だ。祖父母が愛用していたアンティーク時計は今でも現役で、華やかな光を放つ照明と絶妙なマッチング。オリジナリティ溢れる和室となった。
「デザインを優先しているので、住み心地は少し悪いかもしれないと考えていましたが、想像以上に住みやすいのでとても驚きました」とYさん。実際、この家は高断熱・高気密と、性能面でも秀でており、冷暖房コストは思ったほどかからないとか。さらに、寝室の壁は美しいブルーとし、心身ともに落ちつき安らぐ空間に。他にも巧みに色を使い分けカラフルな家の中は、小学生になったばかりの双子の子どもたちにとっては、まるでテーマパークにいるような楽しい場所であろう。引っ越しも無事に終わり、今後は、広いガーデン部分に少しずつ手を入れていきたいとYさんはうれしそうに語ってくれた。
 
こだわりのエイジング加工を施した壁は造形美に溢れ、まるでファンタジー映画の中へと迷い込んでしまったかのような錯覚を覚える。この手法こそが『グリーンアンドハウス』の家づくりの醍醐味だ。自社の職人たちが、厳選した材料を用いて徹底した施工管理のもとに完成度を高めているからこそ、どの家も高レベルを維持しているのだ。代表自ら現場に足を運んで施工に加わる。それがクオリティの維持にも繋がり、施主とのコミュニケーションをはかることにもなる。数より質——誰もが口にしながら、実践できているのはごく少数しか存在しない、この信念。それゆえに多くの物件を手掛けることはできず、現在、『グリーンアンドハウス』で家を建ててもらう場合は約2年の予約待ちとのいう話である。しかしYさんの「想像以上の住宅」という言葉と一家の笑顔を目の当たりにすると、それだけの価値があることに、疑問をさしはさむ余地など吹き飛んでしまう。埼玉県を中心に、静かにじっくりと、しかし着実に夢の住宅をつくり続けている『グリーンアンドハウス』。その細部にまで至る造形美と職人技をぜひ一度、見学会で実感してみていただきたい。

アールを描く階段は、空間に変化を持たせる役目も担う。

エイジングを施すことで、アン ティーク風に仕上がったランプ。

玄関横に設けられた、通称「小人ハウス」。

[DATA]
埼玉県 Y邸
■ 竣工:2011年8月
■ 延床面積:130.18㎡ ■ 敷地面積:323㎡

有限会社 グリーンアンドハウス
対応価格帯(坪):50万円~
施工エリア:埼玉(一部は除く)、群馬の一部、東京
の一部
保証:躯体10年保証、全棟に地盤保証つき、JIOに
よる住宅瑕疵担保責任保険・アフターサービスは迅速に対応

埼玉県秩父市栃谷188-9
営業時間:9:00〜18:00 休業日:日曜日
PHONE:0494-23-3849
http://www.green-and-house.net

Photo/Kousuke-FUJIMATSU(藤松光介) Text/Jun-ISHIHARA(石原 淳)

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