2018.10.03

大人の趣味の為のライフスタイルマガジン「IN THE LIFE(イン・ザ・ライフ)」

水草レイアウトレッスン「水辺の自然を凝縮させたアクアテラリウム」

ひとつの水槽の中で、水中と陸地の両方が楽しめるアクアテラリウム。水際の多様な自然環境をイメージしながら、野趣あふれる素敵なテラリウムづくりにチャレンジしてみよう。

 水中と陸上の異なる世界を同時に再現するのがアクアテラリウムだ。自然界における水辺は、多彩な生物や植物が暮らす環境でもある。複雑な地形と風景、そして多様な自然環境をイメージしながらアクアテラリウムをつくるとよいだろう。

 今回作品を手がけたのは、UWSエンターテインメント代表の宮澤雅教さん。天然素材のダイナミックな配置と、繊細な植物の植栽が特長で、数々のアレンジを世に送り出してきた。なかでも宮澤さんのつくるアクアテラリウムは、独特な自然感が表現されている。とくに驚かされるのが制作するスピードの速さだ。すばやく石と流木を組み、事前に用意した植物を一気に配置していく。悩む様子はほとんどなく、慣れた手つきで、あっという間に仕上げた。基本の構図や水の流れ、植物の配置バランスなどが計算されていて、すべて瞬時に判断しているようだ。

 レイアウトのポイントは、動きを出すための流木の配置と、植物を植え込むスペースの確保、そして水の回しかた。陸上部分にまんべんなく水が行き届くようにするほか、手前に流れ落ちるポイントをつくっている。植物は水を好む種類を中心にセレクトし、タマゴケやシノブゴケ、ミズゴケなど、異なる種類のコケを適所に配置することで、変化を生み出し、多様な水辺の世界を作り上げている。

1:45×30×23㎝の水槽を使用。底面フィルターを設置し、分水器とチューブを接続。底面の吸い込み部分にウールマットを敷く。

2:フィルターのポンプを隠すように、土台となる大きめの溶岩石を縦に配置した。

3:その他の溶岩石を置き、手前のよく見える部分には、小さめの木化石や気孔石を配置。想定する水面あたりに霧発生器をセットする。

4:左奥には、ソイルを入れて植物を植え込むスペースを確保しておく。石のすき間などに細かくちぎったウールマットを入れておく。

5:左奥の空間にソイルを入れる。石のすき間にウールを詰めているので、土が漏れ出さず、正面からはほとんど見えない状態。

6:形状の異なる流木を配置する。枝状流木はその向きを意識して。塊状の流木は水の流れを意識して配置していくとよい。

7:壁打ちホチキスを使って、水が出るチューブを固定し、先端を斜めにカット。手前に水が流れる位置に3本ほど固定した。

8:植物の根は、薄くちぎったウールマットを巻いておくとよい。植栽後、根が必要以上に広がらず、さしかえも容易に。

9:左奥に、花の咲いたジャスミンの株を植え、その手前にワイヤープランツ、プテリス、フィカス・プミラを配置した。

10:植物の株元を隠すようなイメージで、シノブゴケを配置。とても丈夫なコケで扱いやすい種類。手前にはハツユキカズラも。

11:植物の株元のスペースは、水に浸した乾燥水苔を使って埋めておく。

12:陸上の手前部分に、葉の形状が美しいタマゴケを。水に浸かる部分には生きたミズゴケを配置しておく。緑色の微妙な変化がポイント。

13:手前の底面には川砂を入れて、明るいイメージに。水槽の半分ぐらい水を張り、水中にもミズゴケを追加。

14:水が流れ落ちる部分には、ホウオウゴケを貼る。これで水が流れる強さをコントロールする。

Finish!

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