2018.08.02

大人の趣味の為のライフスタイルマガジン「IN THE LIFE(イン・ザ・ライフ)」

AQUA style PHOTO ESSAY「Plant Matter(エクメア...

 その姿形や生態が一風変わった植物が、近年注目を集めている。ブロメリアもそのひとつといえるだろう。ブロメリア科(パイナップル科)の植物は多種多様で、「エアブロメリア」「タンクブロメリア」「グランドブロメリア」に大別することができる。

 エアブロメリアは、チランジアなど葉の表面から水分を吸収し、土がなくても生きていけるように進化した種類で、タンクブロメリアは葉を筒状に生長させて、そこに水を溜めるタイプ。グランドブロメリアは地面に根を張って育つグループだ。それぞれ、生育する環境に適応しながら、生態を変化させて生きてきた。そのフォルムは機能的で美しく、見たことのないユニークなものが多い。

 写真のエクメア・チャンティニー(Aechmea chantinii ‘Ebony’)は、葉の縞模様と縁のトゲが特徴で、このほかいくつかの園芸品種も作出されている。エクメア属は、熱帯アメリカに約180種が分布する着生植物で、株の中央に水を溜めるタンクブロメリアに分類される。小型種から大型種まで幅広く、流通する品種も多い。熱帯地方独特の鮮やかな花色と肉厚で艶のある葉が、トロピカルな雰囲気をアップさせてくれるインテリアプランツといえるだろう。

 春から秋までは屋外の明るい日陰に配置し、冬は温暖地以外は室内に取り入れて育てる。水は株の上からやさしく与え、筒状の空間に水を溜めておく。冬場は耐寒力をつけるために水やりを控え、乾かし気味に管理するとよいだろう。生長すると、脇から子株をつくることが多く、株分けで容易に殖やすことができる。

筒状になっている株の中心部分に水を溜めておく機能がある。

カメラ&テキスト:平野 威 Takeshi Hirano
媒体:AQUA Style vol.9

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