2018.11.06

大人の趣味の為のライフスタイルマガジン「IN THE LIFE(イン・ザ・ライフ)」

そこにでき上がるのは、癒やしの空間。「水草レイアウト作例集」

水草レイアウトの上達は、まずいろいろな作品を目にすることから。アクアショップのプロが手がけた水草水槽を一挙に紹介。参考になる発想やテクニックが散りばめられている。

aquarium 01「連なる空間が幻想的な緑の世界」

 湾曲した複数の流木を効果的に配置することで、遠近感を生んでいる、60×30×45㎝水槽のレイアウト作品。手前の流木などは、専用の流木ホルダーを使って水槽の側面に固定している。石は山水石を使用した。

 水草は南米ウィローモス、ブリクサショートリーフ、パールグラス、オーストラリアンクローバー、アヌビアス、ブセファランドラなど。複雑な地形を、変化のある水草が適度に覆い、美しい緑の世界を表現している。

aquarium 02「美しく秋を彩る夕焼けの山」

 紅葉に染まる山をイメージしてつくられた作品。60㎝水槽にシンプルな山型構図をベースに、水草の葉色の違いだけで美しい色彩のグラデーションを演出し、立体感のある水景をつくっている。前景には、細かな葉が特徴のエラチネハイドロパイパー、中景にはハイグロフィラ・ピンナティフィダ、後景にはロタラsp.Hra、アクセントとしてアルテルナンテラ・レインキーを植栽している。魚も紅葉の色彩に合わせてグリーンファイヤーテトラとペルーグラスを泳がせた。

aquarium 03「黒に浮かぶ明るい水草の風景」

 背面と側面を黒で囲まれた小型水槽(グラステリアLX・ジェックス)の中に、明るい水草の風景が浮かび上がる。前景にはキューバパールが広がり、後景にはパールグラスが茂みをつくる。アクセントとして赤葉のロタラsp.Hraを加えた。石は涼しげな色合いの龍王石を。シンプルな構図だからこそ、水草の美しさが際立つ、そんな作品に仕上がっている。

aquarium 04「自然の神秘を思わせる神々しさ」

 緊張感のある石組みが作り出す、大型水槽の本格レイアウト作品。水槽中央に、切り立つ崖のようなイメージで大きな石を縦に配置しているのが特長だ。裂けたように見える中央部分の空間は、ちょっとしたスペースなのだがとても印象的で自然の神々しさをも感じさせる。水草はピンナティフィダやロタラsp.などの赤葉を中央に配置させ、その周囲をブリクサショートリーフなどのグリーンで彩っている。中央の石組みにより目線がいく植栽といえるだろう。

aquarium 05「複雑で華やかな生態系をイメージ」

 密生させた各種の水草がバランスよく盛り込まれ、自然の豊かさを実感できるようなレイアウトに。水槽サイズは60×30×45㎝。照明にソーラーRGB(ADA)を使用するにあたり、多彩な色と形の水草を取り入れ、賑やかさを感じられるようにイメージして制作したという。

 水草はポゴステモン・エレクタス、グリーンロタラ 、ニードルリーフルドヴィジア、ルドヴィジア・スーパーレッド、ハイグロフィラ・ピンナティフィダ、ボルビディス、ミクロソリウム、アヌビアスなど。魚もネオンドワーフレインボーをはじめ、メラノタエニア・トリファスキアータ、トランスルーセントグラスキャット、ピーコックガジョンなど、華やかでユニークな種類を選んでいる。

aquarium 06「たくさんの水草を落ち着いたレイアウトで」

 ハイグロフィラやミリオフィラムなどの有茎草のほか、クリプトコリネやエキノドルスなどのロゼットタイプなど、さまざまなスタイルの水草を取り入れたレイアウトだ。アヌビアスなどの大型種も導入して複雑な水景を形づくっている。流木や石などの素材による地形に過度に頼らず、水草の個性だけで変化をつけているのがおもしろい。前景・中景・後景と基本に忠実な配置で、見ていてとても落ち着く水景といえる。

aquarium 07「深い緑に包まれた空想の森の中へ」

 パールグラスが生い茂る印象的なレイアウト作品。ライトグリーンに包まれた水中世界は少し神秘的で、空想の森に迷い込んだかのよう。流木の影に隠れてひっそりと育っているのが、ハイグロフィラ・ピンナティフィダと、クリプトコリネ・ウェンティコンパクト、ポゴステモン・エレクタスだ。それらもよいアクセントになっている。

aquarium 08「独特な石組みレイアウト」

 無造作に石を積み上げたようなレイアウトで、その周囲を彩り豊かな水草を茂らせたアレンジ。石組みの空間が絶妙で、暗がりの中を覗いてみたくなる。実際に魚が出入りする様子も楽しめる。水草はパールグラス、ニードルリーフルドウィジア、ロタラ・ ロトンジフォリア、オピオポゴン(水上部)を使用。

aquarium 09「迫りくる造形と明るいグリーンの共演」

 アーチ状に組まれた流木がこちらに迫ってくるように配置した、45㎝水槽のレイアウト作品。中央にアーチ状の空間を空けることで奥行きの広がりを感じさせる。

 水草はパールグラスとグリーンロタラ、グロッソスティグマの明るいグリーンを中心に植栽。流木やソイルとのコントラストが美しい。また、アクセントとしてルドウィジア・グランデュローサやウィーピングモス、アヌビアス・ナナプチなどを配置している。

aquarium 10「陰性水草の渋い魅力をじっくりと」

 ブセファランドラ各種とボルビディス・ヒューディロッティ、南米ウィローモスの陰性水草だけで構成されたレイアウトだ。60×20×28㎝の横長の変形水槽の特性を生かして、細長い枝状流木を左右に配置して組んでいる。陰性水草の渋い魅力が存分に味わえる。

aquarium 11「枝状流木でつくる森の入り口」

 細く伸びた枝状流木をベースにした、山型構図の水草レイアウト。水槽サイズは60×30×36㎝。主役の赤葉系水草はロタラsp.ベトナムHra。そのほかアヌビアス・ナナプチ、ニューラージパールグラス、ハイグロフィラ・アラグアイヤ、ホシクサ・ポラリスを。茂った水草の隙間から出てくるディープレッドアカホタルの姿を見ていると、森の入り口に来ているかのように思える。

aquarium 12「鬱蒼としたジャングルの縁に」

 幅90㎝のキューブガーデン(ADA)に鬱蒼としたジャングルのような大自然を表現している。溶岩石で組んだベースに、有茎草ミックスの侘び草を配置して茂らせている。寄せ植えスタイルならではのカオスな植栽が見どころだ。

 前景はキューバパールグラスできれいに覆われ、クリプトコリネ・ウェンデュラータグリーンや、ピンクの葉が美しいクリプトコリネ・フラミンゴの姿も。豪快さと繊細さをうまく織り交ぜたレイアウトといえる。

aquarium 13「南米の河川に思いを馳せて」

 水草レイアウト水槽に敬遠されがちな魚、コリドラスが生息するアマゾン支流域を再現した。魚、水草は全て南米原産の原種を用いているのが特徴だ。

 水草はミリオフィラム類やエキノドルス類を中心に、ニムファsp.やバコパ・カロリアーナ・サンフランレッド南米ウィローモスを植栽。水草が植わる背後の底床にはアマゾニアライトを、手前にはラプラタサンドを使用した。

 魚はブラックネオンテトラ、ハイフェソブリコンsp.、コリドラス・グァポレ、アピストグラマ・エリスルラを収容。魚の隠れ場所をたくさんつくり、魚が主役のレイアウトに仕上げた。

aquarium 14「シンプルに水草の美しさを楽しむ」

 幅36㎝の小さな水草レイアウト水槽。ラージパールグラスを主役に、キューバパールグラスやアラグアイア・レッドシャープハイグロなどをあしらっている。CO2は2秒に1滴添加し、ラージパールグラスから出る気泡に癒やされる。

aquarium 15「葉色の違いを利用して」

 どこにでも置けるデスクトップサイズの小型水槽に、パールグラスやニューラージリーフハイグロ、ロタラ・インジカ、ルドウィジアsp.レッド、ジャワモスを植栽。葉色の違いをうまく取り入れてレイアウトしている。

aquarium 16「流木で自然感を演出」

 30㎝キューブ水槽にあしらわれた流木メインの水草レイアウト水槽だ。モスを活着させた流木を組み合わせて山型構図に配置し、グリーンロタラやニードルリーフルドウィジア、ポゴステモンsp.などを植栽している。流木の動きがおもしろく、ナチュラルな風情を演出している。

写真・文:平野 威 Takeshi Hirano
媒体:VINTAGE LIFE 9

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