2018.10.30

大人の趣味の為のライフスタイルマガジン「IN THE LIFE(イン・ザ・ライフ)」

インテリア小型水槽で始める「コンセプトアクアリウム」

現在では熱帯魚やメダカなど観賞魚を育成するだけにはとどまらず、部屋のインテリアとしても充分に存在感を示してくれる、インテリア水槽も数多くリリースされている。 さぁ! コンセプトアクアリウムを始めよう。

イギリス発! 世界各国で親しまれる極上のインテリア水槽

人工アクセサリーで幻想的な水景を簡単に作れる

 センターにろ過フィルターを配置させることで、水槽面360℃を観賞面としてレイアウトすることもできる美しいインテリア水槽シリーズ「バイオーブ」。欧米を中心に世界各国に100万人を超すユーザーを持つ、世界的にも人気の高い水槽シリーズが日本にもいよいよ上陸した。

 透過率や保湿性に優れたアクリル素材を使用し、LEDライトやスポンジフィルターも内蔵されたオールインワン水槽で、煩わしい配線に悩まされることがないのでインテリアとしての性能は非常に優れている水槽だといえる。また特筆すべきなのは、水槽中央のフィルター部分を隠す役割も担うオーナメントや各種デコレーション、レイアウト用品が充実していることだろう。

 今回紹介しているすべてのレイアウトは、すべてバイオーブのアクセサリーを使用して作られている。初心者にとっては、素敵なレイアウトを作ることに敷居の高さを感じてしまうユーザーも少なくはないかもしれないが、アクセサリーを使用すればだれでも容易に素敵な水景レイアウトを作成することも可能だ。またアイテム類が充実しているので自分の好みに合わせたカスタマイズをすることも可能だ。

 アクアリウムショップで購入できる飾りサンゴや貝殻、その他、フィギュアなどを配置して自分だけの水景を作り上げるのも面白い。またすべて人工的なアクセサリーなので汚れれば洗浄することもできるし、死んでしまうことや枯れてしまうことがないのも、初心者にとっては嬉しい。季節に応じて水槽のデコレーションを変更して楽しむのも面白い。ラインナップ球状で近未来的なデザインが特徴のHALOと円柱タイプのTUBE、それぞれ水量のことなる3つのモデルが用意されているので置き場所や好みに合わせてチョイスしたい。

海の水景をイメージして作られた美しい水景世界に、ペンギンテトラが華を添えている。(制作/東京サンマリン)

オプションのデコレーションアクセサリーを使用すれば、さまざまなレイアウトを簡単に楽しむことができる。

両面鑑賞を楽しむ透明感あふれる癒しの演出

アイディア満載の小型インテリア水槽

 まるで宙に浮かんでいるような、斬新でスタイリッシュなデザインが特徴のインテリア水槽「ARK」シリーズ。側面や底面にはスモークガラスを採用してまるで水景が浮かびあがっているような空間を演出でき、また前後のズレを防止するストッパー構造を施した、木目模様が美しい専用ボードが付属されているので部屋の空間にも調和する、まさにインテリアに特化した小型水槽だといえる。

 そんなARKシリーズの特長を活かすには、通常の水槽のように壁沿いに配置するのではなくパーテーションの代わりに配置するのも、インテリアとしてはお洒落な空間を演出することができるだろう。そんな部屋の中心に配置するレイアウトをイメージで、両面からの観賞が楽しめるスタイルを紹介する。

 付属されているコーナーフィルターはうまく流木などで隠して片サイドに水草を植栽することで、熱帯魚の優雅な泳ぎも堪能できる清々しい水景が完成した。水草のグリーンと熱帯魚たちの色彩が彩りを添える、空間は自然な雰囲気と水辺の輝きが融合した美しい癒しの空間となっている。

 また水槽に高さを出し、テラリウム風に陸上部分をアートフラワーなど人工的なレイアウトを施すことでまた違った水槽世界を楽しむのも面白い。アイディア次第でさまざまな水景を楽しむことができるだろう。水槽のラインナップは幅50㎝、40㎝、25㎝の全3種類がリリースされている。配置する場所のイメージに合わせた選択ができるのも嬉しい。いずれにも投げ込み式のコーナーフィルターやガラスブタも付属されている。

まるで宙に浮いているようなデザインがとても美しい、ARKシリーズ。そんな水槽の特長を最大限に活かした、両面から観賞できるスタイルがおすすめだ。

陸上部分に人工のアートフラワーやプランツを配して、テラリウム風のアレンジで楽しむスタイルもインテリアに最適。

冬場も室内でメダカの繁殖を楽しむ

メダカ飼育の新しい飼育スタイル

 昨今、高い人気を誇っている改良メダカ飼育。世代や性別を問わず、多くのユーザーを魅了し続けるメダカ飼育の最大の醍醐味は、繁殖が容易なこともあげられるだろう。しかし一般的なメダカ飼育のセオリーは屋内飼育。寒い冬の時期は足し水などの管理は行うものの、大抵の場合はメダカは繁殖は行わず、エサも食べずに底面でじっとして冬を辛抱して暮らしている。

 今回紹介するのはそんな冬の季節でも繁殖を楽しむことができる、室内での水槽でのメダカ飼育だ。重要なキーワードは3点。

 まずは水温で室内といえども寒い冬の季節は10℃前後まで水温は落ちてしまうことも少なくはない。また日によって水温が安定しない環境も、メダカの繁殖にはあまり好ましくはない。なので水槽飼育の場合には、専用のヒーターを導入して繁殖に適した水温に維持するのがまず1つ目のポイントだ。

 次に照明、日照とともに繁殖行動を起こすメダカは明るい環境が大好き。水槽の照明も観賞目的だけではなく、こうした繁殖行動を促す役割も担うので、出来るだけ明るい光量を持つ水槽用照明を用意したい。また水槽の配置場所も一般の水槽配置場所としてはあまりおすすめのできない、日当たりのよい窓際などがベストだろう。

 そして最後にろ過である。屋外飼育ではろ過の不要のメダカだが、室内飼育の場合にはろ過フィルターを導入した方が状態は安定する。それだけ太陽の力は偉大なのだ。しかし強い水流は好まないので、水流が弱めに設定するのがポイントとなる。こうした飼育のポイントを押さえることで冬の季節でもメダカの繁殖を水槽で楽しむことができるのでこの冬にはぜひ挑戦してみてはいかがだろう?

底砂には、産卵・繁殖に適した水質を維持しやすい、メダカの天然ろ過ソイルを採用。シンプルなレイアウトで楊貴妃メダカの美しさが際立っている。

水槽内で稚魚をそのまま育てることができる育成メッシュ。水槽に浮かべて使用することができる。

小型水槽で本格的なアクアリウムを

高さを活かした自然観溢れる水景

 背面ろ過を採用し、LEDライトも付属しているので水槽だけを用意すれば、簡単にアクアリウムライフを送ることができる小型のオールインワン水槽「リビングキューブ」シリーズ。ガラスの合わせ目がないので水景を存分に楽しめる仕様となっている小型のインテリア水槽だ。

 今回は高さのあるハイタイプのリビングキューブ20を使用し、枝状流木を複数組み合わせて高さを活かした、自然観あふれるレイアウトを紹介。メインに使用した水草はハイグロフィラ・ピンナティフィダ。二酸化炭素の添加を与えなくても育成のできる丈夫な種類で、独特の葉模様がより自然な雰囲気を醸し出すことに成功している。

 熱帯魚も、コリドラス・アドルフォイやスーパーロングフィンのネオンテトラや、ゴールデンネオンテトラなど人気種をチョイス。収容する熱帯魚や水草の種類を選ぶことで、小型水槽でも充分に本格的なアクアリウムが楽しめることを実践した、好例ともいえる水槽に出来上がっている。水槽は他にもキューブスタイルのリビングキューブ12もラインナップされているので違った水景をそれぞれで楽しむのもよいだろう。

ライトやろ過フィルターなどが一体化になっているので、コード類が必要最低限で済むのもオールインワン水槽の大きなメリット。

長いヒレが美しい、スーパーロングフィンのネオンテトラとゴールデンネオンテトラ。

憧れの海中世界を自宅に再現

小型オールインワン水槽でマリンアクアリウムは身近に

 色彩鮮やかなカクレクマノミやさまざまな海水魚が元気に泳ぎ回り、イソギンチャクとクマノミが共生したり、美しいサンゴの織り成す美しい水景……etc 、そうした水族館や海でしか見ることができなかった海中の世界を再現するマリンアクアリウムは、同じアクアリウムとはいえ熱帯魚やメダカの飼育と比べて飼育や管理が難しく、高いコストがかかる敷居の高いジャンルだと思われている読者も多いだろう。

 たしかに淡水のアクアリウムと比べて使用する器具が多く、日常管理にも塩分比重など淡水の管理よりは多くの項目があるのは事実。そうした海水魚=難しいというイメージを払拭するべくリリースされたのが小型オールインワン水槽「シェル2」だ。水槽内を明るく照らすライトやろ過の役割を担い、水中内の不純物を除去するプロテインスキマーなど、飼育に最低限必要な器具類が標準装備されており、またスタイリッシュなデザインも特徴の水槽となっている。

 サンゴの仲間の中には水質にシビアな種類も多く、すべての種類が手軽なシステムで誰でも飼育できるわけではないが、種類を選べば決して敷居の高い趣味ではないことがいざ始めてみればよくわかるだろう。

 今回紹介するレイアウトでは、サンゴは丈夫で成長も楽しめるソフトコーラルと呼ばれる、骨格のないサンゴの仲間を中心にセレクト。海水魚はもっとも有名な海水魚といって過言のないカクレクマノミを筆頭に黄色い体色が特徴的なキイロハギやキンセンイシモチなどこちらも丈夫な種類をチョイスしている。

 飼育にはカルキ抜きした水を海水に変える人工海水や塩分比重計などが必要だ。飼育の際には専門店にアドバイスを受けて素敵なマリンアクアリウムの世界を堪能しよう。

専用キャビネットを使用すれば、スタイリッシュな雰囲気もアップする。

クマノミとイソギンチャクの共生に憧れるユーザーは多い。ずっと眺めていたい癒しの水景だ。

カメラ:平野 威 Takeshi Hirano
テキスト:鶴田賢二 Kenji Tsuruta
媒体:AQUA Style 9

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