2018.10.05

大人の趣味の為のライフスタイルマガジン「IN THE LIFE(イン・ザ・ライフ)」

モータースポーツでの活躍によってロータリーのイメージを飛躍的に高める「MAZDA...

マツダのRE車第5弾として1971年にデビューしたサバンナは、ファミリア・プレストとカペラの中間車種という位置づけであった。ボディタイプは2ドア・クーペ、4ドア・セダン、そしてワゴンを用意。スカイラインGT-Rの50連勝を阻止するなど、モータースポーツシーンでの活躍も当時のクルマ好きに鮮烈なイメージを植え付けた。プラモデルでは1/20はバンダイとナカムラ、1/24はヤマダ、ニチモ、オオタキほか多数がある。マルイ1/24が永らく名作として語り継がれてきたが、2005年にフジミが新規キットをリリースした。

グラチャンの人が作るとここまで決まる

本誌第1号で「グラチャンの人」として紹介させていただいた、ビルダーの金子さん。フジミの前期型をベースに、プラ板を手曲げした自作のワークス、同じくプラ板から自作したリアスポイラーをパテ埋め仕上げして装着。絶妙な色調のツートン、フェンダーとホイールのバランス、メッシュ化したグリルの奥に3連ホーンが並ぶなど、トータルバランスの良さも目を惹く。ダッシュボードに置かれた雑誌(GOROや『modelcars』第1号!)が楽しい。

ボックスアートの仕様を意識

フジミの前期型サバンナGSⅡを美しくフィニッシュ。キットのパッケージに使用されていた実車(マツダの保管車輌)と同じライトブラウンメタリックの色調が絶妙だ。アンテナやワイパーにはエッチングパーツを使用し、作品をシャープに引き締め、フェンダーアーチモールを除去した以外に大きく手を入れたところがないにもかかわらず、見る者を惹きつける仕上がりは、作者の力量があってこそだろう。

スロットカーでもキレイでカッコよく

今なお名作の誉れ高い、マルイのキット。堀崎さんはこのキットをなんと、スロットカーとして制作。「スロットカーでもキレイでカッコ良くを目指して」とのコメントどおり、塗り分けからクリアコートまで隙のない仕上がりだ。レース仕様のサバンナ、そしてそのマルイのキットといえばイエロー/グリーン/ブラックの片山仕様がポピュラーだが、堀崎さんの作品はイエロー/濃淡2色のブルーというカラーリングで非常に新鮮。

チューニングカー雑誌の表紙車をイメージ

今から20数年前に中学生の時に買った雑誌『ヤングオート』のカバーカーを意識して、フジミの後期型RX-3をアレンジした作品。アオシマのスピードスターに知る人ぞ知るMILKWAN謹製のひっぱりタイヤをセット。敢えてキャンバーをつけないリアル志向の足回りと非常にマッチしている。ワイパーレス処理、バンパーのボルト追加など、細かい部分にも手が行き届いている。テールは前期型に変更している。

往年のプラモファンならピンとくるこの顔

今は無き模型メーカー、ニチモ。古いレースカー仕様の金型を街道レーサー調にアレンジしたバリエーションキットを1980年代に発売していたが、その「猫目シャコタン"良い子悪い子"シリーズ」にインスピレーションを得て制作されたのがこの1台。自作の角目2灯、鉄板溶接風の美しいラインを描くオーバーフェンダーを表現するなど、非常に清潔感のある仕上がり。グリルから透けるラジエターのコアサポートの造形も素晴らしい。

オールドビルドを撮影に合わせてレストア

フジミのRX-3登場以前はベストとされていたマルイの後期型。リアピラー&クウォーターパネルまわりのグラマラスさは今なお魅力的だ。「街道レーサーシリーズ」の製品が発売されたころに組まれたものを、ペイント含めレストアしたもの。名付けて"茶バンナ"だそうだ(笑)。マルイ製の"溶けるダンロップD60"が生きているのもアピールポイントとのこと。

見せる部分に重きを置いたプロストリート

オーストラリアやニュージーランドで極めて高い人気を誇るオールド・マツダ・ロータリー車。そのカスタムトレンドを意識して仕上げられたのが、このプロストリート調アレンジのRX-3だ。内装からリアフレームに繋げたパイプフレームとナローデフ、4リンクサスなど、見どころ満載だ。フットウェアはプロストリート定番の小径ホイール&ファットリアタイヤではなく、敢えてビレットの大径と扁平タイヤを組み合わせてショーカー的要素も取り入れている。

'90年代前半のアメリカンショーカーを意識

1990年代前半にハイテックブームと共に一世を風靡したニュースタイル。モノクロマティックペイントなどと称して外装品をすべて単色で塗りつぶすスタイルだった。本作品は往時を再現しつつ、フロントグリルのハニカムは裏から削って抜き、ヘッドライトはリフレクター処理を行った他、バンパーはメッキを残すなど、オモチャっぽくならないようメリハリがつけられている。エアロディスク風ホイールのチョイスもユニークだ。

実はロータリー車ではありませんが……

サバンナとボディを共用するレシプロ・エンジン車、グランドファミリア。サバンナからの改造でこれを作り上げた猛者は、北海道の森山さん。サバンナとはグリルが違うだけでなく、フロントパネル自体がすこし平たい造形となっているが、ここもしっかりと修正。全くの新規造形となったテールレンズもきっちりと作られている。タイヤは日東1/24ギャランGTOからの流用で、その細身ぶりがグランドファミリアの"情けなさ"にピッタリだ。

キットのネガを潰しながらの超絶セダン化!

コスモスポーツでも見事な作品を持参してくれた清水さんの、もうひとつの作品がこのサバンナ・セダンだ。フジミのキットを単純にセダン化しただけでなく、キットの持つ弱点を修正してから(4ドアへの形状変更)を行っただけに、全身から溢れる説得力が半端ではない。タイヤはタミヤ1/24ロータス7のものを縦に分割、1/2幅と2/3幅のものを組み合わせるという、ちょっと思いつきづらい方法で自作している。

カメラマン:服部佳洋 Yoshihiro-HATTORI、横澤靖宏 Yasuhiro-YOKOSAWA
媒体:モデルカーズチューニング 2

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