2018.10.03

大人の趣味の為のライフスタイルマガジン「IN THE LIFE(イン・ザ・ライフ)」

ヤカマリバーのレインボーラウトを狙う!「FLY FISHING with FIL...

フィルソンとはどんなブランドなのか? それを深く知るため、高層ビルが立ち並ぶシアトルから一転、見渡す限り山と川しかない大自然にやってきた。

Camrin Johnsonさん/
フライフィッシングやハンティングの体験ツアーを提供するRED'S FLYSHOPの凄腕ガイド。経験不足な参加者に何個フライを無くされても、「まさか!」と笑い飛ばしてくれる、見た目通りの優しいナイスガイ。27歳とは思えぬ頼りがいのあるガイドで、参加者にヤカマリバーの魅力を教えてくれる。

 フィルソンはファッションとして街で着ても格好良いが、やはりアウトドアフィールドでギアとして使われている姿が一番格好よく見える。そう感じたのは、ワシントン州南中部を流れるヤカマリバーをボートで釣り下っている時だった――。

 フラッグシップに伺った翌日、フィルソンのプレスチームに連れられて向かったのは、大都市シアトルから200キロ離れた創業84年の老舗釣具店「RED'S FLYSHOP」。そう、この日はフィルソンがアメリカのメディアと我々向けにフライ・フィッシングツアーを用意してくれていたのだ。しかも今回の釣りは、日本ではなかなか無いであろう、幅の広い川をボートで釣り下るというスタイル。昼食を食べながら釣り方のレクチャーを受けた後は、5時間にも及ぶ船の旅が待っていた。

 エバーグリーン州と称されるほど緑豊かな事で知られるワシントン州だが、このヤカマリバー周辺は地肌むき出しの荒野。山の形がはっきりとわかるダイナミックな渓谷で釣りが出来るとはなんたる贅沢。更にフィルソンのCEO・グレイさんからは、一番多く魚を釣ったチームには新作のレザーバッグをプレゼントするというサプライズ提案もあり、参加者は完全に本気モード。我々はフィッシングガイドのカムリンさんに教えを乞いた。

ボートに荷物を置く時はボストン、歩いて移動する時はショルダーと、フィルソンのドライバッグは用途によって選択できるのが嬉しい。

RED'S FLYSHOPの川辺には何台ものフィッシングボートが。同店ではボートでのフライ以外にも、様々なガイドツアーを行っている。

フィルソン流BBQでひとやすみ

カムリンさんのフライボックスの中には、冬にハントした鳥の羽根を使って巻いたものも。今回は川が濁っていた為、アタリがわかりやすいドライフライを選択。

 川に飛び込んででも優勝賞品を持ち帰ってやると意気込むジャパンチームは、日本でフィルソンを展開しているアウターリミッツのプレスマネージャー吉田さん、編集部の陰山と鈴木の3人。乗船するボートは、アメリカのリバーガイドからの支持が厚いCLACKACRAFT製。川の流れに身を任せてフライと並走したり、時に錨をおろして停泊させながらじっくりと落ち込みを狙うのに適した手漕ぎボートである。

「まずはメイフライ系のドライフライを付けて、ブッシュの際に投げてみましょうか」

 この日のヤカマリバーは前日の雨で若干濁り気味。只でさえこのだだっ広い川で釣れる気がしないのに、日中のこの状況でドライフライを浮かべて本当に釣れるのか? そんな不安にかられながらも、フィルソンのフィッシングウェアがお似合いなカムリンさんを信じて投げ続けた。

 "アメリカでも指折りのトラウトフィッシングの聖地でデカいレインボーを釣ってきたんだ……"、酒を片手にヤカマリバーの思い出話を語れる男になりたい。そんな一心で数時間竿を振り続けた結果、吉田さんと陰山のロッドに見事50㎝ほどの虹鱒がかかった! 雄大な川で丸々と太った鱒は、聞きしに勝るビッグファイトを繰り広げてくれたのだった。

 日が傾いてきて、ワイルドな釣りの旅にも終わりが見えた頃、各チームのボートは何やら川の中州に集合。各ガイド達は陸に上がると、テキパキとボートの荷室に隠していたBBQグリルやテーブルを出してきて、ちょっと早めのディナーを振る舞ってくれた。夕日に照らされて煌めく水面と陰影を濃くする渓谷。大自然を感じながら食べるハンバーガーはアメリカの誇る最高のごちそうだ。

アメリカでも放流された養殖魚が多くなっているようだが、ヤカマで釣り上げたのはピンシャンのレインボートラウト。野生ならではの粘り強い引きが特長だ。

一心不乱に釣りを楽しんだ後は、中州に上陸してワイルドなBBQタイム。「俺は60cmのデカいヤツを釣ったよ」、「アタリは何回もあったけど1匹も釣れなかった……」、「私も0匹」などと、この数時間の間に起こった出来事を、ガイドさんお手製のバーガーを片手に語り合った。

 皆が食事を終え、冷えたビールを喉に流し込んでいると、お待ちかねの釣果発表が行われた。栄えある優勝は、7匹を釣り上げたグレイさん率いるフィルソンチーム……。我々は3人で2匹という不甲斐ない結果に終わったものの、常々この大自然で遊んでいる人達に勝てるはずないかと、すんなり諦めがついた。

 幸せな疲労感に包まれた我々は、そのままRED'Sに併設されている「CANYOU RIVER RANCH」のコテージに宿泊。バータイムに行われたワシントン州出身のカントリーミュージシャンのライブを観て、優雅なフィルソンツアーの夜は更けていった。

店内には、アメリカのブランドを中心としたフィッシングギアやアパレルが。ガイドも務める経験豊富なスタッフが道具選びのアドバイスをしてくれる。

ローカルの食材をふんだんに使用した、CANYON RIVER RANCHの料理。外遊びに出かける前は、野菜ばかりだけでなくガッツリ肉を。

テキスト:Junpei Suzuki
媒体:HUNT 13

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