2018.08.24

大人の趣味の為のライフスタイルマガジン「IN THE LIFE(イン・ザ・ライフ)」

SHINSUKE TAKIZAWA EXCLUSIVE COLLECTION「S...

東京 赤坂で開催された「Red Bull Box Cart Race」は、カーブやジャンプ台が設置された坂道を手作りカートで駆け下り、タイムと同時にオリジナリティや完成度チームのパフォーマンスで競うサンデーレース。ここではTeam Neighborhoodがエントリーさせたカートレーサーを紹介する。

NBHD SKULL-X/RED BULL BOX CART RACE 2017

 Box Cartの起源は古く、1950 年代にアメリカの子供たちが石鹸箱に車輪を付けて坂道を下り遊んだことがはじまりとされる。Soapbox CarやSoap Cartなど様々な名前で呼ばれる無動力車のレースは、いまや世界中に愛好家を従えるエンターテイメントだ。

 滝沢伸介率いるTeam Neighborhoodがこのレースのために製作したのは、70s Drag Racerにエド・ロス風味を加えてエンジンを取っ払ったかのような1台、ひと呼んでSKULL-Xだ!

 「総重量80kg未満というレギュレーションの中で、どれだけ作り込めるか。それが今回のプロジェクトの面白いところであり、同時に悩ましいところでもあった」。

車体の要となるシャーシには軽量かつ高強度のクロモリパイプを使用、フロントホイールはBMX用、リアホイールはリアカーのホイールを選択。製作はValley Autoが担当している。

 ロウブロー感ほと走るコックピット・シェラウドは、1.5mm厚のアルミ板数枚を叩き出してつなぎ合わせたワンメイク。手掛けたのはCheetah Custom Cycles.の大沢俊之。

「人間が入れるサイズのスカルをアルミで作りたい。という滝沢さんからのオーダーを受けたのですが、当然そんなでかいものを作った経験もなく、正直作り方すらイメージ出来なかったのですが、面白そうなので引き受けました。当初1か月半という制約だったのですが、その後2週間に短縮されて地獄を見た(笑)。なんとか形になったから結果オーライです」。

経験のない巨大なサイズのアルミボディ製作を大沢はこう振り返っている。

「このサイズはバイクビルドというより4輪のシートメタルに近く、技術的にもカーレストアの領域です。以前から4輪関連のボディビルドの資料は収集していたので、それらを見よう見まねでやりました。当然最初は失敗の連続。徐々にコツを掴んでいった感じです」。

 Neighborhoodからの依頼で、その上Red Bullが冠のテレビ放送も予定される。とてつもないプレッシャーが大沢の両肩にのしかかっていた。

「当初はポリッシュ仕上げでしたがもはや時間的に不可能で、ヘアラインもサンドブラストもサイズ的に無理。とは言え溶接後をそのままというわけにもいかず。最終的な答えはスピニング。もう少し時間があればより面白いモノが出来たはずだけど、イベント自体も楽しく良い経験でした——」。

 残念ながらレース当日は大雨。しかし赤坂の街を駆け抜けるSKULL-Xに、オーディエンスは惜しみない声援を送った。

チーム監督の滝沢伸介が製作前に書き上げたSKULL-Xのイメージデッサン。全てはこの1枚から始まった。リアのホイルキャップはタイムアウト!?

Team NHより選出されたパイロット・岡氏の体型に合わせて設計されたコックピット。ステアリング右のバーはブレーキレバーである。

スカルのコックピット・シェラウドの対になるフロントエンドは下顎部がモチーフ。ご覧の通り歯もひとつずつアルミで製作。Cheetah Custom Cycles. 大沢俊之の意地を垣間見るディテール。

軽量化かつ高強度のクロモリパイプを使用したシャシーはValley Autoの仕事。フロントホイールはBMX用でリアホイールはリアカーのホイールが選択される。コックピットシェラウドはご覧の通り分割で製作された。

NBHD×OWLのスペシャルパーツがホットロッドショーでデビュー!

滝沢伸介が長年温めていたバイク用グリップとバルブキャップを、こだわりのH-Dパーツでお馴染みのOWLが具現化。来たる横浜HRCSで先行販売される! 
グリップはインチサイズで細身のシェイプ。バルブキャップはコウモリをモチーフとするファニーなデザインとなる。どちらも数量限定につき売切御免!

カメラマン:Kentaro Yamada
テキスト:Gonz
媒体:ROLLER 25

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