2018.11.08

大人の趣味の為のライフスタイルマガジン「IN THE LIFE(イン・ザ・ライフ)」

4日で1,920kmを走る、筋金入りのナショナルロードラン in U.S.。

AMCA Yerba Buena支部のファウンダーにして、『ROLLER magazine』のご意見番・ブリトーリックは、今回ナックルで参加。夜のパーティではスピーチも冴える。Born-Freeを主催するグラントも初参加。若い世代の旧車乗りも徐々に増えている。

 9月初頭、夏休みも終り少し静かになったタホ湖周辺にて、AMCAのナショナルロードランが催された。遠くは東海岸やハワイのメンバーが愛機と共に駆けつけ、希少なJDからファクトリーオリジナルのボートテールFXまで多様なヴィンテージが集結。

 拠点となったタホ湖はカリフォルニア州とネバタ州の境にある風光明媚な観光地として人気が高く、その周囲は約114kmで水深500メートルほど。ちなみにこの水深はアメリカで2番目に深いものだ。今回のランでは、この湖を取り巻く美しいワインディングを4日間かけて自慢の愛機で存分に走った。その走行距離約1,200マイル=1,920km。本場アメリカの筋金入りはタフに走ります!

アフターパーツの老舗パウコ社を訪問。

PAUGHCOといえば、OEMからカスタム用まで多種多様なフレームで知られるが、同社のフレームは、溶接からクローミングまですべてこのファクトリーで製作される。

創業の1969年以来、H-D用のカスタム&リプレイスパーツを作り続けているPAUGHCOは、いわずと知れた世界屈指のアフターパーツレーベル。ネバダ州カーソンにある巨大ファクトリーは1983年に建てられたもので、AMCAの御一行は今回のランのホットスポットとして訪問した。

Arthur May/
ハワイ・ホノルル(!!)から参加のアーサーと1939EL。10年ほど前にバスケットケースの状態で友人から譲り受けたものを、8年かけパーツを集めながら組み上げ、2016年にフィニッシュ。その後父親が住んでいるオレゴン州に輸送して、去年ユタ州で開催されたAMCAナショナルランに参加。以後もオレゴンに保管されており、今回のランにも参加した次第。

Drake Schlessman/
後述の祖父フレッド・デイビスより、バリもののSuper Glideを譲り受けたドレイク。7〜8年前にフレッドはこの71FXで交通事故にあったが、リビルドして復活! フューエルタンクの上には、FXのデザインした御大WILLIE Gのサインが残されている。今回のランではバッテリーチャージングシステムが不調だったが、なんとか完走した。

Vince Spadaro/
愛機の1939年でサンフランシスコ南20マイルのサンブルーノから自走で参加したヴィンスは、ベテランのH-Dメカニック。3日目にバッテリートラブルで不調に見舞われたが、現場修理して帰路200マイルを走破。「古いバイクはいまだ謎が多く、急に走らなくなったり、逆に絶好調になったり。そこがまた面白いところだね」と話してくれた。

Bryan Sullivan/
バスケットの1940年式を自身のショップ"Deep Throttle"でリビルドしたブライアン。ベースはその昔鉄工職人の通勤の足でその息子が引き継ぐが、彼は後にHAになったとか。デットマンハンズのタンクも元はHAのメンバーのものだという。

Stanley Miller & Vickie/
バブルバッグとバディシートを装備する1959年のDuo-glideでエントリーしたスタンリーとベッキー。AMCAのランはタンデムでの参加者もOK。お気に入りのH-Dに最愛のパートナーを乗せてのライド、間違いなく最高の思い出になるはず。

Jack Weldon Keller/
始まりは、父と叔父が1977年にバスケットで買った4台のChiefだった。ジャックの父はIndianを夢見た男で、叔父もWWⅡから生還後に2台のIndianを所有するマニアだった。84年にジャックがプロジェクトを引き継ぎ苦労の末に完成させた。

Jeff Sierck/
元フラットトラックレーサーのジェフの愛機は1939年のIndian。91年にバスケットで入手し、翌年完成。しかし車に突っ込まれてダメージを負うが、それを機に1939年の世界万博カラー黄×黒に。愛妻とのタンデムの山道も、余裕の走りを披露。

Andrew Potash/
とあるNYのH-Dメカニックがリタイア後にフロリダに移住し、夢のIndianの再生を開始。しかしその夢半ばで他界する。そのプロジェクト引き継いだアンドリューは、8か月かけて48 Chiafをフィニッシュ! あえてペイントは手を入れず、オールドペイントの雰囲気を楽しむが、アクセサリーは好みに変更したという。

Al Korff/
So-Calのヤングガンことアルボーイは、隙なく仕上げた47FLでエントリー。「当初チョッパーだった1947FLを約2年かけてストックへ戻した。足りない純正パーツはスワップミートを巡り、トレードやネットを駆使して集めたよ」という苦心作。ストックホルムの鬼才Nicke Svensson率いるVardhallaのテレスコピックフォークにも注目されたし。

Richard Ostrander/
CHPが使用した1940年式を、2000年にセカンドオーナーよりトレードで入手。2年かけてレストアした際にF19/R18インチに換装、フロントエンドにはJDのレーシングダンパーを装着。その実セルモーターが組まれているのはここだけのハナシ。

Mark Gaiser/
米国Easyridersのカバーバイクで、EDDY PAULがビルドした1979年式のシャベル。掲載時はエイプハンガーにキング&クイーンシートだったという。オーナーのマークは7〜8年前に手に入れ、ポジションを合わせつつ現在の状態にリメイク。

Mario DiSalvo/
サンノゼから参加のマリオは、当初パンヘッドのラストイヤーでエレクトリックスタートした初年の65年式のElectra-Glideを探していたが、この59年と巡り合う。入手当初は問題続きだったがひとつずつ潰し、現在は信頼できる愛機に。フロント&リアのサスペンションに、ポゴスティックシートも加わり、乗り心地も抜群。ロングライドで真価を発揮する。

Gordon Matthews/
1971年にカリフォルニアに住んでいた頃、BBQに行った時にとあるH-Dに遭遇しひと目惚れ。その3日後に1968年のエレクトラグライドを購入、現在も所有する。LAのストリートとフリーウェイをサヴァイブする術もBBQ仲間から学び、共にウェストコーストを走ってきた。80年代初頭、その友が死ぬ間際に、昔一目惚れしたこの1955年式を譲り受けた。

カメラ&テキスト:Ken Nagahara
媒体:ROLLER 25

NEWS of ROLLER magazine

ARCHIVES

RANKING

POPULAR TAG

NEWS

SEARCH