2018.04.09

大人の趣味の為のライフスタイルマガジン「IN THE LIFE(イン・ザ・ライフ)」

ポートランドスタイル、チョッパーフリークのリビングガレージ

夢の中で生きるポートランドバイカー。 ポートランド特有の自由な空気と個性あふれる人々が流れるノースイーストの一角。 オートショップを改装したというデニスとディランの住居はふたりの“Favorite”で満たされた夢の空間だった─。

“ バイク好きの男ふたりが同居するガレージハウス”となれば、ガソリンとオイルの匂いが充満する雑然とした空間をイメージするのが定石。しかしアメリカで最もヒップとされるポートランドとなればさにあらず。デニスとディランのそれは、H-Dやチョッパーフリークの夢がギッシリと詰まった玉手箱のような空間だった。

テキサス出身のデニスはシアトルを経てポートランドに移住。ディランはサザンカリフォルニア出身でポートランドを拠点とするのは2回目とのこと。ふたりともポートランドネイティブではないが、センスが良いことは確かである。
 
デニスは親父の影響でヴィンテージカーに興味を持ち、それが古き良き時代の雑貨や家具へ変わり、H-Dやチョッパーへ行き着いた。そしてそれらを売買をするうちにヴィンテージに精通するようになったという。
 
一方バイカーファミリーの中で育ったディランは、H-Dに乗らないほうが不自然という思考の持ち主。そんなふたりがポートランドで出会い、意気投合するのに長い時間は必要なかった。この物件をふたりでシェアすることもごく自然な流れだったという。入居したふたりは居住空間を整えるところから着手し、その後バイクの整備スペースを整えたという。
「まだ完成ではないけれど、そもそも気の向くままに改築すること自体が好きだから、終わることはないかもね(笑)。さらにガレージというものはそうして変化していくことがとても自然なことだと俺もディランも思っているんだ」。

ROLLER magazine vol.15

GARAGE
ボール盤や旋盤も揃うガレージスペース。壁面には集めたパーツがディスプレイ、希少なピリオドパーツも多数!この天井の高さもガレージハウスならではの魅力だろう。

ウッドリフトの上にはパンヘッドのプロジェクトがあった。“好きなものしか置かない”がこのガレージの唯一のルールだ。

右からこのガラージの主のひとりデニス。 ヴィンテージモーターサイクルだけでなく、アートや家具に造詣の深い男。真ん中はもうひとりの主でありマックス率いる4Qのバイク製作にも携わった経験を持つファブリケーターのディラン。一番左はシアトルから遊びに来ていたデニスの兄。

LIVING ROOM
デニスの得意分野であるミッドセンチュリーのファニチャーとお気に入りのアートピースに囲まれ、時間ができればバイクいじりをしたり、アナログのレコードに針を落としたり、ギターを弾いてみたり。そんな日常生活を送るふたりが口を揃えて言うのは、「シェアハウスの一番のアドバンテージは、お互いが所有するツールやアイデアを共有できること」。

古いタンクも、デニスの手にかかればアートになってしまう。

BEDROOM
天井が高いのでロフトを設置。上下で空間を仕切り、それぞれのプライベートスペースとしている。ダブルベッドが優に置けるそれぞれの部屋は実に良い雰囲気。

DYLAN'S BIKE 1965 H-D XLCH 60s MCスタイルのコンペティション・ホット。

目下ナックルヘッドのプロジェクトに余念がないディランの“足”となるアイアンスポーツ。ストック然としているが、なんとも言えない色気を放つ1台だ。
「ハンドル周りやシートと、いくつかのディテール以外はビシッと芯の通ったストレートストック。元々は友人アンディの愛機だったものをオレのパンヘッドのモーター&トランスとトレードした。アイアンバレルの4カムのライドフィールはビッグツインともまた違って、一度味わうと病みつきになるね─」。

3.5インチのFLANDERS製ドッグボーンライザーを介してセットされるZバーが、アップライトはボジションを形成する。

小ぶりなシングルシートはOLD BATES。

photographs&text:Ken Nagahara

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