2018.09.03

大人の趣味の為のライフスタイルマガジン「IN THE LIFE(イン・ザ・ライフ)」

VIP touring「走れるVIPはお嫌いですか!?」

 プラモデルのカテゴリーとして非常に人気の高いVIPカー。しかし、VIPカーは思いのほかセオリーや決まりも多く、自由なモデリングが意外や難しいという事実がある。そこで、創意工夫に長けたCreativityメンバーにあくまで架空のカテゴリーとして「走れる(と想定した)VIPカー」を『VIP touring』と名付け、各自思い思いに制作した作品を持ち寄ってもらった。

 中には、「これなら本当に実車があったらカッコいいのでは?」と思わせる緻密な考証に基づいた作品もチラホラ。VIP touringの解釈は各自まちまちでノーマル車も混じるが、そのあたりは御愛嬌ということで大らかな気持ちでご覧いただきたい。

これぞまさにVIP Touringの極みサーキットにV8サウンド轟かせ

 どちらかと言えば落ち着いた"旦那グルマ"のイメージが強い180系マジェスタに、大胆にもドリフト系のエッセンスを注入したのがこの作品。ビルダーの得意とするアーチ上げ加工と絶妙なキャンバー角、タイヤ&ホイールのセッティングで、ストックとはまるで別物の迫力を備えている。カーボンルーフ、作りこまれたインテリア、そのすべてが絶妙にバランスされて実車さながらのリアリティをみせる。

◆Builder:中尾賢太
◆アオシマ1/24

まさかのマークXセミスクラッチそのベースを当てるのは極めて難しい

 マークXのプラモデルが存在したのかと錯覚してしまうが、実はこの作品、アオシマの180系マジェスタをベースにセミスクラッチされたもの。ルーフセクションこそその面影を残すが、造形の難しいヘッドライトやボンネット、特徴的なトランクリッドサイドの形状などは実車を忠実にトレースしている。

 また単にマークX化するだけでなく、アーチ上げ、叩き出し風フェンダーなどモディファイテイストもしっかり加味している。

◆Builder:若尾 綾
◆アオシマ1/24

こんなレースが本当にあったら実は一番盛り上がるのでないだろうか

ここまで作って、後席は残す果たしてその理由とは?

 1990年代に盛り上がりを見せたJTCC(全日本ツーリングカー選手権)。市販車に近い形をしたボディと、フェンダー目一杯の収められた大径ホイールとシャコタンぶりが、当時のストリートレーサーのお手本ともなった。そんなJTCC参戦車のコロナにヒントを得て制作されたのがこのアリストだ。

 ホイールはタミヤのJTCCアコードからの流用、インテリアもロールケージとドンガラ内装……かと思いきや!? 何と後席は本革シートとドアトリムは残されたまま。その心は、「いつでもVIPをお迎えにあがれるため」という洒落の効いた作品だ。

◆Builder:竹本和矢
◆アオシマ1/24

これなら本当に速く走れそう!? 本気のVIPレーサー

 アオシマのF55シーマをベースに、レーシングマシーンへと仕立て上げたもの。目を惹くのはカルソニックブルーの発色と見事なオーバーコートで一切の段差をなくし、鏡面に磨き上げられたボディだろう。内装はドンガラ内装化、ガゼット付きロールケージなどすべてワンオフで仕上げられたもの。

 延長されたステアリングポストなど、そのこだわりも見事だ。タイヤ&ホイールはフジミのポルシェ997GT3からの移植。エアボリュームのあるタイヤと"走りそうな雰囲気"に落とされた車高など、完成度は非常に高い。

◆Builder:川村隆弘
◆アオシマ1/24

 アオシマのY33シーマに、グループAのアクシア・スカイライン(R32)のテイストをドッキングさせたアイデア作。惜しむらくは、一番の見せどころであるはずの車高スタンスが決め切れていないところで、このあたりを詰めて、インテリアも作りこんで、是非フィニッシュしてほしいところだ。

◆Builder:小楠直樹
◆アオシマ1/24

テキスト:Makoto UKAI(鵜飼 誠)
媒体:modelcars tuning 参

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