2018.11.29

大人の趣味の為のライフスタイルマガジン「IN THE LIFE(イン・ザ・ライフ)」

誰もが憧れるスカG像を確立した、スカイライン史きってのヒット作。

 4代目スカイラインとなるC110系は、1972年に登場。基本的なメカニズムは先代C10系から継承しつつ、ボディサイズは若干大きくなり、装備類も豪華さを増した。"ケンとメリーのスカイライン"のキャッチコピーでセールス面では大成功を収め、このCMから、今も"ケンメリ"の愛称で親しまれている。

 様々なメーカーからキット化されたが、現在でも入手可能なものにはアオシマ(2ドアGT-X、GT-R、4ドアGT)、旧エルエス金型のマイクロエース(4ドアGT-X)、フジミ(GT-R、4ドアGT-X)がある。絶版キットで評価の高いものには、エルエス1/24の2ドア、オオタキ1/24の2ドア(ただしノーズが短いので4気筒モデルと思ったほうが相応しい)、ナガノ1/20(2ドアGT-X、のちにGT-Rに改修)などがあった。

街道レーサーよりSTREET RACERと表現したい

 アオシマのケンメリRをベースに、カリフォルニアの日本旧車イベント『JCCS』にエントリーしているクルマのようなテイストを盛り込んだ1台。ボディカラーはケンメリには珍しいサファリブラウンをチョイス。トリム類はすべてブラックアウトされて精悍な表情を実現。

 フロントグリルはアオシマのリバティウォークの4メリ用を流用している。ホイールはアメリカンレーシングのリブレを意識してタミヤのNDロードスターとオレンジウィールズのリムを加工して制作したというスクラッチ品! エンジンはタミヤのハコスカのS20をベースにOS技研TC24にモディファイ。テールはワンテール化してチェリーライトを埋め込むなど、正統派とヤンチャ派の双方を巧みにミックスして仕上げている。

◆Builder : 須藤一平
◆Base : アオシマ 1/24

ハチロクのUSDM車両にインスパイアされた個性派

 "かつてない"と表現するのにふさわしいテイストで仕上げられたケンメリ。ビルダーがインスピレーションを得たのは友人が制作したAE86の輸出仕様とのことで、イエローのボディカラーもそれに倣っている(本作品は艶消しイエローにアレンジ)。ボディの裾の部分(前後バランスパネル、サイドシル)をやトリム類をブラックアウトしたのも同様の理由だ。

 ホイールはオレンジウィールズの6スポークをチョイス。内装はダッツンコンペのステアリングやシートを装着するが、敢えて汗臭いブラックではなく、ラグジュアリーなブラウンを選んだあたりにビルダーのセンスを感じる。

◆Builder : 松原 祥
◆Base : アオシマ 1/24

ミスター・グラチャン・プラモならではの安定感

 フロントフェンダーのエッジや、ボディ下部の下方への絞り込み加工など、アオシマのヨンメリの角ばった印象を徹底的に取り除いた上で、ケンメリR用の小ぶりなオバフェンをや3分割リアスポをパテ埋め装着して抑揚あるフォルムを実現。2ドア化もスタイリッシュさを強調している。お約束のローレルウィンカー、ワイドリアビューミラー、パイオニアのスピーカー、チンチラのインテリアマットなど細部の作りこみも見せどころのひとつ。

◆Builder : 金子正信
◆Base : アオシマ 1/24

存在しないはずの4ドアGT-Rを説得力たっぷりに仕上げる

 ケンメリのGT-RはHTがわずか197台が生産されのみだが、この作品はそのケンメリRのディテールをセダンに総移植したもの。オーバーフェンダーは同じくアオシマのケンメリRから切り取ってきたものを装着。フロントグリルやリアガーニッシュも同キットからスワップしている。唯一のモディファイポイントは低く落とされた車高とワタナベホイールだが、細部まできっちり塗り分けられたボディと相まって抜群のリアリティを見せる。

◆Builder : 河地真二
◆Base : アオシマ 1/24

プロフィニッシャーならではのみなぎる清潔感

 日頃はプロフェッショナルとして、数々の模型誌にカーモデルの作例およびレポートを寄稿するビルダーが"楽しんで作った"という1台。キット本来の良さを尊重しつつ、ボディ下部の丸めこみなど要所要所で手を加えている。

 塗装の塗り分けの丹念さ、各パーツが水平垂直をキッチリキープして装着される端正な佇まいはさすがというよりほかにない。ホイールはフジミのロンシャン、フロントグリルはリバティウォークのヨンメリ用に交換済だ。ボディカラーはトミカのケンメリ2ドアの初版をイメージしたという心憎いチョイス。

◆Builder : 北澤志朗
◆Base : アオシマ 1/24

ケン・ブロックの愛機をイメージした超辛口作品

 SNSなどで動画を確認された方も多いであろう、ケン・ブロックが駆るドリフトマスタング。あの戦闘マシーン然とした雰囲気をケンメリをベースに再現しようと試みたビルダー渾身の作品。ボディをスライスして延長し、行き場の失ったタイヤを敢えて張り出させて、スクエアなオーバーフェンダーで覆った様はまさに動物が四肢を踏ん張っているかのような躍動感にあふれたもの。ゼブラ調の柄はマスキングと塗装、そこに自作デカールを合わせている。

◆Builder : 中井信弥
◆Base : アオシマ 1/24

メカ再現に重きを置いた和製プロストリート

 フジミのケンメリをベースに制作を開始するも、板シャシーに嫌気がさし、ならばと完全自作したという、パイプフレームシャシーが目を惹く。エンジンはL型のインジェクション6連スロットル仕様。リアタイヤはタミヤの1/20スケールのF1用を流用することでプロストリート感を演出している。

◆Builder : 灘波伸晃
◆Base : アオシマ 1/24

あまりにも自然なルーフスワップ、そのネタ元は?

 国産旧車を使ってアメリカで人気のプロツーリングスタイルにカスタムする、というコンセプトの元、アオシマのケンメリHTにタミヤのR34の屋根をスワップするという大技を敢行した当作品。単にルーフを載せただけではなく、ルーフラインに合わせてリアクウォーターパネルの造形を見直し、サーフィンラインの峰を立て直し、ボディ下部を下方に折り込むなどラウンド感を強めた造形センスも見事だ。大胆にコンケイブしたホイールはミニ四駆のパーツを使用するというハズシ技も面白い。

◆Builder : 上久保裕護
◆Base : アオシマ 1/24

'90年代のハイテックブームを彷彿とさせる爽やかケンメリ

 非常にシンプルだが、ケンメリの伸びやかさを巧みに強調した作品。ウィンカーやワイパー、ミラーをシェイブした上で、いかにも白人的なバドニックのスイッチブレードホイールをセット。ホイールもメッキではなく、マシーンフィニッシュ調に仕上げることでかつてのハイテックスタイルを演出。基本オリジナルだが、フロントグリルのみ、グラチャン系キットに入っているガメラ顔のローレルグリルを移植して個性を強めている。

◆Builder : 谷野亜童
◆Base : アオシマ 1/24

当時を知るものならではの抜群の説得力

 こちらも1/20作品だが、ジャンクで入手したバンダイのキットをベースに"鉄板溶接族車(当時風)"というコンセプトで仕上げたもの。ビルダー的にはバンダイのケンメリのフロントマスク違和感を覚えたため、シャークノーズとしたほか、ワークスフェンダー、リアスポイラーなどをすべて鉄板溶接で一体化させてしまったような1980年代のお目立ちマシーンを再現。ボディは自家塗装をイメージしたムラサキ一色で仕上げられている。

◆Builder : 志村五右衛門
◆Base : バンダイ 1/20

純正を装いつつボンネットをあけるとスゴイ!?

 フジミのケンメリRをストレートに仕上げた作品と思いきや、エンジンルームにはR32用のRB26エンジンが搭載されている。ホイールもTE37をセレクトし、マフラーをシングル出しの大口径とするなど、イマドキの旧車的な印象を漂わせている。公認車両らしく!? ナンバーも3ナンバーに改められるなど、説得力のある作品となっている。

◆Builder : 鷺坂典彦
◆Base : フジミ 1/24

下げに飽きたら上げてみろ

 ケンメリのプラモデルといえばシャコタンがデフォルトだが、何と極めて斬新な"アゲモノ"、しかも南米のバハ1000レース出場車両をイメージして制作されたのが当作品。

 リフトアップにあたっては、アオシマのハイラックスの足まわりを流用する。タイヤはタミヤの80系ランクル、これにレベルの'55フォード・ピックアップ用のホイールを組み合わせて、アメリカンな足元を演出している。サビと'70年代的なレタリングで仕上げられたボディも見せどころのひとつといえるだろう。

◆Builder : 天満将考
◆Base : アオシマ 1/24

媒体:modelcars tuning 3

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