2018.08.31

大人の趣味の為のライフスタイルマガジン「IN THE LIFE(イン・ザ・ライフ)」

1988年8月にプレイバック!! 『レイル・マガジン』58号とアイドルブーム

梅雨明けとアイドルブーム

 今年の夏はやたらと梅雨明けが早く、7月から連日30℃越えの暑い日が続いているが、30年前の1988(昭和63)年の夏はそれとは対照的に梅雨明けが遅く、気象庁の記録では同年7月1日~30日の東京で、気温が30度を超えた日は9日と31日の2日しかなかったようだ。

 1988(昭和63)年8月1日付けの朝日新聞朝刊の一面では「梅雨明けやっと夏が来た」という見出しで全国的な梅雨明けを報じている。記事によると、関東甲信越の梅雨明けは平年より10日ほど遅れた7月31日であり、1982(昭和57)年に次いで2番目に遅い梅雨明けの記録だとしている。なお、今年の関東甲信越の梅雨明けは、速報値で6月29日であった。

 さて、光GENJIの『パラダイス銀河』や工藤静香さんの『MUGO・ん…色っぽい』がヒットするなど、アイドル歌手ブーム真っ盛りであった1988(昭和63)年当時、その人気に便乗した「海賊版カレンダー」が各地で売り出されていた。今ではほとんどのイベントやコンサート会場が撮影禁止となっているが、当時は自由に撮影できる会場が多くあり、そこで撮影した写真を一部の撮影者らが売り捌いていた。被害金額は年間で40億円を超えていたともいわれている。

"リゾートサルーン・フェスタ"は、広島方(写真左側)からキロ59 552(元キハ58 295)+キロ89 553(元キハ28 2056)+キロ59 553(元キハ58 135)の3輌編成であった。
 ‘88.7.26 津和野 P:RM

『レイル・マガジン』58号

 1988(昭和63)年7月18日に誕生した"リゾートサルーン・フェスタ"。魚の顔をイメージした特徴的なマスクは、口にあたる部分が開閉可能で、内蔵されたスピーカーにより自己紹介をするという"喋る車輌"であった。

 種車にはキハ28・58形気動車が用いられ、「最小の投資で最大の効果を」という目標のもと、改造にはさまざまな工夫が凝らされていた。

「魚の顔」の目にあたる部分は全灯・尾灯共用のライトになっており、尾灯使用時には赤のレンズが使用された。
 ‘88.7.26 津和野 P:RM

 「恋ほどステキな新列車。」のキャッチコピーで、1988(昭和63)年8月16日にデビューしたJR東海"リゾートライナー"。名古屋と中部地方の観光地をつなぐ、新たなジョイフルトレインとして製作され、高山本線や紀勢本線などで運行されていた。

 形式車番は1号車からキロ82 801+キロ80 701+キロ80 801で、種車にはそれぞれキハ82形・キロ80形・キハ80形が使用された。しかし、老朽化などの理由から1995(平成7)年に廃車となった。

"リゾートライナー"は団体利用を考慮したつくりとなっており、バス利用を想定して、3輌編成でバス2台分の定員112名とされた。
 ’88.7.29 名古屋車両区 P:RM

 そして1988(昭和63)年7月に京浜急行電鉄から登場したのが、資材運搬用の事業用電動無蓋貨車デト10形11・12である。種車には、当時廃車となっていた京急1000形1095・1096が使用され、デト11には電動発電機や電動空気圧縮機などが、デト12にはパンタグラフや主制御器などが備えられた。

 なお、このデト11・12は2010(平成22)年5月から同年9月にかけて、京急ファインテック久里浜事業所に長期入場しており、パンタグラフを菱形からシングルアーム形に交換するなどの改造が行われた。

デト10形11・12は、無蓋電動貨車デト30形31・32の老朽化による置き換えのため計画された。
 ‘88.7.22 久里浜工場 P:RM

媒体:Rail Mgazine 421

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