2018.07.24

大人の趣味の為のライフスタイルマガジン「IN THE LIFE(イン・ザ・ライフ)」

エコノミーモデルとは一線を画すポテンシャル「1927 H-D FHAD HILL...

フランダースのハンドルや灯火類が付くが、その実1927年に約20台製造されたヒルクライム競技用のファクトリーレーサーの1台。

The Surviving Hidden Treasures Of The East. 東海岸を拠点とするクラシックバイク収集家の雄デイブ・ミネルバの ミラクルコレクションを蔵出しする。

 世界的なコレクターであるデイブ・ミネルバが、ここでお披露目するのは"Factory 3 bar Frame"と呼ばれる希少な骨格を持つ、1927年式のF-HEADレーサー。本邦初公開、以前紹介した2台に見劣りしない歴史遺産である。
 
 ヒルクライム専用設計のファクトリーレーサーと"owner:Dave Minerva"という特殊なプロフィールゆえ、同時代の市販車J系モデルと比較するまでもないが、エンジンやフレーム、外装パーツも専用設計であり、エコノミーモデルとは一線を画すポテンシャルが与えられていた。
 
 レースやイベントで活躍するこれらのレーサーを目の当たりにした往時のスピード狂が、自分の愛機にその勇姿を照らし合わせてもなんら不思議はない。ある者は走行に必要のないパーツを取り外して踏ん張りの効くポジションに変更し、またある者は外装パーツを軽快に切り落としてエンジンをホップアップした。それが"Cutdown"や"Bobjob"と呼ばれるスタイルの原点だといわれている。

 「1927年のレーサーでエンジンも2CamF-Head。西海岸でならしたオールドレーサーのKen Edmondson曰く、ワシントン州タコマでH-D ディーラーを経営していたMontie Montgomeryが当時レースに使っていた1台ということを突き止めた。彼はシアトルでH-Dディーラーを経営していたMarion Dietrickの義理の兄でもあった。

 50 年代に手に入れたLoomie Lumas が今の形に手を入れたようだが、私はこの車両をCutdownとは呼ぶべきではないと考えている。なぜならフレームはファクトリーメイドのヒルクライム専用だしエンジンだってファクトリーチューンの2Cam仕様、タンクもH-Dメイドのヒルクライマー専用。切った貼ったの改造車両ではなく、血統書付きのファクトリーレーサーだから」。

排気量61ciのF-Headだが2Cam仕様のスペシャル。ケースには"27FHAD"の打刻が確認できる。ハンドルはFlandersでヘッドライトはNation BiltのLittle。

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