2018.09.21

大人の趣味の為のライフスタイルマガジン「IN THE LIFE(イン・ザ・ライフ)」

FOCUS ON THE MARINE「ハナゴンベ」

ゴンベの名を持つ、ハナダイの仲間

 "ハナゴン"の愛称で多くのアクアリストからも親しまれるハナゴンベ。ゴンベの名を持つが、現在はハナダイ亜目に記載され、ハナゴンベ属は本種のみの1属1種となっている。が、実はもともとはゴンベ科に含まれていたことから今も「ゴンベ」の名を残している。

 体高はほかのハナダイと比べて高く、身体はやや短く寸詰まりな体型をしており、確かにハナダイよりはゴンベに近いシルエットでありながら、その体色や模様はハナダイのらしい、それなのでゴンベとハナダイの特徴を両方合わ持つことが、本種の最大の魅力ともいえるだろう。他のハナダイの仲間ほど遊泳性は高くなく、ライブロックなどにちょこんと座っている姿もゴンベ的でとても可愛い。

 伊豆大島伊南、琉球諸島などの日本近海から西部太平洋の、水深20メートル以深の珊瑚礁域に分布するので、20〜23℃程度のやや低めの水温で、明るすぎない環境が本種の適した飼育環境だろう。

 状態のよい個体を入手できれば飼育はそれほど難しい種類ではないが、導入直後は餌を食べないと痩せやすいので嗜好性の高いホワイトシュリンプなど冷凍の生餌でしっかりと体力を付けさせて人工飼料に移行したい。慣れれば餌を水槽に入れただけで水面まで勢いよく泳いで食べるようになる。

 ハナダイやゴンベ同様に同種間の(オス同士)などの混泳には注意が必要だが、他種との混泳は特に問題はなく、またサンゴに悪さをすることもないので、LPSやソフトコーラル水槽、陰日性サンゴ水槽などのタンクメイトとしても最適な種類である。

媒体:CORAL FREAKS 26

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