2018.12.13

大人の趣味の為のライフスタイルマガジン「IN THE LIFE(イン・ザ・ライフ)」

コレクションコーラルズ「アクアリスト」

圧倒的なパフォーマンスで極上のカクオオトゲキクメイシを楽しむ:杉崎卓也さん

 まるでカクオオトゲキクメイシの専門店に入ってきたのかと見間違うほどの、いや全国どこの専門店を探してもこれほどまでの数の個体を保有しているショップは見つからないかもしれない。そんな圧倒的な個体数を極上のシステムで管理するのは埼玉県在住の杉崎卓也さん。

 「好きで始めた趣味なんだからとことんこだわりたいタイプなんです」と話す杉崎さんだが、実はマリンアクアリウムのキャリアは約6年とそれほど長いわけではない。金魚のエサを買うために訪れたホームセンターで海水魚を見かけたのがきっかけだという。ミドリイシ飼育やマメスナギンチャクなどさまざまな飼育を経て、現在のカクオオトゲキクメイシコレクションに行き着いたのだという。

 ガレージだったスペースを改築して趣味の部屋を作りあげたのだという。連結させた3本の水槽のうちの2本を使用してコレクションを楽しみ、自身で1コアごとにカットしてフラグリウムとしても楽しんでいる。本号でオフ会の様子を紹介しているfacebook内で立ち上げたコミュニティーグループ、SeascapesAquarium(通称SSA)での活動にも力を入れており、全国のアクアリストたちとの交流も楽しんでいる。本誌読者でfacebookを利用している方はぜひ参加してみたらいかがだろう?

 最後にカクオオトゲキクメイシの魅力を聞いてみた。「カラーバリエーションが豊富なのはもちろん、エサへの反応も早く、きちんとした管理を行えばそれに合わせた色揚がりや成長で応えてくれるところですね」と杉崎さんは嬉しそうに教えてくれた。

カクオオトゲコレクション水槽の全景。その光景に圧倒される。

上からの眺めは絶景という言葉以外には見つからないほどに美しい。

コレクション魂を刺激する美しきLPSの水景:国分喬志さん

 もともとコレクション癖があって集めるのが大好きなんです」と満面の笑みで教えてくれたのは、神奈川県在住の国分喬志さん。アクアリウムが大好きだという父親の影響で幼少のころから常に水槽のある生活をしてきたという国分さん。

 自身のアクアリウム歴も20年以上でアジアアロワナやポリプテルス・エンドリケリーなど古代魚を中心にこれまでも楽しんできたがマリンアクアリウムのキャリアはわずか1年。釣ってきたイシダイが可愛くて水槽を立ち上げたのがきっかけだという。元々東北出身の国分さんは多くのユーザーから高い支持をえるマリンフィッシュエレファントの二瓶氏と出会い、一気にコレクション熱に目覚めてしまったのだそうだ。

 勤務先の都合で今年1月に関東へ転居することになり、それを期に現在の水槽を立ち上げ、色とりどりのサンゴをコレクションして楽しんでいる。サンゴはすべてオーストラリア産にこだわり、カクオオトゲキクメイシ、スコリミア、ナガレハナサンゴなどそれぞれのエリアを作成してレイアウトを行っている。

 管理はエレファントオリジナルのエレファンエンザイムやポリプブースターなどを規定量を日割りにして毎日添加。サンゴへの給餌もVitalisLPSペレットやリーフロイズなどを交互に毎日給餌している。やや栄養過多な管理にも思えるが立ち上げ当初はコケの発生も多く、悩まされたそうだがRO浄水器を導入してからはコケの発生は軽減して、サンゴの調子も良くなったそうだ。

 現在はそんなRO水を用いて2日に1回20リットルの換水を実践。給餌量と換水のバランスがうまく調和しているのだろう。わずか1年でここまでの水槽を作り上げてしまった国分さん、「今の水槽で飼育できるサンゴに悪さをしない魚を集めたい」、「クイーンエンゼルが好きなので海水魚をメインにした水槽も立ち上げたい」とそのアクアリウム熱は熱くなるばかりだ。

シンプルでメンテナンスもしやすいサンプ内。スキマーはHS400。

まるでスコリミアのような色彩と形状をしたハナガタサンゴ。

ベテランアクアリストを魅了するコレクションコーラルの魅力:関戸 誠さん

 すべてのサンゴをオーストラリア産にこだわってコレクションを楽しんでいる福島県在住の関戸誠さん。マリンアクアリウムのキャリアはまだ3年と浅いがアジアアロワナやディスカスなど数多くのアクアリウムを楽しんできたアクアリウム歴は30年のベテランアクアリストである。

 そんな関戸さんが現在もっとも熱心に楽しんでいるのがオーストラリア産のLPSを中心にコレクションを楽しむ今回の水槽である。スコリミアやウィスカーズコーラル、ナガレハナサンゴ、ハナガタサンゴなど、その種類も豊富でそんな水槽を泳ぐデバスズメやヨスジリュウキュウスズメダイとの観賞的な相性もよく、雄大な海を連想させるアクアリウムに仕上がっている。

 管理は添加剤はヨウ素(JODミックス)のみを毎日添加、サンゴへの給餌は特別行っていないという。水換えは週に1回60リットルと2週に1回100リットルを交互にRO水を用いて行っているが非常に透明感の高い飼育水が印象的な水槽である。アジアアロワナやディスカスと比べてのサンゴの魅力は「幻想的で、コレクションする楽しみを教えてくれるところ」だと話す関戸さん。

 さまざまなアクアリウムを楽しんできたベテランアクアリストをも魅了する大きな魅力がコレクションコーラルたちには備わっているのだろう。取材時にはまだ中身のない水槽の姿も確認、確認してみるとオーストラリア産のミドリイシ水槽にも挑戦していきたいのだという。今度はミドリイシユーザー取材として関戸さんの水槽を取材に訪れる日もそう遠くない将来なのかもしれない。

横からの水景。正面からとは違う躍動感あふれる世界が広がっている。

関戸さんのお気に入りのひとつのコハナガタサンゴ。もちろんオーストラリア産。

アクアリウム新米家族のコレクションコーラル奮闘記:中西政人さん・奈々さん

 なんの知識もなく、海水水槽を立ち上げてしまい最初は食塩を水で溶かして魚を飼育していました」といきなり衝撃的な告白をしてくれたのは北海道在住の中西政人さんファミリー。

塩分比重はお仕事が土木関係のため、高精度の比重計やボーメ計を持っており、海水の塩分濃度も知っていたそうで食塩を溶かして比重を合わせた海水で釣ってきたコアジを飼育したのがきっかけなんだという。コアジはすぐに亡くなってしまったものの、せっかく始めた水槽を維持したいと食塩水海水水槽のまま、足繁なく近所のホームセンターの海水魚売り場に通ってはカクレクマノミやサンゴ(クダサンゴだったそうだ)にまで手を出してはすぐに殺してしまうという日々を過ごしていたそうだ。

 インターネットなどで情報収集をはじめ、ようやく飼育の間違いに気づいた中西さんはオークションサイトで現在のオーバーフロー水槽を購入、人工海水や各種器具類も揃え、スタートラインに立ったのが2月(取材の前月)なのだそうだ。札幌市内の人気店森羅万象の存在を知った中西さんファミリーは早速出向き、そこで奥様の奈々さんがスコリミアにひとめぼれしたことで現在に至るのだという。

 ほんの数か月前までは食塩水で飼育をしていた二人がわずかな期間でコレクション水槽を楽しむほど夢中になってしまった証拠ともいえるだろう。話を聞いていても専門用語が飛び交い、当初の立ち上げ話しも笑い話に風化してしまうくらいに、いかに二人が熱心に調べているのかがよくわかる。取材時にはまだ立ち上げて間もない影響もあり、ライブロックには茶ゴケも多いものの、夫婦二人三脚で楽しむ水槽には明るい未来が待っていることは間違いないだろう。

お洒落なリビングに設置された2本の水槽。これからの行方も楽しみだ。

カクオオトゲキクメイシもコレクション。すべてオーストラリア産の個体。

ミドリイシとコレクションコーラルの共存を満喫:守山良孝さん・陽子さん

 アクアリウムを趣味として楽しむアクアリストであれば誰しもが憧れるリビングを望む、壁に埋め込まれた埋め込み水槽。そんな憧れの水景を手にした大阪府在住の宇山良孝さん。

 淡水の小型エビ、レッドビーシュリンプや釣り、カメラと多くの趣味をセンスよくこなす趣味人でもある。約7年もの間、マリンアクアリウムは楽しんできたが新居の完成と同時に2017年9月に立ちあげた現在の水槽では右サイドにスコリミアやアザミハナガタサンゴ、オオバナサンゴなど今回の主役であるコレクションコーラルを配置、左サイドには各種ミドリイシを配置して立体的な水景を作り上げており、埋め込み水槽に負けず劣らずの素敵なスタイルを築き上げている。

 水換えは週に1回50リットルをRO水で換水、添加剤はミドリイシの色揚げを目指して各種ゼオビットの添加剤を使用、とくにLPSたちの状態に問題はないそうだ。いずれはゼオビットリアクターへの移行も視野に入れながら現在のシステムを安定させているのだという。水槽の裏側が水槽専用の管理部屋となっており、ディスプレイされた植物や数々の宇山さんの宝物たち。そのディスプレイに宇山さんの高いセンスを窺わせる。

 海水魚もハナダイ、ハギ、ジョーフィッシュ、ベラなどの各種を数多く飼育しており、コレクションLPS,ミドリイシ、海水魚と多くのアクアリストが憧れる見事なコラボレーションを実現させているのもそうした宇山さんのセンスによるところが多いのだろう。

水槽の全景。右サイドと左サイドでそれぞれ違った水景を楽しむことができる。

宇山さんの秘密基地ともいえるバックヤード。男心をくすぐるアイテムが多い。

カメラ:佐々木浩之 Hiroyuki Sasaki
テキスト:鶴田賢二 Kenji Tsuruta
媒体:CORAL FREAKS 26

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